人間関係の悩みは本当に深刻で、特に職場でトラブルに巻き込まれると仕事に行きたくなくなったり、うつ病になてしまうなどの甚大な被害に発展することもあります。
もしも、職場で嫌がらせをされていると感じたら、悩むより対処法を実践してまた笑顔で働けるようにしていきましょう!
ここでは、嫌がらせの原因や特徴、対処方法や相談窓口についてお伝えしていきます。
職場の嫌がらせにウンザリ…!嫌がらせをする人物像と方法
職場での嫌がらせの方法は様々で、誰もが経験したことがある内容となっています。
- 無視
- 悪口、陰口
- さらし上げ(みんなの前でバカにする)
- 仲間外れ(情報を共有しない)
- 侮辱
- 業務の押し付け
- 業務をさせない
- あら捜し
- 責任の押し付け
- 性的な発言
- 立場を利用した高圧的行為
- 意図しない不快行為
たくさん上がりましたが、このような行為を「嫌がらせ」と言います。
嫌がらせは英語で「ハラスメント-harassment」というので、セクハラやパワハラも嫌がらせに含まれることを覚えておいてください。
嫌がらせをしてくる人の特徴

嫌がらせをしてくる人
嫌がらせをしてくる人の特徴は
- 嫉妬心がある
- 頑固でリーダー的
- 劣等感がある
- プライドが高い
- 思い込みが激しい
- 自意識過剰
などの特徴があります。
要は自分に自信がなく、かといって周囲の指示に従いたくないプライドの持ち主で周りの目を気にするようなタイプの人です。
そうです、嫌がらせをするような人間は、人間的にも結構ダメな人間です。
哀れですね。
こういった高いプライドを持た人は、あなたに指示されたり、成功されたり、論破されたり、足を引っ張られたりすると嫌がらせをしてくる傾向にあります。
そもそも、嫌がらせは仕事とはあまり関係ない部分で引きおこる場合が多いんです。
可愛い奥さんを貰った、男性職員にちやほやされている、勝手にボールペンを使ったなど、本当に些細なことで発展するから怖いんですよね。
嫌がらせは本人は「嫌がらせをしている意識が無い」場合がある
職場での嫌がらせは、実は本人(加害者)が意識せず嫌がらせをしてしまっている場合も多いです。
例えば、噂話や人間観察が好きでいろいろな情報を仕入れたりバラまいてる人。
良かれと思って指導や注意をしているが、それを不快に思っている人。
ハラスメント行為もそうですよね。
嫌がられていないと思ったら、実は嫌がられていた、なんてことはいくらでもあるんです。
女職場は嫌がらせが多い

なかなか仕事が捗らない
よく「女職場は大変だ」という話を聞くと思います。
それは正しく、女職場のほうが嫌がらせを受ける確率が高いそうです。
特に看護師は女職場の代表的な所なので、友人に話を聞いてみました。
—嫌がらせを受けたことはありますか?それはどんな嫌がらせですか?

私が副主任になったときに、先輩看護師から「そんな仕事もできないで副主任なんてやってるの?」と小言を毎日言われてました。
たぶん私が先に管理職になったから妬みだったのかなぁ…。

トイレ介助中でナースコールに出られなくて、同期のスタッフがコールに出てくれたんですが「私にばっかりナースコールを取らせて仕事をしない!」と言いまわっていると友達から伝わりました。
むしろ私の方が仕事はしてるんだけどな。

冷蔵庫に入れてあるお弁当が毎回外に出されてる嫌がらせを受けました。
幼稚すぎて笑っちゃうんですが、まだだれがやってたか分かりませんね、怖い職場ですよ。

私はあまり休憩中も談笑とかしないんですけど、それが癇に障ったのかあるとき一斉に無視されましたね。
本当に焦りましたけど、あるスタッフが別病棟に異動したら無視は無くなりました。
犯人は間違いなくあの人ですよw
これはほんの一部ですが、出るわ出るわ。
女職場では小さい嫌がらせが本当に多いみたいですね。
嫌がらせの手紙を受け取る場合もある?

怪文書
職場での嫌がらせで、手紙を受け取ることもあるそうです。
手紙の内容は、「あなたのこういう所がイヤ」とかそういう助言的な物でなく「やめろ」「うざい」などの暴言が書かれているとか。
昔流行った不幸の手紙みたいなもので、差出人不明でポストに入れられてたり、ひどいと机に貼られてたりとか。
もちろん、パソコンで売ったり雑誌の文字を切り抜いて文章にしたりと様々。
これ、けっこうダメージありますよね。
と、いろいろと嫌がらせの実態を掘り下げてきました。
次に、その嫌がらせの対策についてお伝えしていきます。
職場の嫌がらせにウンザリ…!嫌がらせをされた時の対処法

