子どもと片足立ちの関係を知る!発達検査で片足バランスをさせる本当の理由




子どもの発達段階では片足立ちが重要視されています。

僕たち臨床家も、子供の身体的発達を見る場合に片足立ちをまずさせることが多いです。

 

  • 子どもの発達と片足立ちの関係ってなんでしょう?
  • 片足立ちが苦手な子はどんな弊害があるのでしょうか?

 

今回は、子どもの身体機能と片足立ちの関係に着目していきます。

今、6歳以下の子どもがいる方は、目を開けた片足立ちをさせてみてください。

何秒できたか覚えておいてくださいね!

 

【参考文献】

 

子どもの発達:片足立ち時間の平均値

子どもの発達段階についてはこちらの記事をご参照ください。

子供の発達:うちの子は早い?遅い?0から6歳までにできる事を知ろう!
子供が成長(発達)していく過程を月齢別にわかりやすくまとめました。自分の子供や患者の月例発達と照らし合わせてご活用ください。

 

その中でも片足立ちに着目してみると

  • 3歳6ヶ月で   2秒
  • 4歳6ヶ月で   3秒
  • 5歳で      5秒

くらいが目安と言われています。

 

今の月例と照らし合わせて、子どもがどれくらい片足立ちできるのかを把握しておきましょう。

 

片足立ちできず、ケンケンして移動してしまう場合

その場での片足立ちができず、ケンケンで移動してしまう子どももいます。

ケンケンができるのは3歳~3歳半なので、よいのでは?と思うかもしれませんがそうではありません。

ケンケンは実はそんなに難しい運動じゃないんです。

 

  • ケンケンが3歳
  • 片足立ち5秒は5歳

 

と言う事を考慮すると片足立ちのほうが難しいと言えます。

ケンケンはカンタンなんです。

 

左右どちらかしか片足立ちができない

左右どちらかしか片足立ちができない場合、利き足が右だから、というように考えてしまいがちですがそうではありません。

片足立ちは足を棒のようにして姿勢保持するので、筋力はほとんど使わないんです。

 

もしも、片方が5秒以上できるのにもう片方が1秒もできないなどの左右差があれば、もしかしたらなんかの問題があるのではないかと推察されます。

 

子どもが片足立ちができない問題点

片足立ちができない原因は以下の通りです。

  1. 平衡感覚が低下
  2. 偏平足
  3. 幼児期の反射が残っている

 

平衡感覚が低下して片足立ちができない

平衡感覚は、人間が経つ・移動する・生活するといった基本的なことを遂行するために重要な機能のひとつです。

平衡感覚が全くなければ、食事をしたりトイレに座すこともままならないでしょう。

 

この平衡感覚が低下したり、ズレている場合はこれからの生活に支障をきたす可能性があります。

  • まっすぐ走れない
  • すぐに転ぶ
  • 動作が遅い
  • 集中力が無い
  • 多動

などの問題が出てくる可能性があります。

だからこそ、片足立ちで平衡感覚を随時チェックし、異常が見られたらすぐに対処する必要があるんです。

 

対処法として、バランス練習を繰り返すことで改善します。

ケンケンパで遊んだり、継ぎ足し歩行をしたり、ジャングルジムにのぼったり。

 

偏平足により片足立ちができない

偏平足は、足の裏の土踏まずがなくなりぺったんこになている状態です。

偏平足は実に日本人の70%が抱えている問題で、幼児期に歩かせなかったり、抱っこの時間やハイハイの時間が長いと偏平足になりやすい、といわれていますが明確な根拠はありません。

 

偏平足になると、足の指の力が低下します。

床面を掴む力が弱くなってしまうので、バランスがとりにくくなるようです。

 

対処法として、つま先立ちをする練習を繰り返すことで改善されるという報告が、日本医師会のHPでも紹介されています。

 

幼児期の反射が残っているから片足立ちができない

赤ちゃんの頃には様々な反射があり、これを原始反射と言います。

無意識に出て着るものなので自分では制御できないのが特徴。

 

大人でも反射は存在しており、無意識に出てきたりもします。

捕球時のATNR

 

このような反射は稀に出てくるものですが、原始反射がずっと残ってしまうと片足立ちができない玄以になります。

この場合、小児科の受診をおすすめしています。

 

まとめ:幼児期の身体発達は片足立ちだけでもわかる

全てとは言いませんが、片足立ちの検査をするだけでその子供の発達が正常化、遅れているかを理解することができます。

もし遅れているようだったらほかの検査をすればいいですし、小児科に相談しに行くのもいいと思います。

 

こういったことは3歳児検診とかで発覚することもありますが、日ごろから親が子供の動きを見ておくことがいちばんの方法になると思います。

 

あれ?なんかへんだな?と思ったら、すぐに相談してください。

 

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