2019年度、認定理学療法士の試験が2020年5月10日にインターネット上で開催されました。

しかし、日本理学療法士協会の用意したサーバーが開始直後からダウンするなど、受験者はかなり混乱したみたいですね。
認定理学療法士試験、まさかのサーバー落ち、、、? pic.twitter.com/99cmt8BDE7
— 小泉裕一@離島行政理学療法士 (@yuichi1078) May 10, 2020
認定理学療法士試験のwebシステム障害の対応説明はいつなのだろう。数日中の説明とあったのだが。
— くま (@vitaminkuma) May 15, 2020
昨日実施された認定理学療法士認定試験での日本理学療法士協会の対応は慇懃無礼の一言に尽きるように感じる…医師会·看護協会にはヘコヘコするが 会員に対しては暴君の振る舞いw。協会に対して文句を言っても抹消されるだけなのでwトンデモ発表するものとして当方が対応を変える必要があると考える。
— くっくん (@kukkun_RPT) May 11, 2020
その時のお詫びがこちら
この文面にある
『ログイン不能、ログイン後も受験時間を確保できなかった等、ほんとぃの環境で受験ができなかった受講者の皆様への対応は数日中にご案内させていただきます。』
の対応が発表されたのでご報告します。
2019年度:認定理学療法士試験のトラブルの対応
このトラブルにより、再試験と言う前代未聞の事態になりました。
なぜ認定試験を中止にしなかったのか?
なぜ全員合格でなく追試にしたのか?
理学療法士協会の認識の甘さ、そしてネット環境の脆弱性が明らかになりましたね。
そもそも通常時ですらマイページは開くの遅いし、目的とするページにたどり着きにくいし…。
日本理学療法士協会は認定理学療法士試験を実行したいワケ
様々な憶測が流れていますが、PT協会がこうまでして認定理学療法士試験を実施したい理由があります。
- 退会者をだしたくない
- 認定PTの資格取得者を増やしたい
- 認定PTを認知させたい
1.退会者をだしたくない、というのはPT協会の不手際により認定PT試験が受けられなかったとなると、愛想をつかす会員が退会手続きを進めてしまうのを恐れているから。
PT協会の収入の基本は会員費ですからね。



2.認定PTの資格取得者を増やしたい、というのは数年前までは資格取得者が5,000人以下だったのに対し、最近は受験者が3,000人を超えるほど人気になってきているのが影響しています。
認定PTを持っている人は協会を退会しませんからね。
3.認定PTを認知させたい、というのは認定看護師などのようにより専門性をアピールしたいんだと思います。
認定試験を実施し、資格取得者が増えることで医師会や看護協会のアピールしているのかも。
2019年度の認定理学療法士試験再試について
本来であれば全員再試です。
それが一番公平ですが、必ずブーイングの嵐が起きます。
となると、合格者はそのまま合格とし、不合格者に再試させるというのが一番不満が出ない方法ですよね。
ただし、すでに資格を持っている理学療法士からは不満が出そうですが。
次もwebで開始するのであればサーバーの強化は必須です。
受験者数が減るから強化しなくても大丈夫だろう…。と考えていないと良いですね。
筆記にするのであれば、当然問題内容を変化させる必要があります。
受講した出題範囲を超えず、内容を全て一新するべきです。
そうでもしないと、認定理学療法士の質の向上なんて望めませんからね。
日本理学療法士協会が認定理学療法士に何を求めているのか、次の対応で分かるような気がします。