職場でいじめられている。
そんな人が世の中には結構いるとか。
いじめと言っても、大人の世界は「殴る・蹴る」などではなく、もっとネチネチ・ドロドロとしたクソみたいな世界なんです。

大人のいじめは毎日こんなことが起こる
職場でのいじめの最もつらい点は、学生と違いチームで動いていること。
学生時代のいじめは、自分ひとりでも授業を受けていればなんとかなったのですが、社会人になるとそうはいきません。
仕事の報告や相談などで接触する機会は絶対にあるし、長い時間同じ空間に居なければならないのでストレスもたまりやすいんですね。
で、結論から申し上げると、いじめられてるな?と思ったら早急に退職、もしくは転職することを強く強くお勧めいたします。
- ストレスで病気になってしまうリスク
- さらに陰湿になっていくリスク
- 改善はほぼ見込めない
これらが理由になっています。
いじめがあるような職場はハッキリ言ってずっといじめは発生しているので、そんな職場で消耗するよりさっさと辞めてストレスから解放するなり、新天地で楽しく働くなりしたほうが100倍良いです。
ここでは、職場いじめにより退職を考えているあなたに勇気を与えていきたいと思います。
職場いじめで退職すべき理由と、退職方法、辞める時に引きおこりがちなトラブルとその対処法を詳しくお伝えします。
職場いじめで退職を勧める3つの理由
職場いじめがある場合、なるべく早く退職することを勧めています。
- ストレスで病気になってしまうリスク
- さらに陰湿になっていくリスク
- 改善はほぼ見込めない
職場いじめで病気になってしまうリスク
職場いじめによるストレスで、精神疾患などの病気になってしまう可能性があります。
厚生労働省の統計によると、うつ病を始めとする精神疾患の総数は419.3万人だそうです。
この人数は年々増加しており、統合失調症やてんかんの罹患率は15年前とあまり変わっていないのですが、うつ病(双極性障害含む)に関しては71.1万人から127.6万人に増えています。
仕事や対人関係によるストレスが関係していると思われ、職場いじめを受けていると自分もうつ病などの精神疾患にかかってしまうリスクが高くなります。
自分が倒れる前に、さっさと退職してしまったほうがいいんです。
自分がいちばん大事ですからね。
職場いじめはエスカレートしていく
職場いじめを我慢して耐えていても、いじめはなくなるどころか徐々にエスカレートしていきます。
最初は挨拶をせず無視される程度だったのが、陰口やありもしない噂話などを広められたり、ひどい時には見せしめのようにみんなの前で叱られるといったことも。
大人のいじめは学生と違い「面白半分」でなく「心底嫌い・不快」という気持ちの方が強いので時間が経っても改善の余地がないので、我慢するより退職したほうがいいんです。
職場いじめの改善はほぼ見込めない
2019年、神戸市須磨区の市立東須磨小学校の教員いじめが問題になりました。(livedoor.Newsより)
このいじめは2018年の4月ごろからずーっと続いていたそうですね。
聖職と言われた学校教員ですらこの有様です。
あなたの職場だって同じか、それ以下かもしれません。
我慢してればほとぼりが冷めるだろう…なんて甘いです。
ほとぼりは冷めません。
大人のいじめはなくなりません。
そんな職場に見切りをつけて、できるだけ早く退職したほうがいいに決まっています。
職場いじめが理由で退職する際に知っておきたい事
職場いじめが理由で退職をするときに、知っておきたい事が3つあります。
- 退職は最低2週間前に伝える
- いじめ加害者に損害賠償請求は難しい
- 社会的サービスを活用する
詳しく説明していきます。
退職を考えている人は、読み飛ばさずに熟読することをおすすめします。
退職は最低2週間前に伝える
【民法627条1項】
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
【wikibooks】
一般的に退職の3か月前に職場に報告するように思われていますが、法律的には2週間前に伝えておけば退職することは可能です。
ただし、年俸制だったり雇用期間が決まっている場合はその限りではありません。
こちらのサイトで詳しく説明されているのでお勧め。
間違っても、連絡せず逃げ出すという事はしないようにしてください。
最悪の場合、損害賠償の請求を受けてしまう恐れがあります。
もしも辞めさせてもらえないなどのトラブルに発展した場合は、この記事でもこの後お伝えしますが「退職の相談をしたら『人手不足だから』と、引き留められた時の対処法>>>」でも詳しく説明しているのでご参照ください。
いじめ加害者に慰謝料や損害賠償請求は難しい
いじめを受けていたから慰謝料や損害賠償を請求したい!と思うかもしれませんが、なかなか難しいようです。
- いじめを証明できない
- いじめの定義があいまい
なんとも情けない理由ですが、これは本当です。
ICレコーダーや動画でいじめが保存されていて、かついじめの期間が長い(1年以上とか?)場合は通るかもしれません。
でもそんな長い間レコーディングしておくのは難しいですし、いじめ加害者も「いじめてました」と言わないでしょう。
恐らく「教育・指導の一環だった」というようなことを言うと思います。
殴る・蹴るというような暴行があれば立証はカンタンですが、無視・陰口などの大人の陰湿ないじめは立証が極めて難しいのが現状だそうです。
社会的サービスを活用する
いじめられて退職するのに、何もできないのは単なる泣き寝入りですね。
なんとかいじめがあった事を認めさせたいと思う気持ちもわかりますし、こちらの生活もかかっているので行政サービスをフル活用しましょう。
- 失業保険の受給
- 労災認定
失業保険の受給
退職手続きをしていると「離職票」を受け取ると思います。
離職票には「自己都合退職」となっているかもしれませんが、これを「会社都合退職」にすることで失業保険の受給がしやすくなるとのこと。
失業保険は、会社を辞めた後も次の職場に就職するまでの一定期間、一定額のお金を国から受け取れる制度なのでぜひ活用したいですね。
自己都合退職から会社都合退職になれば、いじめがあった事を認めさせることができるので、今後のいじめ防止にも役立つかもしれません。
失業保険や、会社都合退職票の取り方はこちらのサイトが分かりやすいです。
労災認定
職場いじめを受けて精神疾患や精神クリニックにかかっていると、労災認定される場合があります。
労災認定されると、療養給付金などが受け取れるのですが、かなり激しいいじめでないと労災は降りないとか。
一度主治医に相談してみることをおすすめします。
退職代行サービスの活用
退職代行サービスをりようすれば
- 退職の手続き
- 書類の手続き
- 退職金などの手続き
をお任せできます。
特に書類関係は難しいし面倒くさいので、こういった退職サービスを活用するといいです。
相談は無料。
退職のお悩みを法律相談のプロに任せて解決!
職場いじめで退職するときのトラブルと対策
職場いじめで退職する際には様々なトラブルが発生する可能性があります。
- 退職させてもらえない
- 嫌がらせの増加
- 損害賠償請求
- 有給消化できない
退職させてもらえない
退職を拒否されても、法律上は2週間前でしたら退職は可能です。
退職したい旨を「直属の上司」「総務課」「人事課」などに伝えることで退職は可能です。
誰に退職拒否されているか?が問題となりますが、その人以外にも退職の意思を示すことで退職は可能となります。
退職届を「配達証明付き内容証明郵便」で会社に直接送るのもいいですね。
それでも困難(法律の事がよくわからない)場合は、労基(ろうき)と呼ばれる労働基準監督署に相談に行ってみてはいかがでしょう。
嫌がらせの増加
退職することを伝えると、なぜか嫌がらせが増えていくという場合もあるようです。
こうなった場合は、ICレコーダーや写真、メモなどを証拠として残しておき、それを持って上司や総務課に相談しに行きましょう。
全く取り合っていくれない場合は、その証拠を持って労働基準監督署に相談に行けば、労基職員による内部調査が入るかもしれません。
いじめが明るみになれば、今後職場閑居は変わるかもしれませんね(自分は辞めるから関係ないけど、同じようにいじめに合ってる人もいるはず)
▽嫌がらせの対処法はこちらの記事もご参照ください▽

