理学療法士に限らず、何か月、何年も職場を離れると復職が難しいのでは?と考えてしまいますよね。
その多くが「出産休暇」「育児休暇」だと思います。
でもいままでの経験上、産休や育休を取って長い間職場を離れていても、皆さんほぼ問題なく職場復帰できています。
実際に私も病欠で3か月半休んでいましたが、復帰2週間でバリバリ働いていました。
ここでは、長期休暇の後に不安になる「ブランク」と「働きやすさ」についてお話します。
理学療法士はブランクがあっても大丈夫!
産休と育休で職場を離れると、だいたい仕事復帰までに1年半~2年を要します。
そうなると気になるのが「ブランク」
カンを取り戻せるだろうか?
皆と上手く働けるだろうか?
このような不安に駆られますが、ほとんど問題ない場合が多いです。
理学療法士の仕事はITテクノロジー系と違い、「接客・技術職」です。
1年や2年で接客術や治療技術は大きく変わりません。
むしろ必要なのはあなたの「人柄」なので、丁寧に敬意を持って相手に接すれば全く問題なく仕事はできるでしょう。
もちろん、書類業務や雑務は常日頃からアップデートされているのでその都度確認すべきです。
「計画書はこのやり方でいいですか?」と聞けばいいだけです。
また、カンが鈍るという話もありますが、確かに「危険回避」「負荷量」「運動技術」などのカンは鈍るかもしれません。
でもしっかりと安全マージンを取っていれば大丈夫。
現役バリバリの時はギリギリの負荷量を見極められたかもしれませんが、いまは少し弱めの負荷量で実施していればOKです。
ブランクがあっても周りのスタッフと上手く働けるか?
1年以上ブランクがあると、周囲環境も変わります。
新人が増えているでしょうし、もしかしたら「1年以上も休んでてすぐに働けるわけない」と、突き放される可能性もあります。
そう言った職場は理解のない職場と認定し、転職してしまうのがおススメ。
普通は温かく受け入れてくれるはずなので、長期療養、長期休暇で居場所がなくなるようであればそんな職場に見切りをつけるべきです。
まぁだいたいそういう職場は、休みを取る前に何らかのトラブルがあるものですけどね。
▽働きやすい職場を探す方法▽

少しでも働きやすくするためには、復帰する前に顔を出しておくなどしておくといいですよ。
実はスタッフの皆も、あなたが復帰することで不安に思っている場合がおおいですから。
理学療法士はブランクがあってもすぐ復職できる
理学療法士は1年や2年のブランクがあっても復職・就職できます。
理学療法士という国家資格の良い所で、一般企業に比べかなり復職しやすいです。
就職もかなりしやすく、働きやすい職場、復職しやすい職場はそれぞれですので、自分に合った職場を探していきましょう。



知識や技術のカンは動いて取り戻す
1年や2年のブランクは決して短いものではありません。
やはり「カン」というのは鈍くなってしまうと思います。
では、その感を取り戻すのはどうしたらいいか?というと、動いて取り戻すしかないんです。
人間は人に教えて貰っても理解できないし習得できません。
やっぱ自分で考え、動かないといけないんですよね。
だから積極的に患者に関わり、自分のカンを取り戻していく作業が必要です。
通常であれば1週間もあれば感は取り戻せますし、知識は日々アップデートしていけばそこまで遅れを感じることもありません。
どうせ一生勉強ですから。
ただし、復帰していきなり即戦力を期待されると困りますよね。
しっかり教育期間として1週間~2週間は通常より少ない単位数で仕事をさせてくれるところがいいですね。
仕事と家事・育児を両立できるか?
育児休暇明けでいきなり8時間働くのもキツイと思います。
そんな人に向け、「育児時短」という制度があります。
子供が3歳未満までに限り、就労時間を短縮してあたら蹴るという制度で、ちゃんと有休もありますしボーナスもあります。
こういった制度がしっかりしている職場なら安心して働けますよね。
ライフワークに合わせた働き方を探そう
あなたにとって何が重要かを考えてみてください。
出世、キャリアアップ、育児、家庭、趣味・・・
いろいろあると思いますが、この育児休暇中だからこそじっくりと考えていくべきです。
もしも出世や給料にこだわらないのであれば、パートから再出発するのも悪くないですよ。
訪問リハビリや整形外科であれば高時給の求人が多くありますし、半日働けば1万円くらい稼げるものもあります。



整形外科の働き方はこちらの記事にまとめています。
病院との違いを知って頂けるとイメージしやすいと思います。


