仕事を辞めたいと思うんですけど…
そういった相談を受けることがあります。
新人からそう切り出されることもあるのですが、そんなにすぐに辞めるのは甘えだと言う人達が少なからずいます。
でも実は働きだして1年以内で辞めてしまう人は、1割以上いるんです。
これは厚生労働省の【新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況】という調査でも明らかになっています。
確かに社会人は大変ですし、忍耐や我慢も必要。
1年目ですぐに逃げて辞めようとすると「甘え」と思われてしまうかもしれません。
でも1年目で辞める人は全員が甘えている訳ではないですよね。
とくに理学療法士という国家資格を取ったにも関わらず「辞めたい」と思うのは、何らかの原因が職場にある可能性が非常に高いんです。
そんな「1年目だけど辞めたい」と考えている人に詳しく話を聞いていくと、不思議と3つの原因に行きつくんです。
- 仕事をさせてもらえない
- 仕事が合っていないと感じる
- 人間関係に悩んでいる
あなたはいかがでしょうか?
状況によっては、辞めた方がいい場合というのは、たとえ社会人1年目だってあるんです。
社会人1年目なのに辞めたいと思うのは甘え?
1年目なのに辞めたいと考えるなんて甘えだ!と思ってる方もいるかもしれませんが、ぜんぜん大丈夫。
むしろそれ、全然普通のことです。
私も1年目の時はメチャクチャ辞めたいと思ってましたし、就職活動に失敗したかも…なんて思ってました。
悩むということは、その仕事に真剣に向き合ってる証拠だと思います。
1年目なのにそんなに本気で仕事をしているなんて、むしろ誇ってもいいくらい!
もちろん1年目で辞めた人の中には、「もう少し頑張ればよかった」「もう少し働いてから考えよう」という人もいます。
でも場合によっては、すぐにでも辞めてOKと言える場合は当然あります。
1年目で辞めても「甘えではない」職場を紹介しますので、あなたに当てはまっていないか確認してください。
1つでも当てはまった場合、あなたが転職しても決して甘えている訳ではないと言えます。
社会人1年目が仕事を辞めたくなる3つの原因
1年目の社会人がぶちあたる壁なんてのは大体決まっています。
- 仕事をやらせてもらえない
- 仕事が合わない
- 人間関係に悩む
この悩みが深ければ深いほど「辞めたい」という考えになります。
それでは、どんな状況なら辞めるべきなのか、解説していきます。
仕事をやらせてもらえないから辞めたい
1年目は5月に仮免許が届くまで臨床業務ができません。
それまではリハ見学や雑務など、臨床実習とあまり変わらない仕事をしていくんです。
5月になり理学療法士の仮免許が届くと、初めて介入して自分の実績として単位が取れるようになります。
まずは先輩の患者をサブ担当として受け持ち、一緒に治療プログラム立案をしていって理学療法の流れを学びます。
7月から8月くらいになると、ようやく1人で患者を受け持つようになるんです。
でも人によっては12月になっても担当患者を割り振られない事があります。
新人に任せられる患者が少なかったり、新人に渡すより自分たちで治療したほうが早いと思われたり。
原因は様々ですが、最低でも9月か10月くらいまでに患者を任せてくれないような職場は辞めてもいいと思います。
1年目は確かに知識も技術も乏しいのですが、それを育てるのが先輩の役目です。
そして、理学療法の技術は見学だけでは決して養われません。
実際に介入して、経験することで伸びていくので、新人だからといって患者に触らせないのは教育を放棄していると言えます。
教育を放棄した職場にいても、あなたにメリットは全くありません。
1年目の今だからこそ、たくさんチャレンジして失敗しても大目に見てくれるんです。
そんな貴重な時間に、「チャレンジ」と「失敗」する経験をさせないのは本当に無意味。
そもそも、新人が最もつらいと思うのって「仕事がないこと」なんですよね。
なんでもいいから仕事をしたい。
仕事がないと居場所もないし、存在価値もないと言われているのと同じです。
そんな職場、つまらないですよね。
あなたを育て上げる気のない職場はまともな職場とは言えません。
すぐに辞めて違う職場で学んだほうが、絶対に楽しいです。
仕事が自分に合っていない気がするから辞めたい
理学療法士と一言で言っても、その仕事の種類は数多くあります。
疾患だけ見ても「脳血管」「運動器」「呼吸器」などありますし、病期によっても「急性期」「回復期」「維持期」と様々。
患者も、若い人からお年寄りまで幅広いです。
そんな多様化している理学療法士の仕事が「合わない」と感じてしまうことがあります。
- 本当は整形外科を見たいのに脳卒中の患者ばかり診ている
- 本当は維持期でじっくりやりたいのに、急性期で慌ただしく働いている
自分のやりたい仕事じゃないので、仕事が楽しくなくなっていきます。
とはいえ、今の仕事が嫌だからと辞めるというのはダメ。
仕事をする以上、嫌なこともあるし、全てが自分の思い通りになるはずもありませんね。
自分の希望やイメージと違うから辞めたい、という気持ちも分かりますがちょっと頑張って続けてみることをおすすめします。
「仕事が合わない」と感じていたことは、業務に慣れていくことで徐々に解消されていくことも多いから。
でも例えば「スポーツ整形を診たい」とか「小児疾患を診たい」など明確になりたいことがあり、それを今の職場では達成困難であれば話は別です。
転職をすることでやりたいことができるのであれば、なるべく早く転職するのはアリです。
やりたいことをするチャンスがあれば、1年目だろうと関係ありません。
