僕の職場には「ワーママPT(ワーキングママの理学療法士)」が4人以上います。
OT・STと合わせると10人以上。
うちの職場は、働くママ理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にとって「働きやすい職場である」と言えます。
働くママにとって、どんな所が「働きやすい」と感じるのでしょうか?
実際に、同僚たちに聞いてみました。
この職場で働いててよかった!嬉しい!と思う事ってどんなところ?
いくつか答えを頂き、「働くママの求める職場像」がなんとなく見えてきました。
▽子育てのしやすい職場を検索!▽
子供ありワーママが働きやすい仕事環境ベスト6
【1位】 | 子供の熱発などの不測の事態でもすぐに対応してくれる |
【2位】 | 休みがとりやすい・希望休を出しやすい |
【3位】 | 職場が子育てや育児に協力的 |
【4位】 | 育休・産休に配慮がある |
【5位】 | ブランクがあっても職場復帰しやすい |
【6位】 | 小さな子がいても1人の職員として対等に扱ってくれる |
解答はフリー解答でいくつか答えていただきました(独自調査)
このような結果でした。
お答えいただいた方に理由も伺ってきたので、ご紹介していきます。
働くママが嬉しい!子供の熱発などの不測の事態でもすぐに対応してくれる
子供が熱などで保育園にお迎えに行かなきゃならないときに、すぐに早退させてくれるウチの職場は有難いです
子供のことに関心を持って対応してくれる職場スタッフには感謝しかないですね
子供のいる家庭というのは様々なイレギュラーな出来事が多発します。
- 急な発熱
- 園からの急な呼び出し
- 平日の保育参観
もしもあなたの仕事が、このような不測の事態に対応できなかったらどうでしょう。
子供が熱発してるのに、子供を置いて仕事に行く親って、子供からしたらどう?
心細いよね。私より仕事が大事なんだ?って思っちゃう。
特に保育園から小学校低学年くらいまでは色々な事が起きます。
そうなったときに、すぐに早退の準備など対応してくれる職場のほうが有難いですよね。
特に理学療法士の仕事は「患者」というお客がいるので、すんなり帰ることは難しいです。
自分の担当患者を誰かにお願いしなければなりませんから。
でも、そういったことをパッと対応してすぐにフォロー体制を取れる職場は働くママ理学療法士にとってすごく有難いことです。
そういった職場には子持ちのママ・パパが集まってきますし、みんなが助け合って仕事をしています。
またあの人、子供が熱だって言って帰ったわ!こっちが大変になるじゃない…ブツブツ
という人がいる職場より
小さいうちは大変ね!早く帰ってあげて!
という人のいる職場で働いたほうが気持ちよく働けますよね!
働くママが嬉しい!休みがとりやすい・希望休を出しやすい
子供の急な体調不良なんかで突発で休みやすいので、すごく助かっています
子供の保育園や学校のイベントで休みを取りやすいのは有難いですね
子供がいると突発的に休まなければならないことが多くなります。
朝起きたら子供が熱を出してた!なんてしょっちゅうだし
昼間に保育園から電話がかかってきて『体調が悪そうだから迎えに来てください!』なんて言われることもあるんだ
そしたらすぐに職場に行って休みがもらえたほうがいいね
子供は本当にイレギュラーなことが起こります。
このような急病などに対して、休みをすぐに取らせてくれる職場というのは有難いですし、子育てする理学療法士にとて働きやすいと言えます。
休みの希望も出しやすいか?も重要
また、保育園の行事などに参加したい!と考えるのは当たり前だと思います。
運動会や保育参観、クリスマス発表会などイベントが多くあるのでそれに合わせて休みが取れる職場だと働きやすいです。
ぼくの職場は回復期なので、日曜も月に1~2回働かなければなりません。
しかし、子供のイベントがあると休みの申請を出すのですが、これが簡単に通るから今の職場は本当にありがたいです。
毎回、代わりに出勤する人を見つけて交渉する職場もあるみたいだけど、そうするとどんどん肩身が狭くなるよね
確かに。
ある程度優遇してくれると嬉しいかも。
休みに関しては本当に切実です。
子供の為に休みたいのに休めない!という職場は非常に働きにくいので注意しましょう。
働くママが嬉しい!職場が子育てや育児に協力的
パパPTも多いから職場の皆が子供に関して協力的で本当に助かっています
休みを取りやすいかどうか?という話にも繋がってくるのですが、職場全体が子育てするスタッフに協力的な職場だと本当に働きやすいです。
今でこそ少なくなりましたが、子供の体調不良で休むとブツブツ文句を言われたり、職場内での地位を下げられたりといったことも起こりえます。
このようなパワハラは昔はとても多かったんだ。
だから働くパパサラリーマンは子供のことで休んだりしなかたんだよ
そんな時代もあったんだね、子育てに理解を示す職場が増えるといいな。
こういった職場の雰囲気は、上司の考え方で変わってきます。
上司が子育てするスタッフに対し、配慮できている職場であれば自然と職場の雰囲気は子育てに協力的になるでしょう。
子育てをしたことない若手PTも、将来の自分に投影して気を使てくれたりするので、教育の行き届いている職場では本当に働きやすいですよ!
