50歳でリハビリをやってる姿って想像できる?理学療法士の老後を考える

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私は35歳ですが、今のまま臨床をバリバリやっている姿を50歳、60歳の自分に投影するとピンとこないんですよね。

50歳すぎて、自分より年下の患者に「ここの筋肉が硬いですね」「こうすればもっと楽に家事ができますよ」といいつつ、自分は常に腰が痛いし疲労も貯まる…

 

私は50歳を過ぎても現役でバリバリに理学療法士をできるのか?

 

普通に不安になります。

そこで、世の50歳以上の理学療法士はどういう仕事をしているのか調べてみました。

40歳が最後の転職チャンスかもしれません。

 

日本理学療法士協会会員の50歳以上の人数

まず知っておきたいのは、50歳以上の理学療法士が何人いるのか?ということ。

日本理学療法士協会の統計情報によると、51歳以上の理学療法士の人数は男性:4808人、女性:2298人で、合計7,106人です。

日本理学療法士協会:統計情報

これは、日本理学療法士協会会員数(125,372人)の5.67%に当たります。
※2020年3月現在

 

今の職場に20人スタッフがいれば、その内の1人が50歳以上という計算なのでかなり少ないことが分かると思います。

2020年に50歳になる人は1970年生まれであり、理学療法士の資格取得をしたのが22歳だとすると1992年に資格を取った人、という事になります。

 

平成4年は初めて理学療法士の合格者数が1万人を超えた年でもあり、今後は50歳以上の理学療法士が増えていく事が予想されます。

日本理学療法士協会:統計情報

 

つまり、自分たちも50歳の時にどういう仕事をしているのか予想しておく必要があるんです。

 

今の職場で仕事を続けていていいんでしょうか?

 

50歳以上の理学療法士が考える理想

50歳以上の理学療法士が将来どう考えているか?

大きく分けて4つの道が存在するようです。

 

  1. 職場でスキルを高め、管理職として活躍する
  2. 臨床を引退し教員などの教育や指導者の道に進む
  3. 理学療法士自体を辞め、新たな道に進む
  4. 現場でバリバリ活躍する

 

さぁ、あなたはどうしますか?

 

職場でスキルを高め、管理職として活躍する

50歳代であれば、多くの経験をし、スキルも身についています。

臨床現場でバリバリやるというより、管理職としてリハビリテーション科を運営していく立場にばっていく道です。

 

私もリハ科主任として働いていますが、この道が王道だと思います。

給料も上がりますし、収入も安定します。

 

臨床を引退し教員などの教育や指導者の道に進む

病院や老健などで仕事をするのをやめ、大学や講師などをして教育現場に移行する道です。

多くの経験から指導力もあるでしょうし、若い人材を育成するという点では非常にやりがいもありますし、学校教員は私も目指しているものの1つです。

 

でもできれば理学療法士協会とかで働いてみたい…。

現場でなく、教育分野なので得手不得手はありますが、体力を使う仕事ではないのでかなりおススメです。

 

理学療法士自体を辞め、新たな道に進む

理学療法士を辞め、全く別の道に進むのも1つの方法です。

自分でマッサージ店を建てて経営したり、ブログやYouTubeなどを行ってもいいですし、書籍を手掛けても良いですね。

 

もちろん、収入は下がる可能性はありますし、上手くいかない事もあります。

いままで理学療法士の仕事しかしてきていないので当然ですが、夢を叶えるなら50歳代以降がラストチャンスです。

 

私の患者で98歳の女性がいますが、60歳の時にフルートを演奏したかったらしいのですが、年齢を理由に諦めたそうです。

でも、60歳の時にフルートを始めていたら、すでに38年もフルートに没頭できたのに…と後悔していました。

始めるのに遅いことはありません。

 

現場でバリバリ活躍する

常に臨床現場に立ち続けるのも立派な道です。

今の職場でもいいし、転職して新しい職場に行ってもいいのですが、経験はそのまま実績になります。

しかし、日々変わる医療業界に対し、日々学ぶ姿勢が無いと第一線で活躍することはできません。

 

体力的にも不安ですが、50歳以上でも現役で働いているかたは多くいます。

 

50歳代の自分の仕事を考えるコツ

50歳になるころは、まだまだ遠い未来だと感じている人も多いと思います。

でも実際に人生はあっという間です。

 

自分のやりたいことを一生懸命やることで、よりよい人生となっていくんです。

そうすると、自分が50歳になった時にどんな人間になっていたいかをしっかりと考えておく必要があります。

 

まずは、どれくらいの給料があるといいのか?

