転職に失敗したと感じている理学療法士は4人に1人いるそうです。
転職歴が多いのはあまり良いことではないので、できれば1回の転職で良い職場を見つけたいもの。
理学療法士に限らず、全ての人が転職に成功したい!と考えています。
しかし、それでも転職して失敗した…と思ってしまう人が多いのも事実。
転職に失敗したと思っている人の話を聞いてみると、そこには大きな2つの失敗ポイントがありました。
転職で失敗するほぼ全ての人に当てはまるそのポイントは
- 情報収集をしていない
- 一人で転職活動をしている
の2点。
転職先の給与面ばかり見て決めてしまったり、病院の見た目だけで決めてしまったり。
または親や友人などに相談せず、1人で転職活動を進めてしまったり。
こういった人はほぼ確実に転職は失敗に終わっています。
逆に言うと、この2つのポイントを改善すれば転職は成功すると言ってもいいでしょう。
ここでは、理学療法士の転職失敗事例と合わせて失敗しないためのポイントをお伝えしますので転職を考えている人はぜひ目を通してください。
理学療法士の転職失敗あるある事例
失敗事例1:給与や休みなど1つの事しか重視していない
以前の職場より給与面で良い転職先を探していましたが、希望はそれだけでした。
職場の雰囲気や場所などはそこまで深く考えておらず、転職してすぐに後悔へ。
今の勤務先に不満が合って転職を決めるのですが、不満点を埋めようとしてその他の部分に視線が向かないで失敗するパターンです。
転職先の給与面や休日などを重視しすぎた結果、立地や人間関係などを軽視してしまいがちなので注意が必要。
働く条件ばかりに目が行き、転職したけど駅から1時間に1本のバスで30分もかかる立地だった!なんて声も。
転職して年収が上がっても働きにくくなったら意味がないですよね。
転職する際には自分の気にする条件以外もしっかりと情報を得ておくようにしましょう。
失敗事例2:同じような求人を探してしまう
整形外科から転職したけど、また経験のある整形外科に転職しました。
あまり代わり映えのない職場で失敗したなと思います。
たとえば、今までが整形外科で働いていたけど次は思い切って老健で働こう!と言う人はあまりいないのかもしれません。
もちろん、どこかで老健の仕事を見て感銘を受けたなら話は別ですが、あまり深い考えはなく漠然と転職したい・今の職場から逃げ出したいという人は同じような職場を選んでしまう傾向にあります。
ぼくも整形外科クリニックから転職しようとしたとき、無意識なのか意識的なのかわかりませんが整形外科クリニックの求人を探していました。
人は変化を嫌う生き物です。
年収や休みが多少上がったとしても、根本的にはあまり変わり映えのない職場に転職してしまい、失敗した・後悔していると感じる人が多いんです。
転職する際には、本当に自分がどんな仕事をしたいのかを考える必要があります。
どんな仕事でもいいと思っている人は転職しないはず。
もっと自分と向き合って転職活動をしましょう。
失敗事例3:職場の雰囲気を確認していない
求人情報が良かったので職場見学をせず入職。
実際に働くと、スタッフ間の雰囲気が悪く働きにくいと感じました。
転職する時に、見学をしっかりとしているでしょうか?
しかも、仕事時間中にみんなが働いている状況を見る必要があります。
見学を省いたり、業務終了後や休憩時間中に見学をしても意味がありません。
こういった場合、求人情報ではかなり良い条件だと思っても、実際に働いてみると違和感を感じたり何か違う、と感じたりします。
求人票の情報だけに頼らず、自分の目で見て職場を決める必要があります。
失敗事例4:誰にも相談せず転職してしまう
自分で求人先を探し、面接もお願いして転職しましたがかなり疲弊しました。
最後の方は「ここでいいや」みたいな感じで転職。
もっといろいろな人に相談して慎重に動けばよかった!
転職活動は孤独ですが、本当に1人で転職をすると失敗しやすいです。
自分の生活に当てはまっているかどうか、仕事時間や通勤時間は妥当か?などを客観的に判断できなくなってしまいます。
家族や友人に相談してみると、自分では思いがけない盲点に気づけるかもしれません。
もし自分の周りに相談できる人がいないのであれば、転職サイトの転職エージェントに相談するという手もあります。
とにかく、1人で転職活動をすると失敗するリスクが高くなるということは覚えておいてください。
その他にも
- 知り合いの紹介だから安心していた
- 特にやりたい事もないまま転職した
- 給料や休みにばかり目を配っていた
などの理由が挙げられます。
一番の原因は、自分の転職の「目的」がないことと「リサーチ不足」が原因です。
次の職場で自分がどのように働きたいか目的をはっきりさせておくことは、転職で失敗しないために非常に大切だと思います。
また、職場見学をしっかり行う事で雰囲気や環境、スタッフの働き方など求人票ではわからない情報を集めることも大切です。
転職を成功するポイントは2つ
- 情報収集をしっかりする
- 誰かに相談する
この2つを抑えれば転職は成功します。
転職する時の情報はかなり重要で、情報収集不足で転職すると入職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。
求人票や病院のホームページだけでは得られない情報があるので、転職する際はかならず見学し、不明点はその場で質問するなりして疑問を解決しておくことをおすすめします。
また、誰かにアドバイスを貰うことも重要。
転職はほとんどの人が経験したことないはずですから、経験者に相談することが最も効果的。
身の回りにそういった人がいないのであれば、転職エージェントに相談してみてください。
転職活動のプロに相談することで、今まで自分では分からなかったことが発見できたり、自分にベストな求人を提案してくれたりします。
これはメチャクチャおすすめです。
おすすめの転職サイト
PT・OT・ST WORKERとマイナビコメディカル は私自身も使ったことがあり、しっかりとサポートしてくれたのでおすすめです。
求人数も多く、自分に合った職場がきっと見つかります。
私はこの転職サイトを使って転職しましたが、まだその職場で働いていますよ!
まとめ:転職は焦らないことが成功の秘訣
転職を失敗しないために、情報収集と誰かの助けを借りると言うのは重要です。
そして、実は「焦らない」というのもとっても大事。
転職活動は最短で1週間ほどあれば成功します。
しかし、失敗したくないのであれば3~4か月かけてじっくり転職活動をすることをおすすめしています。
ここで挙げた2つのポイントを踏まえて転職活動をすることで失敗の確立を減らしていきましょう。