働くママが嬉しい!育休、産休、復帰への配慮がある
産休や育休は取りやすいし、出産後も時短勤務など働き方は様々なのでママでも働きやすいのが魅力ですね
子供の為に働くというのは、今いる子供だけに限った話ではありません。
- 妊娠、出産への配慮
- 産前、産後休暇の取得
- 育児休暇の取得
- 時短勤務
こういったことに配慮ができている職場を探すというのも重要です。
まだお子さんのいない女性理学療法士でも、産休や育休を重要視している方が増えてきています。
男性理学療法士だって育休はとってもいいので、そこに理解のある職場で働きたいよね
働くママが嬉しい!ブランクがあっても復帰しやすい
子育ても仕事も大切にしたいので、また職場復帰できるシステムが揃っていると嬉しいです
出産や育児をしていて1年以上現場から離れると、さすがに理学療法士としてのカンが鈍ります。
もともと何年も働いていたことなのですぐにカンは取り戻せますが、さすがにすぐにバリバリ働くのは難しいと思います。
子供も小さく、急な熱発等が心配されますので、このあたりに配慮してくれる職場での復帰を目指すのもアリです。
当院では『時短勤務』といって、9時~15時までの勤務をしているママ療法士が3人いるよ
最初はそれくらいがちょうどいいかもしれないね!
このように職場復帰するための再教育体制が整っている職場は、ストレスなく復帰できるのではないでしょうか。
ブランク開けはみんな不安です。
ゆっくり慣れていけるように配慮してくれる職場は有難いですよね。
働くママが嬉しい!小さな子がいても1人の職員として対等に扱ってくれる
妊娠中や産後にあまり気を使われても申し訳ない…ちゃんと仕事も与えてくれて対等に扱ってくれるのがいいですね
これは意外だったのですが、妊娠しているからといって過剰に気遣うとかえって心苦しい、という意見がありました。
もちろん、過剰な重労働(全介助のトランスファーなど)は避けるべきですが、ある程度仕事は振ってほしい!という希望もあるようです。
ママだって1人の職員!しっかりと働くことで「存在価値」を見出せるんだ
もちろん、その人の意見を尊重しながら仕事を振っていくよ!
まとめ:子育てしながら働ける職場を探そう
子育てしながら働くには、職場の協力が不可欠となります。
子供の熱発ですぐに帰られてくれるような職場なら有難いですが、そんな職場も多くはない様子。
嫌味を言われたり、仕事を振られなくなったりする場合も。
そんな職場に勤めていたら、とても子育てと仕事の両立は無理ですよね。
いままでお話してきたような「子育てに理解のある職場」は増えてきていますが、なかなか自分の条件に合う職場を見つけるのは難しいです。
そんな時、転職サイトの「転職エージェント」に相談すればきっと希望の職場を提案してくれるはず。
いまどき、どのサイトでも『育児PT歓迎』『時短OK』などの求人はあります。
特に、【PTOTキャリアナビ】とマイナビコメディカル は『育児に理解のある速場を探してほしい』という要望にもすぐに応えてくれます。
子育てしながら働くなら職場環境はとっても大事!
ぜひ仕事探しの時には相談してみてくださいね!