理学療法士が現場で使うのは教科書と参考書どっち?

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学生は学校で教科書を利用しますよね。
でも勉強する時って参考書も別で用意する人も多いのではないかと思います。

では、その『教科書』と『参考書』の違いってなんなのでしょうか?

 

教科書とは「小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校及びこれらに準ずる学校において、教育課程の構成に応じて組織排列された教科の主たる教材として、教授の用に供せられる児童又は生徒用図書であり、文部科学大臣の検定を経たもの又は文部科学省が著作の名義を有するもの」
文部科学省

 

カンタンに言うと、教科書は文部科学大臣や文部科学省が教育上必要だと認めた資料の事

参考書は教科書だけでは理解しきれない点や教科書の補足となる資料の事
教科書よりも丁寧に、多くの方が理解しやすい様にまとめられているものが参考書です。

 

では何か勉強をしようと考えた場合、教科書と参考書のどちらを使えばいいのでしょうか?

結論を言うと、基本的に参考書は不要で、教科書を徹底的に解けば何も問題ないということが言えます。

参考書と教科書の決定的な違いとは?

参考書はそもそも『参考にするもの』です。あたりまえですが…

つまり教科書の勉強をするときの補助として活用するということ。
だから参考書は教科書よりめちゃくちゃ詳しく載っている場合がほとんどです。

 

参考書は詳しい。
しかし詳しいが故に膨大なボリュームとなり、かなり分厚いです。

この分厚さがネックで、どこに何が書いてあるかもわからないし、読んでいるとさらに深く深く調べる羽目になり勉強量が膨大になってしまいます。

これは理学療法士でも大学受験でも同じで、参考書を中心に勉強すると非常に時間がかかってしまいます。

 

結局は『厚い』『重たい』『使いにくい』と3拍子揃った参考書は使われず、本棚の飾りになっていってしまうんです。

 

教科書は広く浅く

教科書だけやっても不安な気持ちも分かりますが、教科書の網羅する範囲はかなり広いです。
しかも内容も『文部科学省』などのお墨付きであるため、かなり信頼性のある内容となっています。

文部科学省もかなり昔からデータ蓄積をしていますので、学生がどのタイミングでどの項目を習うべきかち密に計算されています。

つまり、教科書を初めから最後までじっくりやるだけで、大学受験や資格試験は問題なくパスできるということです。

 

つまりまとめるとこういうこと。

【参考書と教科書の違い】

  • 参考書は詳しいけど無駄が多い(使わない部分が多い)
  • 教科書はページ数は少ないけど必要十分(すべて必須)

 

 

理学療法士の国家試験も教科書から出題される

理学療法士の国家試験も、基本的に養成校の教科書をじっくりやれば合格点は取れるようになっています。

理学療法士国家試験の国家試験問題も、養成校の指定教科書を参考に作成されています。
中には教科書に載っていない問題もあるかもしれませんが、だからといってそれが原因で落ちるということはあり得ません。

教科書さえやっていれば参考書は不要であると言えるでしょう。

 

教科書の厚さが薄っぺらい理由

参考書を書店などで探すと、その尋常じゃない厚さに驚くと思います。
教科書はそれに比べて意外と貧相…

それはなぜか?というと原因は2つあります。

 

  1. 必要な事だけを載せているから
  2. 問題数が少ないから

 

これにより教科書は薄く感じてしまうんです。
とはいえ、内容は十分試験対策には事足りるので、教科書で満足できない場合は参考書より問題集を購入するほうがいいでしょう。

問題集は解説が載っているものを選べば、それが参考書としての役割にもなりますし、問題を解きながら解説を読めるので勉強のスムーズさが段違いです。

 

これは理学療法士の試験のみならず

  • 高校受験
  • 大学受験
  • 社会人の資格試験

でも同じことが言えます。
全ては教科書を中心とした基礎的な部分から出題されているのは間違いないです。

 

理学療法士の国家試験対策に必須の問題集

理学療法士の国家試験対策には、参考書より問題集が必須です。
その問題集の全てをレビューしましたので、参考にどうぞ。

理学療法士国家試験対策のおすすめ参考書【20冊】レビュー!使いやすくて役に立つ問題集を超まとめ!
学生指導を中心に行っている理学療法士が、国家試験に絶対に役立つ参考書を20冊紹介します。人気のものをほぼ網羅しているので。自分に合った対策本がきっと見つかります。

 

参考書は就職した後に役に立つ

では参考書はどういった時に使うのか?というと、就職した後に非常に役に立ちます。

例えば、就職先が整形外科だった場合、学校の教科書では「内科」「脳神経外科」「小児科学」など無駄が出ます。

そうした場合、改めて「標準整形外科学 / 井樋栄二 / 吉川秀樹 / 津村弘」という参考書を購入して使ったほうが役に立つでしょう。

もっと言うと、整形外科の中でもあなたの病院が膝に特化した病院なら「半月板のすべて 」とか「膝のスポーツリハビリテーション/大内洋」を買って勉強すればいいんです。

参考書はより深く、詳しく書かれているので、専門的分野に進んだ場合は学校の教科書より参考書を使うべきです。

 

不要な教科書や参考書は捨てないで!

医療業界は日々進化しており、5年前の教科書や参考書の内容は古くなっていることが多いです。
だから新しいものを買うのですが、その古くなった教科書や参考書を捨ててしまうのはもったいないです。

医学書は最低でも5000円以上し、高いものは2万円もするのでお金がかかりますよね。
だからその古い教科書を売って、資金を稼ぎましょう。

 

とはいえ、街の古本屋に持って行っても高く買い取ってくれませんし、オークションサイトを利用しても古い教科書はなかなか売れません。

だから医学書専門の買い取り業者に買い取ってもらいましょう!

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