理学療法士として働いている人でも、副業をしている人が増えています。
給料面などの不満からバイトをしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
ここでは、理学療法士が副業をするメリットとデメリット、そして副業をする際の「バイト先の選び方」をお伝えしていきます。
理学療法士が副業をするメリット
収入アップで生活が楽になる
理学療法士が副業をすることで、収入アップが見込めます。
一般的な理学療法士の平均年収は407万円で、平均手取り額は23万円くらい。
月に2日程度、副業をすることで年収60万円・手取り額5万円程度のアップが見込めます。
月に自由に使えるお金が5万円増えると、かなり生活は楽になります。
私も毎月数万円の副業収入があるのですが、趣味の車やお酒に気兼ねなくお金を使えるので非常にありがたいです。
また、その副業のお金をiDeCoや積み立てニーサなどの投資に回すことで、さらにお金を稼ぐことも可能。
実際に私はこのままiDeCoで投資を続ければ65歳時点で1,000万円以上のお金を受け取れる計算になるので、副業したお金を投資に回すというのも良い選択肢だと思います。

仕事の視野が広がる
副業をすることで別の職場の業務を経験することができます。
そうすることで、新しい知識を得たり今まで気付かなかったことに気付けたり良い効果を生み出します。
例えば、病院勤務の方が訪問リハビリのバイトをすることで、在宅に復帰した人たちの生活を垣間見ることが出来ます。
また、医療保険制度だけでなく、介護保険制度を学ぶ場にもなります。
副業をすることで新しい知識が増え、スキルアップするので修行の場としてもお勧めです。
転職のチャンスができる
副業で新しい仕事を経験することで、今まで知りえなかった仕事をしることでその分野に興味を持つことがあります。
今の仕事よりもより興味のある分野に転職する意欲が生まれ、さらなるモチベーションアップにつながります。
また、副業をすることであなたの才能を買われ、副業先に転職するチャンスが巡ってくる可能性もあります。
実際に私も訪問リハビリの副業をしていたときに社長から年収510万円で入職を促されたことがあります。
その時は断ってしまいましたが、そういった出会いがあるのも副業ならではです。
理学療法士が副業をするデメリット
精神的・肉体的にも負担が増える
副業をするのは基本的に『休日』にすることになります。
ですので、副業をするには休日を潰す覚悟が必要です。
月10日のお休みの内、2日程度を副業に消費していることになります。
これがなかなかシンドイ。
週に1回とは言え、休日に仕事をするというのは大変です。
副業をするなら、休みが多少削られる覚悟を持ちましょう。
もちろん、身体的にも少しキツイです。
月に5万円稼ぐか、休みを取るか。
どちらがいいかしっかりと考えて行動することをおすすめします。
本業に支障が出る恐れがある
基本的には副業のほうが稼げます。
時給3,000円くらいなので、8時間働けば24,000円にもなりますから。
その結果、本業に支障が出てしまう可能性もあります。
稼げない本業に身が入らなかったり、モチベーションが低下してしまう恐れもあります。
結果的に、本業の仕事の評価が下がってしまうこともあるので、あまり副業にのめりこみすぎないようにしたいですね。
職場にバレる可能性がある
副業をすると職場にバレる可能性があります。
副業禁止の職場にバレると、人事に呼び出されて事情を聴かれたりしてちょっと面倒です。
もちろん、許可を取ればOKなのですが、たいていコッソリやってますよね。
職場にバレる原因は
- 収入が増えたことで所得税が上がってバレる
- 友人に話してしまい、そこからバレる
- SNSにアップしてバレる
などがあります。
十分ご注意を。
職場にバレないためには確定申告をキチンとすることです。
その方法はこちらの記事をご参照ください。



理学療法士が副業を始めるときの注意点
職場が副業OKか確認する
副業を始める前に、まずは職場が副業がOKか、禁止なのかを知っておきましょう。
就業規則を確認してみてください。
理学療法士は給料は少ないくせに、たいていの病院では副業を禁止していると思います。
だからみんな内緒で副業をするんですね。
副業をしてほしくなければ給料を上げろと言いたいです。
ちなみに、市立病院や国立病院で働く理学療法士は公務員扱いになるので法律的に副業は禁止です。
