理学療法士の平均年収について調べてきましたのでご紹介します。
参考»賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
理学療法士の平均年収は409万円
理学療法士の平均年収は約409万円と言われています。
厚生労働省によると、理学療法士の平均年収は以下の通りだそうです。
- 平均年収:409万600円
- 男性の平均年収:412万4600円
- 女性の平均年収:396万6700円
- 手当含めた月給平均:約28万円
一般的な会社員と理学療法士の給与の差
国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の給与所得者全体の平均年収は約436万円だそう。
理学療法士の平均は409万円なので、一般的な会社員に比べて27万円も低いことになります。
1ヶ月分の給与くらい違うんですね。
理学療法士の年代別平均年収
- 25歳以下:328万円
- 30歳以下:395万円
- 35歳以下:426万円
- 40歳以下:461万円
- 45歳以下:494万円
- 50歳以下:531万円
あくまで参考程度ですが、年代が上がるごとに給与は増えていきます。
新卒の給与・年収
20代の理学療法士の平均年収は354万円だそうです。
初任給の手取り額は18万4,000円程度が平均的です。
30代の給与・年収
30代の理学療法士の平均年収は418万円だそうです。
30代の手取り額は22万8,000円程度が平均的です。
40代の給与・年収
40代の理学療法士の平均年収は480万円だそうです。
40代の手取り額は25万6,000円程度が平均的です。
50代の給与・年収
50代の理学療法士の平均年収は537万円だそうです。
50代の手取り額は29万1,000円程度が平均的です。
自分の年収がわからない場合、年末に職場から発行される源泉徴収票を確認すれば年収がわかります。
Aの部分の数字が年収です。
Bが給与所得控除後の金額、Cが所得控除の額の合計額、Dが1年間で徴収した所得税の合計額です
職場による給与の違い
※実際に職場ごとに年収が発表されている文献は無かったため、レバウェルリハビリとPT・OT・ST WORKERで求人を検索し、5件程度の病院を平均化した数値を出しています。
その際、求人票にのっている給与をそのまま反映しているため、経験年数は考慮しておりません。
また、22~25万円などの記載がある場合、少ない方の金額を採用しています。
- 急性期病院:22万6666円/339万9992円
- 回復期病院:23万5000円/362万円
- 療養病院:26万3000円/387万6000円
- 大学病院:25万262円/394万8144円
- 整形外科クリニック:26万6600円/319万9242円
- 老人介護保険施設:24万1900円/324万6200円
- デイケア、サービス:24万6000円/363万2000円
- 訪問リハビリ:24万7200円/361万2200円
施設別の年収や特徴についてはこちら»の記事をご参照ください。
都道府県ごとの給与の違い
年収には地域差があります。
同じ仕事でも大きく稼げる地域と、そうでない地域があるようです。
- 東京都:447万7200円
- 神奈川県:438万9000円
- 埼玉県:430万1600円
- 奈良県:427万4000円
- 千葉県:424万8000円
【参考|PT・OT・ST WORKER】
- 秋田県:337万5500円
- 長崎県:337万8000円
- 島根県:344万2000円
- 宮崎県:356万円
- 熊本県:359万9000円
【参考|PT・OT・ST WORKER】
理学療法士の特別手当
理学療法士には基本給以外にも特別手当があります。
- 主任:約2万円
- 係長:約4万円
- 課長:約6万円
- 認定理学療法士
- 呼吸認定療法士
- 各5,000~10,000円
理学療法士の特別手当についてはこちらの記事»で詳しく解説しています。
理学療法士のボーナス
ボーナスは仕事内容や職場によってかなり違います。
- 大学講師…約140万円
- 公務員…約110万円
- 大学病院…約110万円
- 整形外科クリニック…約40万円
- 訪問リハビリ…約50万円
- 老人保健施設…約50万円
ちなみに1年目の夏のボーナスはありません。
ボーナスについての詳しい情報はこちらの記事で詳しく説明しています。
年収をアップさせる方法
理学療法士が年収をアップさせる方法は3つあります。
- 今の職場で昇給する
- 今の職場で昇進する
- 転職して年収を増やす
どれを選択しても年収がグッとアップします。
今の職場で昇給する方法
今の職場で昇給する方法は簡単です。
- 昇給のある職場に勤める
- 1年以上勤め上げる
上記を満たしていれば4月(5月の給与)から昇給します。
今の職場で昇進する方法
昇進する方法は、以下の4つを満たしておく必要があります。
- 目標設定における達成度を上げる(PDCチェックなど)
- 資格を取得する
- 勤続年数を稼ぐ
- 上司からの推薦をもらう
昇進すれば以下の要領で給与が上がります。
- 主任:約2万円
- 係長:約4万円
- 課長:約6万円
転職して年収を増やす方法
転職して年収を増やす方法は簡単です。
- 自分の年収を知る
- その年収以上の年収がもらえる求人に応募する
この2点です。
ボーナスも考えると、1回の転職で年収100万アップさせることも可能です。
年収が100万円上がると、生活の質は本当に爆上がりするのでお勧めです。
昇給・昇進・転職など年収をアップさせるための詳しい方法はこちらの記事»をご覧ください。
理学療法士が稼ぐ方法
理学療法士が稼げる金額は、おおよそ年収600万程度までと思われます。
大学教授や独立開業などすれば600万円以上稼ぐことも可能ですが、あまり現実的ではないので、ここでは年収600万円を目指す働き方をご紹介します。
病院勤務の場合
病院や整形外科クリニックの平均年収は300~400万円程度です。
一般的な病院ではなかなか600万円という年収を得ることは難しいのですが、長く勤めて管理職になれば年収600万円は見えてきます。
また、大きな母体の病院であれば、比較的給与も良いので年収600万円は目指せるでしょう。
詳しくは»ここで働けば勝ち組!クソデカ運営母体一覧の記事をご参照ください。
また、さらに詳しい勝ち組施設をお探しの場合は»理学療法士でも30代で年収500~600万円!?大企業が運営する企業立病院一覧 をご参照ください。
訪問リハビリの場合
訪問リハビリは独特の給与体制で、一定件数以上の訪問件数を超えると手当がつくインセンティブ制度があります。
例えば1ヶ月80件以上訪問した場合、81件目から手当がつきます。
その額は1件あたり3,000〜4,000円なので、月100件訪問すれば6〜8万円の手当が入ります。
月100件と聞くと多いと感じるかもしれませんが、月20日勤務なら1日5件の訪問なので十分届く範囲です。
地域によっては、年収650万円を超える場合もあります。
稼ぐとしたら訪問リハが一番です。
訪問リハビリの働き方についてはこちらの記事»で詳しく解説しています。
年収の高い求人を探す方法
年収が高い求人を探すには転職サイトを活用するのが最も効率的で簡単です。
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特にレバウェルリハビリとPT・OT・ST WORKERは評判もよく満足度も高いサイトです。
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