この記事はサイトの運営者/プレコの転職体験談(前編)です。
新人~1回目の転職で90万円給料がアップしたけど、なんか違和感を感じ始めてしまう…
1回目の転職で感じた違和感を無くすために2回目の転職を開始!
年収がさらに80万円上がった本気の転職体験談(後編)はこちらからどうぞ

ぼくの転職体験談です。
25歳から今までの仕事と生活で体験してきた『悲惨さ』と『喜び』を表現しています。
全編の文字数は7263文字!
普通に読むと8分くらいかかります。
ちょっと読んでられないな…という方は要約を読んで理解してください。
【要約】
- 理学療法士になりたての25歳。ブラック企業で年収300万円をいただく
- ブラック病院&ダメ病院だったので26歳の時に潰れる。それを期に転職(1回目)
- 整形外科(ややブラック)に入職。年収が90万円上がる。
- 休みが少ないのと、年収が平均に届かないので29歳の時に意を決して転職(2回目)
- 転職サイト(PTOT人材バンク
)を利用して新しい職場を探す。
- 一般病院(ホワイト)に入職。年収がさらに80万円上がり、休みも20日増える
- 今の職場で満足なの?我慢しないで転職しようよ!
という話。
要約を読んで満足したら次の記事へどうぞ
▼転職をぼんやり考え始めた人向け▼

▼転職に失敗したくない人向け▼



▼転職サイトに興味を持っている人向け▼



もくじから好きな所へも飛べます
プロローグ/仕事の報酬に満足していないキミへ
いま病院で医療職として働いている方は転職を考えたことはありますか?
年収が上がらない、給料が低いと悩んでるあなたは、そのままで良いのでしょうか。
アルバイト?ノンノン。
時給1,800円のバイトで年収69万円アップ!
凄いじゃん!と、思うかもしれませんが、69万円稼ぐのに年間48日も休みを失っていることを忘れてはいけません。
月に8日休みなら、そのうちの4日を返上して仕事をしなければなりません。
これって結構きついですよね。


当サイトでも副業を推奨していますが、あくまで『短期的』なもの。長期的にバイトをするのはやっぱりシンドイ!(現在バイト3年目)
▼時給2000円のアルバイトに興味ある?▼

では、どうやって年収を上げるのか?
というと
- 『昇給』
- 『転職』
しか方法はありません。
昇給すれば、月に1万円~3万円の手当が付きます。年に16~48万円の収入アップは魅力的ですよね。
▼昇給で得られることまとめました▼



でも昇給は、自分がやろうと思ってもなかなかできません。
でも転職ならできるのでは?
ここではぼくが実際に転職をしてきたヒストリーを記録しています。
もちろん、成功体験もありますし、失敗体験もあります。
でも、これを読めば
- 何が失敗で
- 何が成功か
それがわかります。
失敗しない秘訣は、失敗を知ること
このぼくの失敗体験を知る事で、あなたの転職での失敗する確率がグンと減ります。
すなわち、成功する確率もグンと上がるということです。
難しいことは全くなく、ただこの記事の『ぼくの失敗談と成功談を読むだけ』です。
どうです?
できそうな気がしてきませんか?
実際に、ぼくも職場の給料に悩んでいて、転職を2回しました。
理学療法士は稼げていたのはひと昔前の時代で、今はほとんど稼げません。
しかし、稼ぐ方法はあります。
稼ぐ理学療法士に必要なものは『キャリア』です。
キャリアといっても、学会で発表したり経験年数が10年あるとかではありません。
いや、実際にできました。
ぼくが転職を2回することで、コンビニでお弁当も買えず、患者さんにご飯をご馳走になっていた極貧時代から月に何度も外食し、クルマとバイクを乗り回せるようになりました。
収入が上がれば生活の質も上がります。


患者のQOLより、自分のQOLを上げる方が優先順位は上じゃないかな?
そんな、私が2度の転職をしてきた軌跡をお話します。
ぼくの不満は3つ
- お金
- 休み
- 拘束時間
言いたいことはただ一つ。
今の職場に不満があるなら転職したほうがずっといいですよ!
給料が安い!PTとして就職1年目で転職を考える
国家試験も無事に通り、新人として整形外科に入職した私は、物理療法やマッサージなどをしながら個人経営の整形外科クリニックで働いていました。


オシャレなクリニックで患者も少ないからラクでいいわ
客足はそこまで多くなく、1日40~60人、多くて80人前後の来院があったと思います。
来院した患者さんの氏名を手書きでノートに記入し、チェックしてたぐらいですから、結構暇でしたね。
業務内容は
- 物理療法
- マッサージ
- リハ室の掃除
と、大したことはやっていませんでした。
治療といえばOAの高齢者や肩こりのあるOLがメインで、大腿骨頚部骨折術後のリハなんかはありません。
どちらかというと優雅に雑誌を読みながらマイクロやウォーターベッドを実施し、若い男性セラピスト(私の事です)にマッサージを受けて帰る、といった、治療院というよりリフレクソロジーに近い?


