仕事を辞めたいと思うんですけど…
そういった相談を受けることがあります。
しかも新人からそう切り出されることもあるので、これはかなり追い詰められている証拠だ!
そんな時、詳しく話を聞いていくと、不思議と3つの原因に行きつくんです。
- 仕事がうまくできない
- 仕事が合っていないと感じる
- 人間関係に悩んでいる
あなたはいかがでしょうか?
このような事に悩み、「辞めたい」と思っているのであれば辞める前にちょっと私の話を聞いてください。
この悩み、そこまで深刻に考えなくてもいいかもしれませんよ。
1年目なのに辞めたいと考えるなんてダメだ!と思ってる方もいるかもしれませんが、ぜんぜん大丈夫。
むしろそれ、全然普通のことです。
私も1年目の時はメチャクチャ辞めたいと思ってましたし、就職活動に失敗したかも…なんて思ってました。
でも悩むということは、その仕事に真剣に向き合ってる証拠だと思います。

1年目なのにそんなに本気で仕事をしているなんて、むしろ誇ってもいいくらい!
だからこそ「なぜ辞めたいと思ったのか?」という部分を拾い上げ、しっかりと汲み取っていかなければいけません。
ただ辞める前に、ほんとうに自分にとって「仕事とは何なのか」を考えてみるきっかけを作りますので、ぜひ読んでみてください。
社会人1年目が仕事を辞めたくなる3つの原因
1年目の社会人がぶちあたる壁なんてのは大体決まっています。
- 仕事がうまくできない
- 仕事が合わない
- 人間関係に悩む
大抵の1年目の悩みはこれに当てはまります。
この悩みを解決する方法が分からないから、「辞めたい」という考えになってしまいます。
これは一種の逃避行動なので仕方ないのですが、この根本的な原因を解決していくようにしましょう。
1年目の悩み①:先輩みたいに上手く仕事ができない!
まず最も多い悩みが「上手く仕事ができない」という悩み。
これね、できなくて当たり前なんですよ。
新人ですから。
でもやっぱり悩んでしまいますよね。
私たちは理学療法士ですから、先輩の治療を見ることが多くあると思います。
そして、それを見てこう思います。

私が治療するより先輩が治療した方がぜったいに良くなるのに…
こう思い詰めていき、自分が理学療法士に向いていないと思ってしまうパターン。
でもちょっと待った!
先輩方だって最初からこんなに治療できていたわけじゃないですよ!
最初は出来ないことも多かったし、叱られることもありました。
整形外科で働いてた時なんか1日22人、月21日勤務を4年間続けてきたんです。
延べ人数22,000人以上!
私たちみたいに治療ができるのはキミがあと5年以上経ってから。
悩むのには5年早いってことですね。
もちろん、全ての仕事にもこれは言える事。
1年目の今だけ、先輩方は大目に見てくれますし、遅れた仕事もリカバリーしてくれます。
今は苦しむ時期だけど許される時期でもあるのでいまできることをコツコツやっていきましょう。
1年目の悩み②:仕事が自分に合っていない気がする!
理学療法士と一言で言っても、その仕事の種類は数多くあります。
疾患だけ見ても「脳血管」「運動器」「呼吸器」などありますし、病期によっても「急性期」「回復期」「維持期」と様々。
そんな多様化している理学療法士の仕事が「合わない」と感じてしまう1年目のスタッフがいるようです。
まぁ簡単に言うと「仕事が楽しくない」んです。
自分のやりたい仕事じゃないから。
では、なぜこういった事になってしまうのか?というと、理由は大きく分けて2つあります。
仕事が「合わない」と感じてしまう理由
- 求人票や面接で確認を怠った
- 求人票とは違う部署に配属された
求人票や面接で確認を怠ったために自分の希望の職場と違った
本来、入職する時にはその職場の特徴をチェックします。
- どんな疾患が多いか?
- どんな科があるか?
- どんな患者が多いか?
これを怠ったがために、自分の思っていた仕事内容と違った。
だからモチベーションが上がらない…。
というパターン。
この場合、自業自得な気もしますが、採用した職場としても迷惑な話ですよね。
求人票とは違う部署に配属され、希望の職場に行けなかった
職場の特徴や、希望を出したにもかかわらず、配属先が希望と違ったパターンです。
この場合、職場が悪いように思えますが実はそうじゃないんです。
雇用契約書には「就労場所」が記載されています。
その「就労場所」の欄をみてください。
「○○病院○○科」と書いてあるのに、別の病院や別の科に配属されたら職場の問題です。
しかし「医療法人○○会グループ内関連施設」などと書かれている場合、その限りではありません。
この場合、希望の勤務地を出しても受理されず、希望とは違う職場で働かせても問題にはなりません。
実際、私も関連施設内で働いています。
最初は家から10分の病院だったのに、今は30分かかる場所で仕事をしています。
このように、雇用契約書の内容を確認し、自分に合わない職場に勤める可能性もある、ということは知っておきましょう。
仕事が自分に合っていない時の対処法
自分の希望やイメージと違うから辞めたい、という気持ちも分かりますがちょっと頑張って続けてみることをおすすめします。
「仕事が合わない」と感じていたことは、業務に慣れていくことで徐々に解消されていくことも多いから。

