『鬱』の症状や特徴を的確に知ってリハビリテーションに役立てる

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【鬱病(うつびょう)】
気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害である

 

鬱病

誰もが1回は聞いたことのある病気ですが、実際にその病気の詳しい症状を知っている人は少ないのではないでしょうか。

 

  • ココロの風邪
  • 気持ちが沈む
  • 頑張ってはいけない
  • 励ましてはいけない

 

色々なことを言われていますが、どうもその決定打にかける気がします。

精神障害の診断と統計マニュアル』第5版には1日のほとんどや、ほぼ毎日、2、3週間は抑うつであり、さらに著しい機能の障害を引き起こすほど重症である場合である。
1 – 2年続く死別の反応、経済破綻、重い病気への反応は理解可能な正常な反応である場合があるとされている。

 

 

つまり、鬱病は思っているほど深刻で重篤な症状であり、「頑張れって言わなければいい」「そっとしておけばそのうち治るもの」と甘く考えてはいけないものであると思い知らされます。

では、鬱病って実際にどんな症状が出るの?というと、すぐに自殺願望などが出てくるわけではありません。
しかし、自分でも知らないうちに鬱病にかかっていたり、逆に鬱病だと思っていても実は違った、なんてこともあり得ます。

 

今回は、鬱病で起こりやすい症状をいくつかまとめましたので、もしも「私は鬱病かも…」と思ったら一度読んでみることをおすすめします。

いわゆる『自称:鬱病』という方も何人かいるかもしれませんね。

 

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鬱病の症状1:文字が読めなくなる

鬱病の症状で特に表れやすい症状の1つに、文字が読めなくなるといった症状があります。
医学用語では『失読』とも言われたりしますが、鬱病の場合は文字が読めなくなるというより、文字の内容が頭に入ってこなくなると言ったほうが正しいかもしれません。

読書をしていても、文字の羅列を眺めているだけで一向に理解できない状態が続きます。
もちろん、簡単な文章の理解もままならず、何度も繰り返し読まなければ全く理解できなくなります。

しかも、集中力も続かないため何度も読むこともできず、結局理解できないまま終わるといったことを繰り返します。

 

もちろん、文字自体は読めます。

 

『あおぞら』

 

という文字を読めても、『あおぞら』が何を指すべき言葉なのか?が分からなくなってしまいます。
これが鬱病で最も多い症状の1つです。

 

鬱病の症状2:脳からの指令が出にくくなる

鬱病になると、脳が全く働かない状態が続きます。

例えば、仕事上で重要な書類のチェックをしていて、明らかに問題のある内容でもOkを出してしまったり、やるべきことがいくつかあるにもかかわらず体が全く動こうとしない。

といった状況になります。

 

こうなると仕事にも支障がでますし、それどころか日常生活にも問題が出てきたりします。
レジにならんでお金を支払いたいけど、まったく小銭が出せなくなる、といった症状がこれにあたります。

 

この症状がひどくなってくると体が動かないばかりか、じっとしていて安静にしていても辛い、といった症状が出てきます。

 

鬱病の症状3:物事の前後の繋がりが分からなくなる

ぼくたちの会話や行動は100%聞き取れたり考えている訳でなく、前後の言葉や動きで理解していることが多いです。

 

  • 春の庭に赤い○○が咲いた

 

もしも○○の部分が聞き取れなかったとしても、文脈の流れからなんとなく『花』であることは推察されます。

これが鬱病の人は出来なくなります。

同時に、記憶もかなり変化してしまい、いま言われたことをその通りできないという不思議なことがおこります。

 

MMSE(Mini Mental State Examination)の設問で『「みんなで、力を合わせて綱を引きます」を繰り返し言ってください』というものがありますが、鬱病のひとはこれがしにくくなります。

同じような例で、紙に書かれた電話番号にかけようとしても、なぜか何度も違う番号にかけてしまう、といったことも起こりやすくなります。

 

鬱病の症状4:本当に何もしたくなくなる

鬱病の人は活気がない、生気がないと言われることもおおいですが、本当に何もする気がなくなります。

それこそ、趣味活動が云々ではなく、生理的欲求レベルから何もする気がなくなっていく。

 

有名なもので『マズローの欲求段階説』というものがあります。

  1. 自己実現の欲求 (Self-actualization)
  2. 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
  3. 社会的欲求 / 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
  4. 安全の欲求 (Safety needs)
  5. 生理的欲求 (Physiological needs)

 

の5段階であり、この最も基本的な生理的欲求(生命を維持するための本能的な欲求で、食事・睡眠・排泄など。)ですらしたくなくなると言われています。

鬱病の方に『拒食』『不眠』『便秘(膀胱直腸障害)』が多いと言われている理由もここにあるのかもしれません。

とにかくやる気がなくなります。
だから周りの人は『サボってる』として見がちですが、これはこれでかなりシンドイんだそう。

 

うつ病患者のリハビリ

うつ病で最も大切なのは「休養」です。

焦る気持ちを抑え、心と体をよく休めるようにします。

リハビリをするのは、もう少し心と体が落ち着いたら開始します。

 

また、鬱病は波の激しい病気です。

調子が良くなったり悪くなったりを繰り返すので、調子がよくなったからといって治療を中止しないように注意が必要です。

 

リハビリテーションとしては、まず話を聞く(傾聴)から始め、徐々に活動範囲を広げていくことが大切。

身の回りの作業を行ったり、手芸や工作など集中して行える作業課題を行っていくと良いとされています。

屋外散策や、スポーツなども実施します。

 

この時注意しなければいけないのが「患者の好きな事だけをしないこと」です。

スポーツもレクリエーション活動も、得手不得手があります。

だからといって、苦手な事から避けるのではリハビリにはなりませんので、自分の苦手な事にもチャレンジする=積極的に行動するというアクションが重要。

もちろん、患者のメンタルや感情の起伏などを考慮し、療法士が検討すべきですけどね。

たとえば、野球が得意な患者とキャッチボールした時に、病前に比べて上手くできなくなっていた場合、その行為が患者を追い込むことにもなりかねません。

だから作業課題は慎重に検討すべき。

 

こうして徐々に社会性と、自分自身への自信を取り戻していくのがうつへのリハビリテーションの第一歩になります。

 

まとめ

鬱病の症状に多いのは

 

  1. 文字が読めなくなる
  2. 脳からの指令が出にくくなる
  3. 物事の前後の繋がりが分からなくなる
  4. 本当に何もしたくなくなる

 

といた症状だそうです。
もしこのような症状が続くようでしたら、早めに医療機関(精神科)にかかることをおすすめします。
最近の精神科はとっても清潔で落ち着いた雰囲気ですので、ちょっとした悩みでも行ってみるといいかもしれません。

 

鬱病の大きな原因はストレス

鬱病にかかる一番の原因はストレスです。
現代社会で生きていくにはストレスが強すぎるんです。

特に、職場でのストレスが最も多い割合を占めているそうで、ストレスのない職場に勤めることが鬱病を予防する一番の対策です。

 

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理学療法士の転職に「レバウェルリハビリ」をおすすめする訳|口コミや評判で分かる理由
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