外車に乗って来院して僕のマッサージを受けて帰る人もいたよ
16時にはなぜかコーヒータイムがあり、殺伐とした雰囲気は皆無でしたね。
仕事は忙しくないけど薄給…理学療法士1年目の実際の生活とは?
・総支給額:20万円
・手取り:17万円程度
・木・日休み(108日/年)
・8:30~18:30勤務(8時間)
・年収:310万円
なんともブルジョワなクリニックでしたが、それに反して給料はかなり少なかったです。


院長が全部持っていってたのかもしれん
いや、ただ単に患者数が少なかっただけでしょう。
それで17万円の収入。
1人暮らしで車も所有していた私は、ちょっと厳しい生活を余儀なくされていました。
- 欲しいものは買えない
- 食べたいものは食べられない
- クルマのガソリンも満タンで入れられない
- 服はいつも同じ
この頃はスーパーで買ってきた冷凍食品をマイクロ波で温めて食べているという医療従事者と思えない生活をしていました。(職場にレンジは無い)


そんなに痩せて…これでも食べなさい


ありがとうございます!
時に見かねたお金持ちの患者さんが私にハンバーガーを差し入れしてくるという状況。


ガスや水道代も払えなくなってきた。このままでは死んでしまう…
携帯電話は親の口座から引き落とされているので大丈夫でしたが、水道、ガスは止められてしまい親元に請求書が届く始末。


こんな稼げない仕事を続けても意味があるのか?
と思い始めた頃でもあります。
やっと手に入れた車も維持できず、売ってしまいました。
これは悲しかったですね。
業績不振で勤めていた整形外科クリニックがつぶれてしまう
クリニックは日に200人程度来なければ儲かりません。それが、このクリニックでは80人程度。
その人数に物理療法や介入をしても、たかが知れています。


これ…アカン奴やろ。ボーナスも出ないし…
ちょっとさすがに厳しいと感じた私は、転職活動をするのですが、そんな事をしている間にクリニックは経営不振で潰れてしまいました。


唐突なクビ宣告!マジか!
クリニックが儲かってないのであたりまえですね。
卒業間近になると掲示板に張り出される求人のあの紙です。
こんなクリニックを学校が推薦するとは…学校もとんでもねーな!
しかし、潰れてしまったのは仕方ありません。
これをチャンスとばかりに、転職活動を開始します。


病院がつぶれるとかマジか…でも転職のいいチャンスかもしれない!
1年くらいしか働いていませんでしたが、給与ベースで考えると年収は310万円程度。
そんな職場に(意図してないが)見切りをつけ、新たな職探しをしました。
とはいえ、まだ私は理学療法士になって1年未満…ちまたでは3年以上勤めてからの転職が望ましいと言われており、転職にいささか不安がありました。


1年目を雇ってくれるとこなんてあるのかな?根性なしと思われたらいやだな
果たして、資格を取って1年未満の理学療法士を雇用してくれる所はあるのでしょうか?
もちろん大丈夫!
▼1年目だけど仕事がしんどい!と思ったら読んで欲しい▼


理学療法士1年目(職歴8か月)だけど転職で90万円の大幅給与アップ!
理学療法士は1年目でも転職は容易です。
どんな理由であれ就職先はまだたくさんありますし、1年目だからって悲観する必要もありません。
- 1年目で仕事を辞めたダメな奴
そう思われるか内心不安でしたが、特にそのようなことはないようです。
理学療法士1年目で転職した体験談の寄稿も頂きましたので、興味があればご覧ください。
▼新人の転職体験談がこちら▼



クリニックがつぶれてしまい、転職を余儀なくされた私はまた整形外科クリニックに就職します。
この時、私は整形外科でしか働けない、と謎の固定観念があったので整形外科しか探していませんでした。
また、前職が整形外科クリニックだったという事が、この思考に拍車をかけたのかもしれません。
そんなことないんですけどね。まだ若かったもので。
このクリニックは、近所のクリニックのサイトを見て求人が無いか探したり、インターネットで探したり、ハローワークに出向いて探しました。
整形外科クリニックの面接では
- 整形外科で働いていたという経験
- クリニックが勝手に潰れた(自分が嫌で辞めて転職したわけではない)
という二刀流を武器に、あっさりと転職は成功します。
なぜなら、人の入れ替わりが激しいから。
整形外科クリニックは、比較的ブラック寄りの職場ではないかと思っています。


ぼくはもう整形外科クリニックで働くことはないでしょう。
1度目の転職:整形外科クリニックの収入とその後の生活
新しいクリニックは、お給料で選びました。


お金でしか選ばなかった。これが失敗!
見学に行った時に、すでに働いている理学療法士が


ここは給料もいいです
と言っていたのを信じて入職しました。
結果的に、年収90万円も上がるというどえらい事になったのです。
・総支給27万円
・手取り25万円
・木・日休み
・8:30~19:00勤務
・年間休日102日
・年収:400万円
理学療法士として働いて1年目ですが、この転職で給料が月々8万円も上がりました!


