2019年度の認定理学療法士試験は新型コロナウィルスのため、web開催となりました。

ちなみに2020年度の認定理学療法士試験は2021年に延期されています。



また、2019年度のweb試験で不具合があり、不合格の方は再試験が用意されています。



再試験、来年の認定資格試験を受験する予定の方はこちらの記事で勉強してください。



そんなドタバタの2019年度認定理学療法士試験ですが、合格率はなんと驚異の90.9%でした。
ちなみに過去の合格率は
- 2017年:64.4%
- 2016年:64.7%
なので2019年の合格率が圧倒的だということが分かります。
なぜこのようなことが起こったのでしょうか?
※この記事の内容はあくまで「想像」であり、実際にこのようなことが起こっていたわけではありません。
2019年度:認定理学療法士試験の合格率が90%以上に跳ね上がった訳
2019年度の認定理学療法士試験の合格率が一気に30%近く上がった理由はなんでしょうか。
恐らく…としか言えませんが、以下の要因が考えられます。
- web試験によるカンニング
- web試験によるお情け合格
- 試験日が3か月伸びたことによる学習時間の充実
- 何か新しいことをPT協会が始めようとしている
さぁ、どれだと思います?
ひとつひとつ考察していきます。
web試験によるカンニング
2019年度の認定理学療法士試験は、初のweb開催ということでカンニングし放題では?と危惧されていました。
認定理学療法士の試験がwebでされるみたい。カンニングし放題やし、これで合格して認定理学療法士?今まで試験会場で試験をして合格した認定理学療法士に失礼だろ。日本理学療法の協会は何も考えてないな。てか考える能力がないんでしょう。#理学療法#認定理学療法士
— 急性期PT (@pkutpt) April 26, 2020
認定理学療法士Web試験の要項届いたけど、ほんとになんの不正対策もしないでやるんだ…
Webカメラで監視とか受験の様子を動画で撮影後送るとか、クッソめんどくさいけどなにかしらやらないとカンニングするやついるぞ絶対。
そもそも普段の合格率が60%くらいなんだから、残りの40%の人はやるでしょ。
— せと あらた @スポーツ🎽を愛する理学療法士 (@onew21) April 21, 2020
PT認定試験が5月にWEBで開催される模様。
これ、めちゃくちゃカンニングできちゃうんじゃ、、??
どうするんだろ。
とりあえず勉強は再開します。— 坂本隆徳 (@pttsakamoto) March 24, 2020
実際にどういう状況の試験だったのか分かりませんが、webで試験をする以上そう思われても仕方ないのかなと。
ましてや、合格率が30%も上がってしまったのでどうしても「カンニング」の疑いはかけられてしまいます。
もちろんまじめに試験を受けて合格しているとは思いますが、周りの人はそう思わない人が多く、Twitterでもトレンドに上がってしまうほどでした。
web試験によるお情け合格
今回、初のweb開催という事でPT協会もかなり気を使ったと思います。
最もPT協会が恐れているのが「web開催だから落とされた」という評判が立つこと。
実際にweb開催により、サイトに入れないなどのトラブルが続出していました。
今日の理学療法士認定試験は、様々なトラブルがあったようですね。
症例報告をするときでさえダウンするくらいのサーバーなら、一度に数千人がログインしようとしたらダウンするのは当然かと。
今後の対応がどうなるのか気になります。
— ぴーこ@PT4年目 (@peaco_rpt) May 10, 2020
知り合いが認定理学療法士のWeb試験を受けるので、経過を気にして調べると、なんと、サーバーがダウン!。17時開始が18時半になっていた。まぁ、なら、電話してみると、本人が出て、トラブルが続いていて、集中力も欠けていたところだったので話せてよかったとの事。さぁ~試験開始できるのかなぁ??
— くまくま (@kumakumadesu) May 10, 2020
これで合格率が50%程度だったら、試験を受けた方が「トラブルのせいで落ちた!」と声を上げる可能性が高いです。
だったら、試験結果を少し甘くして、多めに合格者を出して不満を出させないようにしようと考えるのは自然かもしれません。
また、もしかしたらこの合格率の高さはPT協会からの「トラブルだしてゴメン、お詫びに合格にするから許してね」というメッセージかもしれませんね。
試験日が3か月伸びたことによる学習時間の充実
本来の認定理学療法士試験は2月下旬でしたが、コロナの影響でズレにズレこみました。
しかし、試験の中止のアナウンスはなく、4月にはweb開催の発表がありました。
つまり、勉強する時間が本来より3か月多かったと言えます。
その為試験対策に費やす時間が前年より多く、合格率のアップにつながったとも考えられます。
何か新しいことをPT協会が始めようとしている
いままで認定理学療法士の資格取得者は2017年時点で5000人程度でした。
それが2019年の試験だけで3000人も増えることになります。
これが何を意味するかと言うと、PT協会が認定PTの資格取得者に対して何らかのメリットをもたらす法案を考えているのではないか?と。
厚生労働省も、5000人程度に認定資格に対して動いてくれるとは思えません。
だったら、認定資格取得者を1万人くらいまで増やし、巨大なせいりょくとして厚生労働省に提示することができれば…何か変わるかもしれません。
例えば脳血管Ⅰは1単位245点だけど、脳卒中の認定PTは250点取れるとか。
わかんないですけどね。
まとめ:ともかく合格おめでとうございます
この記事で書いたことはあくまで想像ですし、実際にどういう状況だったのか分かりません。
分からないのに口出しするな!と言われるかもしれませんが、私も認定PTのはしくれとして考察くらいしてもいいと思うんですよね。
認定PTはちょっと頑張れば取れる資格ですが、2019年に資格を取った方が「簡単な年に取った人ね」と言われてしまわないか心配です。
認定PTはそれ自体に効力は今のところありませんが、それを持つことで理学療法に取り組む姿勢が変わります。
同じ認定PTとして、共に活躍できるのが楽しみです。