年に5日以上有休取れてる？有給休暇の取得が義務化されてますけど。

難しい話をなるべく分かりやすく解説していくよ！
自分が働く環境の事だからしっかりと勉強していこう！

今回の働き方改革関連案は労働者に有給を取らせることが主な目的になったんだね。

もともと、労働基準法では労働者に対して一定数の有給を与えることが義務付けられてるんだけど、なかなか有休を使い切れていない現状があるんだよ。

それがダメ！！

『みんなに悪いから』『職場に配慮して』『代わりの人が見つからない』という労働環境がそもそも悪いのであって、有給を取れない理由にはならないんだ。
それはその会社が悪い！

そんな『有給が取れない状況』を打破するために、今回の有給休暇取得義務化という『クソみたいな法律』が出来上がったんだ。

そもそも、すべての労働者が安心して有休を取れていればこんな法律はできなかったと思うよ。
むしろ有給休暇取得義務化という法律ができたことは恥ずべきことだと考えたほうがいい。

有給は働く人の権利だから義務化されることがおかしな話なんだけど、今回はその『有給取得義務化』で何が変わるかを話していこうか？

ちなみにキミ、有給あるの？

2年半ということは有給は10日以上あるから、有給取得義務化の対象になるね。

パートの人も有給は出るので、以下の表を参考にしてくださいね。

いやいや、有給は基本的に今までと同じように取ることができるんだ。
そして、自分の都合で有休を5日使った場合、会社側からの有給指定使用はされなくなるんだよ

うん、関係ないね。
あくまで有休を使えない労働者に向けた法律だから…。

そして、有給取得義務化に職場が対応する方法として『個別指定方式』と『計画年休制度』というものがあるんだ。

詳しく説明するよ！

個別指定方式を導入するには『年に5日以上有休を使っているスタッフが多い職場』が導入することになりそうだね。

職場が、もう7月10日～15日は有給で休み！って決めちゃう。

そうすることで有休は使わざるを得ないし、むしろ日本人は休みを指示されたほうが休みやすいという特徴もあるんだ。

そうだね。
だから『会社全体で有休を取得する場合』『部署ごとで有休を取得する場合』『個人で有休を取得する場合』などのパターンが考えられる。

秋には祝日も多いので、長期連休にできるかもね。

いやいや、有給取得義務化に違反すると刑事罰になるんだ。
刑事罰は労働者1人に対して1つの罪になるんだよ。

従業員1000人全てが有給を5日取れていなかったら。30万円×1000人で3億円の罰金ということになるね。

だからきちんと有給取得義務化の対策を取っていかなければいけないんだよ。

普通に有給消化ができるホワイト企業は慌てる必要ないよね

あなたの職場はどうですか？上司や役員が慌ただしく動いていませんか？
そういった職場はいままで十分に有給を取れてきていなかったんじゃないでしょうか。

これを機に、職場はもっと従業員が働きやすい職場ってどんな職場か？というのを考えるべきポイントになってきてるんだとおもいます。