たった8か月しか経験が無いのに月に6万円もアップ!やっほー!
よく経験は3年積んだ方がいい、という話も聞きますが、そんなことはありません。
ちょっとでも経験があれば給与は上がります。1年目もどんどん転職していいのではないでしょうか?
▼1年目だけど仕事がしんどい!と思ったら読んで欲しい▼


大丈夫。理学療法士はまだまだ働ける資格です。
どの施設を受けてもほぼ受かります!
この時の年収は400万円ちかくまで上がりました。あの貧乏生活の時代から+90万円!すごい!
年収が90万円上がって生活はどう変わったか?
仕事をして1年目で転職し、年収は90万円上がりました。
それで得られたものが
- 車を買った
- 貯金を毎月5万円できるようになった
- コンビニの弁当を買えるようになった
これはデカいです。
増えた収入は貯金に回していたため、生活自体はコンビニでお弁当が買える程度になっただけで劇的に変化はありませんでした。


余裕のある生活にはまだまだ遠いなぁ
貯金をしているとはいえ、手元にお金はあまりなくスーパーで1kg500円のパスタを買って塩とニンニクで味付けして食べるような食生活をしていました。


1kgの業務用ポテトサラダを買ったら死ぬほどまずかったので、ソースで味付けして無理やり食べたのはいい思い出
この時、同僚と話した言葉は今でも覚えています。
ぼく:せめて仕事帰りにお金を心配しないで一緒に食事をできる程度にはなりたいよね。
同僚:『金無いから』、で断るのはいやっすね。
年収が90万円上がったというのは本当に凄い事です。
時給1800円のアルバイトを48日続けて得られる金額、69万円より多いですからね。
しかし、周りと比べるとその90万円がプラスされたとしても、まだ給料は低いということを実感させられます。
- 私の年収400万円
- サラリーマンの平均年収450万円
この差はどうしても埋めたい、そう考えるようになりました。
その為には、ここで働いていてはいけない。
そう思うようにもなっていきました。
2年働いた所で転職に失敗したと気づく:整形外科クリニックで働きたくない
しばらく働いていると、徐々に整形外科クリニックの嫌な所が目に付いてきます。
職場の風通りも悪く、なんとなく居心地が悪い。
そして、有給はとれないくせに『夏季休暇』と称して有給2日使って3連休が貰えるという謎システム。
夜19時を過ぎても終わらない業務。
ボーナスは年間で20万円(基本給の0.5か月×2回)という微妙さにも気づきました。


あれ?なんかこの職場、あまり楽しくないぞ
お金だけを目的に転職をしたぼくは
- 職場の雰囲気
- 休みの取り方
- 仕事時間
といったことに目が届いていませんでした。
しかも、給料も良いと思っていたところ、よくよく調べると同年代の平均年収に届いていない!


前回が低すぎて、給料がいいと思い込んでたけど違ったんだよ
そういった理由から、転職活動をしていくことになります。
いくら90万円も年収が上がったとしても、生活の質はあまり変わらなかった事
そして、周囲の同年代よりも自分の給料が低いという事がわかった
というのが主な原因。
平均年収に届いていないので、いい生活をするにはちょっと苦しかったんです(首都圏に住んでいたというのも出費がかさむ原因だった)


欲しいものはそこまで多くないけど、全体的な生活水準を上げたいな
例えば、家に帰って夕食が無い事に気づいたら、家の近く(徒歩2分)の定食屋に入るのを諦めてコンビニ(徒歩5分)にカップ麺を買いに行く。
でも値段が高いためドラッグストア(徒歩9分)にラーメンを買いに行く、というような
という図式を何とかしたかったのかもしれません。
さらに、整形外科特有の『19時まで営業』が本当に嫌で、17時に帰ってる友人の話を聞くとすごく羨ましかったんです。
- なんで家につくのが20時過ぎなきゃいかんのだ?
- また朝は7時に仕事に出かけなきゃダメ
家に居ても何もできないんですよね。


もう辞めたろ!なんか楽しくないし、こんな遅くまで仕事はしたくない!
年収が上がったとは言えサラリーマンの平均年収の450万円に届いてないじゃないか!
サラリーマンの平均年収はだいたい430~450万円程度です。


年収をなんとかして450万円に乗せたい!
その一心で転職活動を開始します。
生活する上で、必要な物はやはりお金なのだということを再認識した時期でもあります。
『好き』だけではやっていけないという現実も、実際にあるのです。
▼お金より休みが欲しい!という方はこちら▼



▼いやいや、職場の雰囲気でしょ!という方はこちら▼




2回目の転職活動をするにあたり、ぼくが活用したものが2つあります。
- イメージを膨らませるためのテンプレートシート
- 転職サイトに相談する
結果的に
- 年収→さらに80万円アップ
- 19時まで勤務→17時まで勤務
- 電車で30分→バイクで5分
という職場に転職できるようになりました。
そんなぼくの転職体験談その②はこちらからどうぞ
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知りたい!理学療法士のお金の疑問!PTの仕事で生活していけるの?年収アップの方法など>>>