嫌がらせの対処法を知りたい!
嫌がらせに対する対処法は大きく3つに分けられます。
- 記録する
- 相談する
- 仕返しする
さぁ、どの方法を使えばいいんでしょうかね。
嫌がらせの対処法①記録する
職場いじめの記事でも書きましたが、現状を記録していくことは重要な手段になります。
これを記録することで、上司に相談しに行くときにどの程度の嫌がらせを受けていたかを伝える目安になります。
もちろん、今後訪れるかもしれない裁判でも効果的な証拠として活躍してくれます。
思い返すのも嫌かもしれませんが、ここはグッと我慢して淡々と証拠を集めてください。
いつか使える日が来るかもしれません。
嫌がらせの対処法②相談する
嫌がらせに対する効果的な方法として「相談する」というのがあります。
でも同僚や友人には相談しないようにしてください。
もしかしたら、その人が嫌がらせの張本人で、あなたが困っているのを見て喜んでいるかも…。
そうなると、嫌がらせはエスカレートする可能性があります。
相談先として挙げられるのが
- 上司
- 警察
- 弁護士
- 相談窓口
このあたりになるでしょうね。
職場の嫌がらせを上司に相談
上司に相談するのが最も効果的だと思われます。
集めた証拠を手に、上司と2人になれる場を作り相談してください。
ある職員は、上司に相談したら嫌がらせをしていた相手が別の関連施設に異動になり、事なきを得たとか。
ただし、嫌がらせの張本人が上司だった場合、相談先は総務課や人事課、職場の相談窓口や労働組合にしたほうがいいですね。
相談内容は「こんな嫌がらせを受けてて参っています、このままでは仕事に支障が出るのでお力添えをお願いします」でOKです。
職場の嫌がらせを警察に相談
基本的に警察は民事不介入なので、職場での嫌がらせ相談をしても門前払いを受けると思います。
警察は職場の嫌がらせに対する相談相手としては役に立たないでしょう。
ただし、かなり悪質(持ち物を破壊されたり盗まれる)な場合は事件として捜査してくれる場合があるので、嫌がらせの程度で判断していけばいいと思います。
【民事不介入の概要】
職場の嫌がらせを弁護士に相談
いまはネットで検索すればいくらでも弁護士事務所が出てきます。
そこに嫌がらせを相談すれば、解決してくれる可能性が非常に高いです。
嫌がらせをされるのは対象者が「あなた」だからであり、そこに第三者である「弁護士」から嫌がらせを辞めるように警告をだせば、相手もしてはいけないことをしていると気づき、事態は収束に向かいます。
弁護士の利用は相手を冷静にさせる手段として良い選択だと思います。
ほとんどの弁護士事務所は無料相談できるので、まずは嫌がらせ対策に強い弁護士事務所を探すのがいいかもしれませんね。
職場の嫌がらせの相談窓口
職場の嫌がらせの相談窓口は以下の通りです。
- 自分の職場の相談窓口
人事課、労働組合に相談 - 総合労働相談コーナー|厚生労働省
あらゆる「仕事」の相談に乗ってくれる各都道府県の相談コーナーを検索できる(無料) - みんなの人権110番|法務省
差別、ハラスメントなどの相談(無料) - こころの耳
ストレス、人間関係の悩み相談(無料) - 女性の人権ホットライン|法務省
DV、セクハラ、職場いじめ、ストーカーなど女性の相談に特化(無料)
嫌がらせの対処法③仕返しする

仕返ししてやる
仕返しをすると、嫌がらせの頻度が増えてしまうかもしれない諸刃の剣ですが、ただ指をくわえて嫌がらせを受け続けるのも腹が立ちますよね。
場合によっては仕返しするのも必要かもしれませんので、方法だけお伝えします。
- メチャクチャ楽しそうに振舞う
- みんなの前で現場の写真を撮る
- 色々な人に相談しまくる
メチャクチャ楽しそうに振舞う
嫌がらせをする人は、ダメージを受けてるあなたを見るのが楽しいだけなので、何をされてもメチャクチャ楽しそうに振舞うことで嫌がらせをした本人はイライラし、徐々に嫌がらせは減っていきます。
何より、明るく振舞って友人(仲間)を増やすことで嫌がらせを抑止する効果もあります。
ダメージを受けないあなたを見てイライラする犯人を、ニヤニヤ観察してみてください。
みんなの前で現場の写真を撮る
みんなの前で現場の写真を撮るのも効果的です。
ペンを隠される嫌がらせを受けたら「あれー?ここいあった私のペンがないー」と言いながら現場の写真をパシャっ!
写真を撮る姿を犯人は絶対見てますからね。
犯人は(あの写真どうするんだろう?警察に持ってく?上司に見せる?私は逮捕されちゃうかも?)とビビります。
意外と小心者が多いですからね。
色々な人に相談しまくる
色々な人に相談しまくるのも効果的。
犯人はあなたに嫌がらせをして、相談している姿を見て最初は楽しいです。
でも、その相談相手が友人、上司、部下、他部門の人などと頻度がかなり上がっていくと、徐々に犯人が追い詰められていきます。
そりゃそうだ、周りの人間が「あなたに嫌がらせをしている人がいる」という目で観察しだすわけですから。
職場での嫌がらせは阻止できる
職場で嫌がらせを受けた場合、いじめと違って早期であれば改善させることができます。
- 記録する
- 相談する
- 仕返しする
この辺りを実践していけばいいでしょう。
それでもどうしても嫌がらせがなくならず、面倒くさいと思ったら転職するのも1つの手段です。
嫌がらせをしてくるような人物と一緒に働きたいか?というと絶対にNOですよね。
どうせ転職するなら、今より年収が高くて休みも多くて勤務時間も少ない所に転職したり、有名な職場に転職して奴らをアッと言わせてやりましょう。
それが最高の仕返しかもしれないですね。
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