整形外科クリニックで理学療法士が働くのはどうなの?給料は?仕事内容は?

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僕は整形外科クリニックで理学療法士として3年間ほど働いていたのですが、クリニック特有の特徴があります。

まず整形外科クリニックってかなりキャリアアップに向いてるよなーっと思います。

整形外科クリニックで働くことで、知識も、技術も、経験もかなりのレベルまで高められ、将来的にかなり有利になる可能性があります。

仕事面でも、給料面でも。

 

整形外科クリニックは一度経験しておくといいかもしれません。

 

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整形外科クリニックで理学療法士が得られるもの

ぼくは新人で整形外科クリニックに入職したのですが、今思えばかなり技術的に向上したんじゃないかな?と思います。

 

整形外科クリニックのここがすごい
  • 早くから患者を持てる
  • 治療手技を勉強できる
  • 施術回数が群を抜いている

整形外科クリニックで働くことは若手理学療法士にとって、かなりのメリットになると思います。

 

早くから患者を持てる

通常、理学療法士は6月に入る前に理学療法士免許が届きます。

それが届き次第、介入できるのですが整形外科クリニックでは4月から戦力として働きます。

 

もちろん介入は出来ないのですが、物理療法の設定や運動療法(自主トレ)の管理などでかなり間近で患者に接することができるんです。

これが6月の免許が届いたときに役に立ち、免許が届いてすぐリハビリ介入できるんです。

 

通常、新人は免許が届いても見学や模倣が主で、先輩理学療法士とコンビを組むなどして少しずつ臨床に慣らしていくのがセオリーです。

しかし整形外科クリニックは外来の人数が多いのもあり、すぐに単位を取らしてくれます。

 

僕の友達が6月の終わりでもまだまともに患者を持たせてもらえてなかった(都内のリハビリテーション病院勤務)のですが、その時点で僕は4人の患者を受け持っていました。

この介入の早さこそ整形外科クリニックの良い所で、ぼくたちは同期の誰よりも早く患者を受け持っていたと言えるはずです。

 

もちろん、整形外科クリニックに転職したら初日から18単位以上は確実に取ります。

もうできるでしょ?みたいなスタンス。

見学はほどほどに、いきなり全開で介入できるシステムは整形外科クリニックならではですね。

 

治療手技を勉強できる

整形外科クリニックは病院と違い、除痛に重きを置きます。

患者の訴えが「痛み」であることが多いので、治療するための手技や方法を1年目の初期からかなり勉強しなければなりません。

 

痛みが取れなければ担当変更させられますし、ゲートコントロール理論やらアナトミートレインやら筋膜リリースやらの勉強会にも積極的に参加します。

いや、参加せざるを得ません。

 

自分でこのように向上心を持ってガンガン勉強していくのですから、「痛みを取る」という分野に関してはかなりスキルアップが望めるはず。

もちろん、転職で整形外科クリニックに就職した際も、その治療スキルの違いに驚くと思います。

自分の技術をさらに高めるために整形外科クリニックに転職する人も増えている状況です。

 

施術回数が群を抜いている

整形外科クリニックは20分を1単位とし、1日18~22人の患者を見ていきます。

転職してきたPTはもちろん、新入職員でも7月頭にはすでに20単位は取得しているので、かなり早い段階でフル回転していきます。

 

回復期リハビリテーション病院では、1日で3~4単位を6~7人介入していきます。

しかし、整形外科クリニックは1日で1単位を20人介入していきます。

1か月20日としても、回復期リハビリテーション病院の場合は160人の介入に対し、整形外科クリニックは400人になります。

1年で回復期は1,920人に対し、整形外科クリニックは4,800人

 

もちろん、人は重複しますがこの人数の差は実に大きい!

介入するための話術・評価・治療・生活指導をその都度やっていかなければならないので、経験値はかなり向上すると思います。

 

実際にぼくが整形外科クリニックから回復期病院に転職した時は「こんなにラクでいいの?」と思ったほど。

もちろん、治療目的は違うので一概には言えませんが、整形外科クリニックはその患者介入の多さからかなり鍛えられること間違いなしです。

 

 

整形外科クリニックはキャリアアップしやすい!

これは転職する場合に言えるのですが、整形外科の求人を見ると

  • 経験5年以上募集
  • 主任候補募集

などの求人があり、その多くが整形外科や整形外科クリニックによるものです。

 

普通の病院ではなかなか上がらないキャリアも、整形外科クリニックなど個人の医師が経営しているような職場であれば比較的簡単に上げることができます。

実際にぼくの働いていた職場では経験年数が3年目の女性が副主任として働いていましたし、主任は経験年数が7年目の男性PTでした。

 

すでに求人で「主任募集」とあればキャリアアップもすぐにできますし、整形外科クリニックで新人から働いていたとしても整形外科クリニックは比較的出世がしやすい職場であると言えます。

 

整形外科クリニックの給料

整形外科クリニックの給料は360~450万円くらいです。

基本的に月給が高い印象で、ぼくが働いていた時は総支給額が29万円でした。

もちろん1年目です。

 

ただし、賞与はそんなに多くなかったですね。

これは職場によるとおもうので、確認することをおすすめします。

 

リハビリ主任になると、一般的な病院での給料は月2万円ほど増えますが、整形外科クリニックではもう少し増えるところが多いように感じます。

▽理学療法士の出世▽

【理学療法士の出世】実際になって分かった主任になるメリットとデメリット
理学療法士として主任になってみて分かったメリットとデメリットを紹介します。主任になると良いこともありますが、悪いこともあるのでよく考えてから出世するといいですね!

 

ぼくが転職した後、同期がリハビリの副主任になりましたが給料は6万円もあがったそうです。

すごっ!

また、求人を見ると「年収450万円」など、で決まることも多いですね。

 

整形外科クリニックで働くメリット

整形外科で働くメリット

  1. 経験がメチャクチャ積める
  2. リハビリ拒否が無い
  3. トイレ誘導や介助が不要
  4. 委員会などの仕事がない

 

毎日20人以上の患者に触れるという経験値はすごいですし、患者は自発的にリハビリに来ているので拒否は絶対にありません。

ADLもほぼ自立している方が多いので、理学療法士が苦手なトイレ誘導や介助も不要、面倒な感染防止委員会などの仕事もないのがメリットです。

 

整形外科で働くデメリット

整形外科で働くデメリット

  1. 拘束時間が長い
  2. ボーナスが少ない
  3. 治療時間が短い

 

拘束時間の長さは前述したとおり、19時まで患者受け入れしているところが多いので帰りは遅くなりがちです。

基本給も低めなのでボーナスや残業代も少なく、患者の介入が20分程度なのでじっくり患者を診たいという人には向かないかもしれませんね。

 

まとめ:整形外科クリニックで働いてみよう!

整形外科クリニックはすごく経験が積めますし、キャリアアップもしやすいです。

その経験は、転職した時にも役に立ちますし、一生の宝になります。

 

今病院で働いている方も、次の職場に整形外科を選んでみてはいかがでしょうか。

病院や老健とは違った経験ができますし、ガンガン治療介入するので理学療法士やってるなー!という感覚を味わえますよ!

 

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理学療法士の転職に「レバウェルリハビリ」をおすすめする訳|口コミや評判で分かる理由
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