絶対にしないようにしましょう。
確定申告をする
副業を始めた理学療法士は確定申告が必要になります。
年間20万円以上の収入があると必然的に必要になるので少し勉強しておくといいですね。
よくわからない人は、こちらの記事の通りに進めれば何とかなると思います。
【画像で確認】理学療法士の副業がバレない!確定申告の書き方! | 理学療法士の残業ゼロ生活 (hanasaka-pt.com)
無理をしない
副業をするとメチャクチャ稼げます。
例えば、訪問リハビリを1日5件回ると約2万円稼げます。
週に1回働けば月8万円、週2回働けば月16万円です。
とはいえ、休みを削って働くことになるので肉体的にかなりきつくなると思います。
睡眠時間を削ったり、体調不調でも無理をするような働き方は長続きしません。
実際に私は訪問リハビリで週に1回、1日3件(午前のみ)の契約で回っていました。
1件4,000円なので、半日12,000円、月に48,000円です。
これくらいでちょうどいいと思います。
理学療法士の副業の選び方
副業先は職場から遠い所を選ぶ
職場から離れたバイト先を探すのは絶対条件。
職場から近すぎると、同僚や患者などにバレるリスクが高くなります。
特に訪問リハビリを選ぶ場合、職場に近すぎるバイト先を選ぶと『自分の担当した患者がバイト先の利用者になる』という恐れも。
そんな場面に出くわしたらたまったもんじゃないので、職場からはなるべく離れた方がいいと思います。
というか、あえて職場の近くを選ぶ必要はありませんね。
副業先は家から近い所を選ぶ
アルバイトの基本は『お金を稼ぐこと』です。
そして、収入は『時給』に依存します。
以前、『>>>あなたの給料はバイトより安い!拘束時間で計算すると1000円以下に? 』にも書きましたが、通勤時間も仕事のうちと考えます。
そうすると、バイトの場合通勤時間が本当に無駄です。
できれば、家から徒歩圏内、最低でも30分以内で到着する仕事場を選びましょう。
車で片道20分程度の所が無難です。
副業先は100円でも時給が高い所を選ぶ
アルバイトをする多くの理由は『収入アップ』のはず。
あえて賃金の安い所で働く必要はなく、100円でも、10円でも高い所を探すべきです。
時給が1000円と1100円のように時給が100円違うと、月に20時間働いたとして2000円の差が出ます。
同じ時間働いたのに、2時間分も給料に差が出てしまうのはどうでしょうか。
絶対にお給料は高い所の方がいいです。
副業先の雰囲気とか気にしないで選ぶ
副業選びで気にすべきものは「お金」と「近さ」であり、働きやすさではありません。
基本はお金を稼ぐための副業であり、長く務めることを目的としません。
だから働きやすくてもなんのメリットもありません。(そりゃ働きやすいほうがいいですが…)
職場の雰囲気や働きやすさは求めなくていいです。
嫌なら辞めればいいので。
え?責任感がない?
そんなことはありません。バイトにそこまで求めないでほしいですね。
副業先には『本業がある』ことを伝える
副業先には絶対に本業があることを伝えましょう。
そこから会社バレ…なんてなったら嫌ですよね。
バイト先には正直に本業があることを伝え、なるべく内緒にしてもらうようにしましょう。
副業先はネットで選ぶ
副業先を見つける時に注意したいのは、ネットで検索するということ。
特に転職サイトを利用すると、多くの非常勤の求人がヒットするのでおすすめです。
副業を始めるなら早いほうがいいですし、探してる時間も無駄です。
というか本業をしていると探している時間を作るのもないですしね。
無料登録して担当エージェントがつけば、さらに効率よく探すことができますよ。
まとめ:副業先はお金メインで選ぶ!
基本的に理学療法士が副業をする場合、バイト先には大歓迎されます。
理由は簡単。
すでにある程度のスキルと経験を持っているから。
副業先からみると、我々は即戦力になりうる人材なのですごく重宝されます。
だから給料も良いですし、求人もたくさんあります。
もしも今バイトをしようか悩んでいる方がいれば、とりあえず半年くらいやってみてはいかがでしょうか。
でも副業で年収を60万円アップさせると、本当に生活が変わります。
月に5万円の追加収入があれば、かなり生活に余裕が生まれますよ!
バイトしようぜ!
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