仕事が先輩みたいに評価も治療も上手くできない…
私は理学療法士に向いていないのかも…仕事も楽しくないなぁ
【この記事で分かること】
- 仕事ができないと悩む前に知っておきたい『あたりまえ』
- 新人理学療法士が自信をつける方法とは?
- 新人理学療法士が不安に思う原因は『環境が悪い!』
自信がない
理学療法士として働いてみて、こんなことを経験していませんか?
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患者の評価、治療プログラムがたてられない
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患者がなかなか良くなっていかない
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同じミスばかりして自己嫌悪
周りの人に比べて劣等感があるの。
患者さんから拒否されることも多いし…。
だいじょうぶ!みんなそうでした!
新人なんだから悩んで当たり前!…と言われても半信半疑ですよね。
ここでは3年目以下・仕事に悩む理学療法士に向けて『悩んでも大丈夫!』
というメッセージと、その悩みを解決する方法をお伝えします。
みんな最初は初心者!というか理学療法士は悩むのは当たり前!
ぼくは理学療法士になってそこそこの年数が経っています。
もうあまり上のスタッフからは小言を言われなくなってきましたし、年下の子たちがぼくを頼ったりしてくれます。
そんな僕にも、1年目のころはありましたし、その頃はいろいろなことに悩んでいました。
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患者の評価ができない
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患者から拒否されて担当変更させられる
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上司に呼び出されて怒られる
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辞めたいと何度も思う
とてもじゃないけど『仕事が楽しい!やりがいがある!』なんて思う事はできませんでしたね。
1年目から自信のある人なんてあまり居ないでしょうし、悩むということはそれだけ『理学療法』や『患者』に対して真剣に向き合っている証拠。
いま僕が思う事。
それは『悩んで当たり前だった』ということです。
逆に悩んでない3年目以下のスタッフはちょっと危機感持った方が良いよ
理学療法士は一生勉強!だから一生悩むんです
理学療法士は一生勉強するんです。
理学療法士協会でも『生涯学習』と題して様々な制度を作っています。
- 新人教育プログラム
- 認定理学療法士
- 専門理学療法士
- 地域包括ケアシステムに関する推進リーダー制度
- 指定管理者制度
- 講習会・研修会情報
【理学療法士協会】
理学療法士として、日歩精進し成長し続けなさいというメッセージを感じるね。
なんで一生勉強しなければならないんですか?
理学療法士として働く以上、必ずどこかで壁に当たるときがくるんだ。
患者の治療で悩むかもしれないし、後輩の育成に悩むかもしれない、医療保険の改定で悩むかもしれない。
そのたびに僕らは悩み、勉強を重ねていくんだよ。
だから一生勉強しなければならないんですね。
ぼくもまだまだ勉強の身です。
最近は認定理学療法士の試験も受けましたし、学生指導でも悩んでばかりです。
だから新人は悩んでも気にしないでください。
これからもずっと悩み続けますから!
う~ん…でもでも!やっぱり悩むのはイヤー!
なんとか自信をつけたいの!
新人理学療法士はどうすれば自信が付くの?
自信をつけるために勉強会やセミナーに参加している人も多いかと思います。
でも、あなたがどんなに勉強をしても自信がつくことはないと断言できます。
なぜか?
それは成功体験(経験)が圧倒的に足りないから。
例えば、始めてやるスポーツの試合に出されて上手く動けるでしょうか?
まず無理ですよね。
最初は基礎的な練習からはじめ、応用練習、練習試合などを経験して本番に臨むと思います。
理学療法士になりたてのキミは、まだこの『練習』が圧倒的に不足している状態です。
キミがやってきたことといえば、学校での座学とたった数か月の臨床実習のみ。
その程度の経験では、臨床現場で上手に立ち回るなんて無理ですよ。
新人理学療法士に圧倒的に不足している『仕事の経験』
自信がない、悩んでいる…
だから勉強しよう!と、勉強会に参加して知識を増やしてもダメ。
そこには体験がないから。
勉強や知識は技術と直結しません。
勉強や知識があり、そこに『体験や経験』を挟むことで、ようやく徐々に身についていくものということを覚えておいてください。
自信をつける方法は経験を重ねることのみ!
勉強して、患者との理学療法を経験しよう!
むしろ知識がなくても、体験を何回もすれば自信はつきます。
新人理学療法士こそ『成功』も『失敗』も体験しましょう。
一生勉強が必要なのに勉強会に参加しなくてもいいの?
先ほど、『理学療法士は一生勉強!だから一生悩む!』という話をしました。
でも、新人理学療法士が悩むのは『体験がないから、勉強より体験をしろ』という話もしました。
なんか矛盾してない?
一生勉強しなきゃいけないけど、新人は勉強より体験をしろって。
そうだね。
勉強をすれば自信が付くと思っているんなら、勉強をしても意味がないっていうことだよ。
勉強をしても自信はつかないんですか?
つかないよ。
勉強の目的は自信をつけるためじゃなくて『体験回数を減らす』ために必要なんだ。
しかし、フィギュアスケートの知識やトレーニングの知識があれば、全くの素人より早く3回転ジャンプを成功させることができるでしょう。
※あくまで予想です
なるべく早く成長するために知識は必要ですが、自信をつけるために知識は不要です。
僕らのような技術職だけじゃなく、知識職(旅行コーディネーター、通訳など)にも重要なことだよ!
失敗の経験を積むことで成功の確率を上げる
ぼくもいまだに失敗します。
しかし、その失敗を通して『この場合はこうしたほうが良かったな…』と、修正できる能力があれば次は失敗しません。
失敗することを恐れると何もできなくなります。
失敗することで、次に成功することができるでしょう。
『失敗は成功の基』とよく言われているけど、それは本当です。
失敗も経験なので失敗から学び、経験を積んでいけば素晴らしい理学療法士になれますよ!
自信がつきにくい職場もある!環境を変えてみよう
職場によっては、自信が付きにくい場合があります。
- 先輩が相談に乗ってくれない
- 褒めてもらえない
- 自分で考えさせられてばかりいる
- 毎日怒られる
そんな職場では成長できません。
キミが迷った時に、先輩は改善案を出してくれていますか?
指導とは『ある目的・方向に向かって教え導くこと。』
あなたに対しての導きがなければそれは指導と言えず、指導のない職場では成長は見込めません。
もしも先輩や上司から改善案が出されていない、放置されているのであれば、もっとキミを成長してくれる職場に転職してしまうのも手です。
今では1年目で転職してもとくに問題ない時代になってきました。
キミを成長させてくれない職場にメリットはありません。
もしキミが理学療法士として成長したいと望むのなら転職も視野に入れてみてください。
▼1年目の転職ってどんな感じ?▼
転職は仕事をしながらだと難しいのですが、転職サイトを利用して転職エージェントの助けを借りれば比較的簡単に転職する事が可能です。
転職に失敗しないためにも、転職サイトを利用するのはものすごく効果的!
もしも今の仕事に自信がないのであれば、戦う土俵を変えてみるのもいかがでしょうか?