損害賠償請求
退職の旨を伝えると、「お前の代わりに誰が仕事するんだ」「穴埋めの分損害賠償請求をするぞ!」と損害賠償請求をされることもあるとか。
本当にそんなところがあるのか?と思いますが、世の中のブラック企業はかなりヤバいんですね。
もちろん、実際に損害賠償請求はできませんし、退職することで違約金や損害賠償を求めるのはそもそも法律で禁止されています。
もしもしつこく損害賠償請求の話を繰り出してくるようでしたら、近くの労働基準監督署や法律相談所に相談してください。
有給消化できない
退職が決まると有給消化していきたいのですが、取らせてもらえない場合があります。
しかし、有給は職員の権利ですので、有給休暇申請書類(会社指定の物があるはず)を出せば有給休暇は取れます。
有休を会社は断ることはできない(日時を変更させることはできる)ので、構わず消化してください。
でも基本は計画的に、なるべく早めに消化しておくことをおすすめします。
いじめが原因で退職するとしても引継ぎとかは必要でしょうし、そのあたりもキッチリやっておかないと迷惑をかけてもいけませんからね。
どうしても退職できない場合は退職代行を利用するのもおすすめ!
どうしても辞めたいのに辞めさせてもらえず、労基などに行って面倒な思いするのがイヤだったら、退職代行サービスを利用するのも1つの手段です。
退職代行サービスは数万円の料金を支払うことで退職の手続きや退職金の手配などを代行してプロが行ってくれるサービスです。
このサービスを利用すれば、会社に電話する必要も足を運ぶ必要もありません。
こちらで紹介している
利用料金や詳しい内容は以下のボタンから公式HPをご覧ください。



まとめ:職場いじめは我慢せずさっさと辞めるに限る
職場でいじめられていて、それが改善するかというとなかなか難しいです。
もしもいじめられていなかったとしても、ほかの人がいじめられてていい気分になる人は今せんよね。
あなたに非は全くありませんが、そんな職場で消耗するより退職や転職をしてしまったほうが100倍幸せになれます。
- 退職させてもらえない
総務課や人事課に伝えに行く、退職届を郵送 - 嫌がらせの増加
証拠を持って労基に相談 - 損害賠償請求
基本的にできないので大丈夫。しつこい場合は労基に相談。 - 有休消化できない
有給届を出せば有給取得可能。
職場いじめは我慢しても何もいいことはありません。
いじめを助けてくれない会社のことなんてどうでもいいので、自分のために退職や転職することを強くお勧めします。
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その他、おすすめの転職サイトを知りたいと思ったらこちらの記事をご参照ください。


