理学療法士は分野ごとに学ぶべき領域が違います。
今回は「スポーツ整形」「運動器疾患」に携わる理学療法士にぜひ手に取ってほしいおすすめの書籍(参考書)をおすすめします。
理学療法士のみならず、整体師やマッサージ師にもお勧めですよ!
運動器の認定理学療法士で、かつスポーツ整形の急性期に従事している理学療法士が7冊選びました!
- 筋骨格系のキネシオロジー
- 骨格筋の形と触察法
- 運動のつながりから導く肩の理学療法
- 腰椎の機能障害と運動療法ガイドブック
- 股関節・膝関節・足関節理学療法マネジメント(3冊分)
筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版
運動器疾患をメインに見ているなら1度は目を通してほしい1冊。
この1冊さえあれば運動学の参考書は不要です。
人間の生理的・解剖学的・運動学的な動きはほぼ網羅されているので、恐らくこれだけで「動き」に関しては全く問題ないでしょう。
骨格筋の形と触察法 第2版
触察、筋の形などを網羅する骨格筋に特化した解剖学の参考書です。
整形外科疾患の要となる骨格筋に対する知識はこれ1冊で賄えます。
なるべく早い時期から取り入れていきたい1冊ですね!
運動のつながりから導く肩の理学療法
肩に関する運動療法はこちらの書籍が分かりやすいです。
肩障害が理解しにくい原因はその複雑な解剖学的構造によるものですが、その難しさを運動の繋がりからうまく紐解いてくれる書籍です。
中高生の野球選手から五十肩の患者にまで幅広く活用できます。
腰椎の機能障害と運動療法ガイドブック
腰痛は整形外科疾患でかなりの割合を占めています。
そんな腰ですが、かなり奥が深いもの。
難しい腰椎の動きや治療法をDVDで分かりやすく解説してくれます。
1冊買ってスタッフでシェアするのがおすすめですね。
股関節・膝関節・足関節理学療法マネジメント(3冊分)
可能なら3冊いっぺんに揃えてほしいです。
それぞれの関節を得意とする臨床家が全力で機能障害に関して説明しているので非常に役に立ちます。
下肢に関してはこの3冊があれば全く問題ないと言えますね。
まとめ:運動器疾患の特徴に合わせた書籍選びをしよう
今回は整形外科(運動器疾患)に対する参考書を7冊選ばせていただきました。
しかし、この7冊すべてが必要なわけではありません。
あなたの職場の患者の質や疾患によって購入すべき書籍を選ぶべきです。
私の場合、股関節・膝関節・足関節理学療法マネジメントの3冊は自分で購入し、ほかの4冊は職場物品として病院に頼んで経費で購入しました。
参考書もかなり高いので無暗に購入するのでなく、仲間と一緒に購入するなど節約しながら知識を仕入れることをおすすめします。
また、学校の教科書などは「国試に受かるための物」なので臨床ではほとんど役に立ちません。
学校の教科書を医学書専門に買い取るメディカルマイスターに高値で買い取って頂き、そのお金で新しい参考書を購入するのも1つの手です。
学校の教科書を大事に取っておいても使わなければゴミと同じなので、さっさと売って、本当に自分に必要な参考書を購入したほうが絶対に良いですよ!
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