理学療法士が結婚して子供を1人育てるには毎月どれくらいのお金が必要なんだろう?
平均的な金額じゃくてリアルな金額を教えて欲しいな
この記事に書いてあること
- 子供1人を大学に行かせるまでに必要な金額とは?
- 月に必要な給料
- リアルな理学療法士夫妻の生活
理学療法士の平均年齢は約30歳です。
この年代になると子育てしながら働く理学療法士も増えてくると思います。
独身であればそこそこの給料を貰っていれば問題なかったかもしれませんが、結婚して子育てが始まると急に生活が苦しくなります。
このままの給料でやっていけるのか・・・不安になりませんか?
理学療法士が結婚し、子育てをするにはどれくらいの給料が必要なのでしょうか。
今回は「結婚して子育てする理学療法士」にフォーカスして考えていきたいと思います。
理学療法士の平均的な収入と子育ての費用
理学療法士の平均年収
理学療法士の平均年収は407万円です【参考|キャリアガーデン】
【参考|賃金構造基本統計調査】
最も結婚している比率が多いであろう30~40歳の理学療法士のみを見ても、395~461万円だそうです。
平均月収は28万円だそう。
このお金は総支給額なので、手取りにすると平均月収は25万円程度、年収は310~380万円くらいではないかと思われます。
子供が大学を卒業するまでに必要な養育費
それに学費がかかるので、最終的なトータルは2500万円~3000万円だそうです。
最終学歴が私立大学か国立大学か、専門学校かで変わってきますが、学費と養育費を合わせるとだいたい2500万円前後になると言われています。
つまり、子どもが生まれてから22年間で最低でも2,500万円を貯めなければなりません。
これは1年で114万円、1か月で9.4万円にもなります。
子供が生まれた瞬間、毎月9.4万円が子供の養育費・生活費にかかっていくんですね。
平均の手取り額は25万円なので、だいぶキツイですね。
家族3人が生活するために必要な収入は?
家族3人の生活費
3人家族の生活費を計算してみます。
住む地域によってかなり差はありますが、3人の生活費は20万円前後。
そこに進学のお金や子供が一人暮らしする場合のお金が必要で、それを加味すると平均で毎月23~25万円かかってくると考えられます。【参考|厚生労働省:国民生活基礎調査】
キャリアガーデンによると、理学療法士の平均月収は28万円です。
【参考|賃金構造基本統計調査】
恐らくこれは総支給額でしょうから、手取りは25万円くらいだと推察されます。
手取り25万円で、毎月23~25万円の出費・・・なんとかなるとはいえ、ちょっと心配ですよね。
3人家族が安定した生活を送るのに必要な給料
3人家族がギリギリ生活するには23万円あれば問題ありません。
でもギリギリの生活は厳しいですよね。
やっぱり何かあった時の為に貯金もしておきたい。
貯蓄は給料の何パーセント回せば安心なのか知ってますか?
20%貯蓄できて入れば今後も安心かもしれません。
- 手取り20万円→4万円の貯金
- 手取り25万円→5万円の貯金
- 手取り30万円→6万円の貯金
これが理想です。
この金額ってかなり厳しくない?
理学療法士の平均月収が手取り25万円。
家族3人が23万円で生活できるので、貯金は2万円(給料の9%)しかできません。
これではちょっと将来が不安です。
やっぱり毎月5万円は貯金したい。
そうすると、理学療法士に必要な月収は33万円、手取り28万円が目標になります。
3人家族が安定した生活を送るのに必要な年収
年収で考えてみます。
もしも子育てをしつつ5万円の貯金をするのであれば、月収が28万円必要ということになります。
貯金5万円×12か月=60万円
合計360万円
上記の計算により理学療法士が3人家族を養うには、貯金を含めて合計360万円が必要だという計算になります。
お?なんとなくイケそう!…と思うなかれ!
これは手取りの金額なので、税金が引かれた額です。
税金を加味した年収で言うと430万円くらい必要な計算になります。
子供が2人になった場合
子供1人の3人暮らしに必要な年収は430万円でした。
では、子どもがもう1人増えて4人家族になったらどうなるでしょうか。
マネープラザオンラインによると、教育費と養育費を合わせると3歳で年間100万円を超え、中学生になると約150万円かかるらしい。
平均100万円として、必要な年収は530万円にもなるんです。
共働きをすれば世帯年収で530万円を超えるのはそんなに難しくありません。
夫が430万円稼ぎ、妻が扶養控除内の103万円稼げば、一応目標の530万円はクリアするので子供2人を育てられる計算になります。
また、物事には『モノ増えれば支出が減る』という法則があります。
ある調査では子供が1人増えると年間約74万円消費が増えるというデータもあります。
【出典|Benesse】
※1640万円÷22年=年間74.5万円
子供が1人だと年間74万円ですが、2人に増えると74万円の2倍の150万円も消費が増えるか?というとそんなことはないそう。
『モノ増えれば支出が減る』という法則により、2人目の費用は74万円の1/2程度の増加、つまり37万円くらいで収まるそう。
だから子供が2人になると、必要な年収は430万円+37万円=467万円程度になるんだそう。
これはどちらのデータを信じるか?によりますが、子ども2人を育てるには年収は500万円前後必要であるといえますね。
まとめ:理学療法士が子供を育てるには最低430万円の年収が必要!
理学療法士に限らず、子供1人を大学まで育てようとすると、430万円前後の年収が必要になります。
もちろん、切り詰めれば400万円くらいでもなんとかなるかも。
ただし、430万円という金額は、貯金5万円でギリギリの生活を送る前提となっています。
もしも、理学療法士1人の稼ぎで安定した生活を送りたいなら、やっぱり年収500万円くらいはあると安心ですよね。
理学療法士で年収500万円稼げる職場は?
理学療法士が年収500万円を稼げる職場は、探せばいくらでもあります。
特に東京都を中心とした首都圏、大阪府を中心とした関西圏にはまだまだ高額の求人は多くあります。
もちろん、それまでの経験も必要ですが、経験年収が5年を超えてれば500万円の年収がある仕事を探すのは比較的容易じゃないかな?と感じます。
ただし、こういった高給の求人は非公開求人である場合が多く、1人で探し出すのは至難の業です。
そんな場合は、求人サイトや転職エージェントを活用することをおすすめします。
求人サイトへの登録は無料ですし、多くの求人も閲覧できるので年収500万円を超える求人を探したい方は無料登録をし、転職エージェントに求人情報を聞いてみることをおすすめします。
PT・OT・ST WORKERとマイナビコメディカル は実際に私も使ってみて、今の職場に転職しました。
求人数も多く、面倒な電話も初めの1回しかなく、メールでのやり取りができるので非常におすすめです。
もちろん、一人で稼ぐのはなかなか大変なので、共働きという選択肢も生まれてきます。
夫が400万円程度稼いでいれば、奥さんは100万円稼げばいいので扶養控除にあたる年103万円以下に抑えることもできます
理学療法士で共働きを前提とするのであれば、年収400万円は最低でも欲しい所ですね。