理学療法士の平均年収は407万円ですが、50歳代でその金額はちょっと少ないです。

最低でも500万円はほしいですよね。

 

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給料が安い!そう思っている人も多いのではないでしょうか?理学療法士の平均年収は、407.9万円です。実際に理学療法士の平均年収は一般的なサラリーマンより低いようですね。

 

そして、どんな働き方をしたいか?

  • 残業がなく定時で帰りたい
  • 訪問リハビリをしたい
  • 回復期でじっくり見たい
  • 運動器を見たい

そういった希望が必ずあるはずなので、自分に合った仕事や働き方ができる仕事を考えていきましょう。

 

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そして最後に、家族は周囲の人間を幸せにできるか?

家族を持っていた李、家を購入している人だと50歳代はまだまだ働き盛りです。

そんな中、無謀な転職をしたり新しい夢に挑戦するのはリスクが付きまといます。

 

自分で考え、行動するのは非常に素晴らしいことなのですが、あなたの人生はすでにあなたのものだけではない可能性もあります。

まずは周囲の人間に相談することをおすすめします。

 

周囲の人間から反対を受けたらおとなしく引き下がるのも賢明な判断です。

客観的にあなたの事を見ている人の判断は意外と正しいものですから。

 

そしたら、副業をしてみたり、収入の良い速場に転職する方法を取ったほうがいいかもしれませんね。

 

50歳以上になった時のことを考えて行動を!

いま理学療法士としてバリバリ働いている人は分からないかもしれませんが、自分が50歳代になった時にどう行動するかでその後の人生がかなり変わってきます。

50歳でも臨床をバリバリやっている自分を想像できますか?

 

私はそうは思えませんでした。

だかた認定理学療法士も取り、臨床実習指導者も取り、マネジメント系の資格も取りました。

50歳で臨床業務をするのは病院にとって非常にコスパが悪いんです。

 

月収40万円で週100単位取る50歳と

月収22万円で週100単位取る22歳だったら、病院は若くて給料の安いセラピストを残しておきたいに決まっています。

 

だったら、50歳でも活躍できる職場に転職したり、教育関連施設への転身を考えるのが良いのではないかと考えます。

また、管理マネジメント業務ができれば、年収550万円以上も。

実際、私は35歳ですが管理職をしていて年収は500万円を超えています。

 

【理学療法士の出世】実際になって分かった主任になるメリットとデメリット
理学療法士として主任になってみて分かったメリットとデメリットを紹介します。主任になると良いこともありますが、悪いこともあるのでよく考えてから出世するといいですね!

 

【PTOTキャリアナビ】では管理職の求人も多く募集していますし、マイナビコメディカルでは利用者も多く顧客満足度もかなり高いです。

転職や、職種変更を考えるのであれば、このような転職サイトに登録しておくのをおすすめします。

よい求人はすぐに応募で埋まってしまいますが、まだまだ求人は多くあります。

 

私も教育関連の求人を探すために登録しています。

定年が今後伸びていく可能性もあり、50歳でも定年までまだ10年以上あることを考えると、早めに行動しておいた方がいいのは間違いありませんね。

 

失敗せず、希望条件に合った転職をするには?

次の職場を決めずに現職に退職願を出すのはNGです。

また自分に合わない職場を選ぶリスクが付きまとうのでお勧めしていません。

 

でも早く退職願を出して、今の職場から解放されたいのもわかります。

転職するのは、かなり面倒ですが、おすすめの方法は転職支援サイトを活用することです。

エージェントと呼ばれる代理人が、あなたの理想とする職場を探してくれるんです。

 

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これが無料ですので、使わない手はないです。

 

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レバウェルリハビリは大手転職サイトであり、求人の多さはどのサイトよりも充実しています。

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実際に私も使ってみたので、興味があればこちらの記事もご参照ください。

理学療法士の転職に「レバウェルリハビリ」をおすすめする訳|口コミや評判で分かる理由
実際にレバウェルリハビリはどんな人におすすめなのか?実際に使った評判や口コミをもとに徹底的に考察していきます。メドフィットって実際にどうなの?

 

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【労働の不満】将来性
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