むしろ行動するなら早いほうが良い。
1年目だからという理由で躊躇する必要はないですよ。
人間関係の悩みがあるから辞めたい
職場で楽しく働くに人間関係はとても重要です。
特に以下の項目に当てはまる場合はすぐにでも転職をお勧めしています。
- 上司から身体的・精神的なパワハラを受けている
- 同僚から嫌がらせを受けている
- 関わりたくないほど嫌いな人がいる
- 与えられる業務量が異常に多く、1時間以上のサービス残業を毎日している
- 与えられる業務量が異常に少なく、仕事を求めても与えられない
この5つに当てはまる場合、その職場にいる価値はほとんどありません。
さっさと辞めてしまうのが良いと思います。
人間関係は複雑です。
あなたが悪くなくても、人間関係はこじれることがあります。
本当にその職場で、あと何年も継続して働くことができるか?を考えてみてください。
20歳代・初めての転職に強い転職サイト
レバウェルリハビリはベテランのエージェントが多数在籍しているため、20歳代の方や初めての転職活動をする方に非常に向いています。
豊富な経験から、履歴書や職務経歴書の書き方も教えてくれますし、面接時の服装など細かい所のアドバイスもしてくれるので非常に頼りになります。
当然、収入面や休日、福利厚生などにも詳しいので今の職場よりもより良い職場に転職することが出来るはず。
リバウェルリハビリは20歳代の若い理学療法士を中心とした初めての転職活動にお勧めの転職サイトです。
ただ求人の範囲は首都圏に集中しているので、全国に豊富な求人を持つPT・OT・ST WORKERと併用するのがおすすめです。
レバウェルリハビリの在籍スタッフの半数以上が医療・介護分野で10年以上の経験を持ったベテランです。
スタッフはリハビリ業界の内情にも詳しく、転職希望者のサポート力も高いです。
医療業界の休日や給料、福利厚生は一般的な会社と違う事も多いので、医療業界・リハビリ業界に詳しいスタッフが対応してくれるのは魅力的ですよね。
1年目で転職を考えている人へのアドバイス
ブラックな職場で働く価値はありません
毎日残業をしたり、長時間労働はもちろん、上司や先輩からのひどいパワハラ、有給消化できない職場はブラック企業です。
特に新人だからってレポートを何枚も書かせたり、遅くまで勉強会を強要して開催したりというのは一見あなたの為を思っての行動に見えますが、明らかにハラスメントです。
そんなブラック企業で働き続ける価値はありません。
まだ1年目だから知らないかもしれませんが、そんな職場は本当に少数。
もっとホワイトな職場はいくらでもあるので、一度ほかの職場に目を向けてみてください。
他の同僚は頑張って働いているとかは関係ないです。
あなた自身はどうなのか?
自分の身は自分でしか守れませんよ。
やりたいことができないなら転職してもいい
今の仕事と違う仕事をやりたいという強い思いがあるなら、転職していいです。
この職場で働いている以上、その目的(あなたの夢)を達成できないのであれば、転職するのが当たり前。
若いうちにしか経験できない事も多いですし、場合によっては転職の年齢制限もあります。
やりたいことをするチャンス(求人がある)場合は、1年目でも関係なくどんどん行動していった方が絶対に良いです。
良い転職先があったら転職すべき
理学療法士の新卒の年収は330万円くらいです。
でも、転職先の求人の年収が400万円だったらどうしますか?
実際に毎月の給料が数万円アップし、年間休日も増加する求人も多くあります。
いまの職場より明らかに良い内容の求人があったら、転職してもぜんぜんOKです。
だって同じ仕事なら良い条件で働きたいと思うのは当然ですよね。
ちなみに、新卒で330万円の人が年収を400万円にするまでには約10年かかります。
転職すれば、たった半年で年収400万円に到達します。
実は新卒入社1年目から3年目の人を対象にしたいわゆる「第二新卒」の求人の需要は結構高いんです。
求人情報を見てみて、同じような仕事で今より条件が良い職場が見つかれば転職するのが当たり前。
1年目だから我慢するなんてのはおかしな話です。
辞めてほしくなければ、その求人より高い給料を出せよ!という話ですから。
辞めることも大切
我慢は大切です。
でも1年目でも、時には辞めることも大切です。
無理に続けても成果は出にくいですし、体を壊したり、成長のチャンスを逃してしまうがあります。
1年目で辞めるのは甘えでは?と言われても気にしないでください。
何年目になろうが、今の職場に不満があれば辞めるべきです。
職場は変わってくれません、あなたが変わるんです。
1年目で辞めたいと思った時の対処法まとめ
1年目の理学療法士の3つの悩み
- 仕事がうまくできない
- 仕事が合わない
- 人間関係に悩む
社会人1年目で辞めたいと考えることは誰にでもあります。
ここまでの話を読んで1年目の転職が甘えではない事を理解していただければ幸いです。
でもどうしても転職の1歩が踏み出せないですよね。
そんな時はとりあえず転職サイトに登録してみるのも1つの手です。
転職することが、本当に正解なのかは分かりません。
続けることが、本当に正解なのかも分かりません。
でも行動しないと何も進まない事だけは分かりますよね。
もう辞めたい!という人も、どうしたらいいかわからない人も転職サイトに登録して転職のアドバイスをしてもらうといいです。
私たち転職エージェントがアドバイス致します!
勢いで辞めて、自分の考えで再就職したけど前の職場のほうが良かった…という最悪の事態は避けたいですよね。
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