新人理学療法士にとって何が一番大切か分かりますか?
知識や技術ではありません。
人との付き合い、接し方、接遇です。
相手がどのような事を考え、どんな反応をしているのかを見極めるスキルが重要になります。
- 相手は今忙しいの?話しかけていいの?
- なんで患者に拒否されるの?
- なんで話が続かないの?
そんな疑問がいくらでも出てくると思います。
そんな新人さんに読んでほしいのが完訳7つの習慣 人格主義の回復です。
この本を読むことで、根本的な生き方を見直すための方法を知ることが出来ます。
2018年の時点で44か国語に翻訳され、全世界3,000万部、日本でも200万部を売り上げたベストセラーに1度目を通しておくことをおすすめします。
ちなみに、かなりボリュームがあるので活字が苦手な人は漫画版もあるのでこちらをどうぞ。
「7つの習慣」にはどんなことが書いてあるの?
人間は何か失敗したり、壁にぶち当たったりすると環境や周囲の人間のせいにしようとします。
- 道具が悪い
- 教え方が悪い
- 相手が悪い
そんな考えではいつまでたっても成長しませんし、成功しません。
7つの習慣を読むことで、「成功」「自立」するための方法や考え方が学べます。
特に新人は学生と言う「依存した状態」から社会人という「自立した状態」に移行していかなければなりません。
これが上手くできないと「学生気分が抜けていない」と揶揄されてしまいます。
でもあなたたちは本当に学生気分が抜けないのではなく、「自立するための考え方を知らないだけ」だと思います。
だったら学びましょう。
この本を読んで、何か1つでも変わることができれば、あなたは成功への階段を登っていくと思います。
7つの習慣の要約
物事の見かたを変えなければ、周囲の物事は変わらない。
あなたに降りかかるもんだいは、あなた自身にある。
例えば患者と上手くコミュニケーションを取れなかったとします。
そんな時、あなたはどう考えますか?
- 患者が協力的じゃなかった
- 患者が認知症だった
- 患者が最初から不機嫌だった
そう思うかもしれません。
でも本当は違います。
上手く会話が出来ないのは、あなたのコミュニケーションスキルが低いせいなのに、そこには触れずに相手を責めていませんか?
相手のほうが間違っていると思っていませんか?
そんな考えでは、患者とよい関係を得ることは永遠に不可能です。
- 自分が変わろうと努力する
- 効果的な方法を模索する
- 常にトライし続ける
そうすることで初めて真の自立へと昇華するんです。
実際に読んでみると「なるほど」と感心することも多いし、理学療法士として重要な事も書いてあります。
特に「自分を理解してもらうには相手を理解する」という文章があり、話の聞き方を変えていくことが重要と書かれています。
- オウム返しをする
- 話の中身を自分の言葉に置き換える
- 相手の感情を反映する
- 頷く
という技術は、患者との信頼関係を築くために重要なスキルで、私たちが普段から行っていることです。
こういうのを読むと「自分は間違っていなかった」と自信が持てますね。
7つの習慣から得られるもの
- どんな環境、状況でも自分の捉え方や磨き方で良い方向に変わっていく
- 人や環境を和えるには、自分が変わるしかない
- 1日1歩でいいから変化していく週間を身に付ければ、5年後10年後に大きく変わる
- 自分がやるべき習慣を見つけることができる
新人って何をしたらいいか分からないと思います。
この本を読むことで、1つでもいいので実行してくれると嬉しいです。
何をしたらいいか分からない…。
じゃなくて、何をすべきか探す!
まず、自分の行動を改めましょう。
この本を読んでみるという行動をまずはしてみませんか?
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