最初は合わないと感じていた職場も、仕事ができるようになってくれば案外「好き」になっていくことも。
どんな仕事だろうと、あなたが「理学療法士」として働けていることに変わりはありませんからね。
特に1年目はまだ理学療法士としての仕事のイメージが出来ていないので、そんな状態で決断しても良いことは無いと思います。
とりあえず半年や1年続けてみて、じっくり判断してみてください。
そこから転職したとしても、全然遅すぎるということはありません。
1年目の悩み③:人間関係の悩みがある!
理学療法士は職場コミュニケーション能力が必須です。
スタッフ間はもちろん、患者とのコミュニケーションも重要!
人間関係を円滑にすることって難しいんですよね。
だから一言だけ言います。
いちいちクヨクヨしない!
人間関係ってことは、相手も人間ということ。
お互い100%分かり合えないので、ある程度は突き放していいと思います。
- あの上司にはこの話してもダメだ。
- あの先輩なら話を聞いてくれるな。
このようにしっかりと区別をしましょう。
患者も同じで、いちいち相手の事に反応してたら面倒なだけです。
相手に過度な期待をしない方がいいと思います。
そんな中、誰か1人でもいいから自分の味方となる先輩を作っておくことをおすすめします。
ウマの合う先輩って必ずいると思います。
そういった先輩を見つけましょう。
見つけ方はカンタン。
ドンドン質問しに行けばいいんです。

理学療法士は教えることが大好きですから、質問に来てくれる後輩はめちゃくちゃ可愛がりますよ!
質問はコミュニケーションです。
「こんなツマラナイ事を聞いて申し訳ないな…」と思うのでなく、「なんとなく分かるけどコミュニケーションがてら質問してみるか!」!くらいの気持ちで質問してください。
そうこうしているうちに、先輩から可愛がられて人間関係の悩みなんか、なくなってるかも!
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1年目で辞めたいと思った時の対処法まとめ
1年目の理学療法士の3つの悩み
- 仕事がうまくできない
- 仕事が合わない
- 人間関係に悩む
3つの悩みの解決法
- 高いスキルを求めず、できる事をコツコツと
- ちょっと頑張って続けてみる
- 自分の味方となる仲間を作っておく
社会人1年目で辞めたいと考えることは、実は誰にでもあります。
だからといって、すぐに辞めてしまうようでは次の職場でも同じ状況になりかねません。
まずは落ち着いて、辞める前に対策を取ってみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、あなたの悩みは意外とカンタンに解決できるかもしれませんよ。
それでも辞めたい!1年目の理学療法士がやるべきこと
ここまでの話を読んで「それでも辞めたい!」「イマイチ答えが見つからない…」という方は、転職サイトに登録してみるのも1つの手です。
転職することが、本当に正解なのかは分かりません。
続けることが、本当に正解なのかも分かりません。
でも行動しないと何も進まない事だけは分かりますよね。
もう辞めたい!という人も、どうしたらいいかわからない人も転職サイトに登録して転職のアドバイスをしてもらうといいです。

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