【論文対策】読みやすい文章を書くために必須「PREP法」をマスターせよ

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  • 文章を書くのが苦手だ
  • 相手にうまく自分の思いが伝わらない

そんな悩みを解決する内容となっています。

 

理学療法士も7年を超えると、論文を書いたり学会発表をする機会が出てくるのではないでしょうか。

私も、脳卒中カンファレンスという医師と合同に会する学会で発表した経験があります。

 

その時、何を重要視するのかというと「相手に伝える」ということ。

実際に症例や手技、エビデンスを分かりやすく、確実に伝える事がとても重要なんです。

 

会話でも文章でも、「伝わる文章構成」というものが存在し、その構成で話したり書いたりすると相手にズバッと自分の思いが伝わります。

 

今回は、その「自分の思いを100%相手に伝える方法」である「PREP法(プレップ方)」について紹介します。

この技術を用いれば、学会発表も論文発表も問題なし!

 

伝える文章は冒頭に理科らを入れる!PREP法の良い所

伝わりやすい書き方

PREP法は文章や話の流れを

 

  • P=Point(結論)
  • R=Reason(理由)
  • E=Example(事例、具体例)
  • P=Point(結論を繰り返す)

 

の順番で構成する方法。

この順番で話したり、文章を構成すると聞き手に伝わりやすくなります。

 

その理由が「結論が最初に述べられている」という点にあります。

結論が最初に述べられると、聞き手は今から話そうとしている内容を大まかに理解することができるので、理解度がかなり上がるんです。

 

PREP法は相手に「強く印象付ける」ことができる!

人間は相手のことを理解する70%の部分を「第一印象」で決めています。

 

つまりあなたの「印象」は出会ってすぐに70%は固定化されているということ。

だから最初に結論を述べるPREP法は、第一印象に相当する「文頭」に最も伝えたい内容を持ってくることで相手に強く印象付けることができます。

 

ダラダラと結論に至るまでのプロセスを紹介するより、PREP法で結論から述べてしまったほうがより共感を生み、聞き手も話を理解しやすくなります。

 

 

PREP法で論文を書く時の具体例

それでは、PREP法の具体例を紹介します。

  • 肥満と膝関節症について

をPREP法で書いてみましょう。

 

肥満と変形性関節症の関連性ついて「PREP法」

【結論】
肥満は世界規模の問題でありBMIが25を超える肥満者 は、男性 31.3%,女性20.6%と報告されている。

その多くは変形性関節症を有しており、変形性膝関節症によってさらに肥満を増大させている。

食事療法や疼痛を考慮した運動プログラムを実施することで、運動機能や疼痛の程度にも 改善が見られる。

 

【理由】

肥満と変形性関節症などを合併した場合、運動に消極的になり、身体活動が低下し、不活動によるエネ ルギー消費量減少や運動機能低下が起こって肥満を助長する。

変形性関節症の治療は運動療法と薬物療法であり、運動療法では有酸素運動やレジスタンス運動が推奨される。しかし疼痛が運動の 阻害要因であることから、運動療法は困難なことも多い。

 

【具体例】

ある症例では、80.1kgから73.2kgまで減量して半年ほど体重を維持した。しかし徐々にリバウンド。さらに体重増加とともに膝関節の疼痛が悪化し、業務にも支障が出るよ うになった。

体重は82.4kgとなり、肥満症進行による心血管代謝リスクの上昇や骨関節疾患の増悪も懸念された。

 

【結論】

運動器疼痛を呈する患者は運動の実践に消極的になりがちだ。

食事療法や疼痛を考慮した運動プログラムの実践により、運動機能や疼痛の程度にも 改善が見られた。

 

実際にはもっと事細かに書いていくのですが、流れとしてはこんな感じです。

PREP法を使えば、ある程度の論文は分かりやすく書けると思います。

【番外】履歴書の志望動機を「PREP法」で書く

PREP法は論文以外にも役に立ちます。

LINEや業務メールでもそうですし、なんなら履歴書だってPREP法を用いれば読みやすく、かつ採用されやすい文章を書くことができるんです。

 

【結論】
私が御社志望した理由は「スポーツ整形」に力を入れているからです。

 

【理由】
日本整形外科学会では「運動器不安定症の予防」として運動を進めていますが、痛みやケガなどで運動をしたくてもできない方が多くいるというのを聞きました。
そのような人たりの手助けになればと思っています。

 

【具体例】
実際に私はスポーツジムでアルバイトをしていましたが、運動をするためには健康でないといけないという事実を目の当たりにしました。
運動をするから健康になるのではありません。

 

【結論】
ですので、「運動をしたくてもできない人」や「スポーツで怪我をして運動できない人」に寄り添い、運動する喜びをもう一度味わう手助けをしたいと考え、「スポーツ整形」に力を入れている御社を志望いたしました。

 

詳しい志望動機の書き方は「学生指導者が伝授!採用される理学療法士(PT)の「志望動機」簡単な書き方>>>」をご参照ください

【転職・就職】理学療法士の履歴書「志望動機」の簡単な書き方のコツ
PTの就職や転職に必須な履歴書ですが、その中でも志望動機の書き方に四苦八苦する人も多いのでは?学生指導を担当者が教える、簡単に書けて採用されやすい志望動機の書き方をお教えします!

 

いかがでしょう?

かなり読みやすく、分かりやすい文章構成になっていると思いませんか?

 

このように結論を2回、冒頭と文末に持ってくることで理解しやすいですし、伝える方も途中で話が変わってきてしまうといったミスが少なくなります。

 

自分の思いを100%「簡潔に伝える」方法が「PREP法」

自分の思いを100%相手に伝えるためには、簡潔の要点を絞り込まなければなりません。

ダラダラと続く文章は心に響かないということを知ってください。

だからこそ、要点は先に持ってくるべきです。

 

「PREP法」を意識して使えば、あなたの伝えたいことが「簡単に」「素早く」「100%」伝わるようになります。

 

  • P=Point(結論)
  • R=Reason(理由)
  • E=Example(事例、具体例)
  • P=Point(結論を繰り返す)

 

この文章構成をぜひ意識して、相手に伝わる文章を作っていきましょう!

 

この文章の書き方を学ぶと、話術も上がります。

面接でも役に立つので、ぜひ修得してみてくださいね!

 

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