理学療法士が整形外科クリニックで働くための重要な知識と技術




「整形外科のリハビリはどんな技術や知識が必要なの?」
「病院と整形外科クリニックの治療法の違いはあるの?」
「整形外科クリニックで働くのに必須スキルはあるの?」

 

私は新卒から3年間、整形外科クリニックで働いていました。

そこでは1日21人の患者の治療に当たっており、たった3年ですがそれなりに整形外科クリニックで働くための重要な技術や知識を学んだつもりです。

 

もちろん、今でも運動器疾患の治療をするときはその時の経験が生きていますし、その時の経験があったからこそ運動器の認定理学療法士を取得したんだと思います。

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しかし病院とクリニックではちょっと働き方や考え方が違うな…と思う事もあります。

 

ここでは、私が整形外科クリニックで働いた経験から整形外科クリニックで働いてみて「重要な知識と技術」があると思ったので、ご紹介いたします。

 

整形外科クリニックで重要な知識「痛み」

まず整形外科クリニックに来る患者が何を目的に来ているのか?を知る必要があります。

クリニックに来る患者は「歩きたい」とか「家に帰りたい」とか「トイレに一人で行きたい」とか思ってくるわけじゃないんですよ。

 

クリニックに来る患者の90%が痛みを抱えており、この痛みを何とかしてほしい!と思って来院するんです。

もちろんHOPEも『痛みを取りたい』という訴えなので、整形外科の理学療法士は痛みを取ることが最大の目標となります。

 

つまり、整形外科クリニックで働くなら「除痛に対する知識」がめちゃくちゃ重要になるんです。

 

痛みはどんな種類があるのかを知り、伝える

私たちは患者の痛みの原因を理解し、患者にお伝えしなければなりません。

患者のHOPEである「痛い・動かしにくい」という原因を追究し、分かりやすい言葉で伝えるだけの知識が必要なんです。

 


【主な痛みの原因】

  • 正常逸脱動作
  • インピンジメント
  • 筋スパズム
  • 炎症症状
  • 関節変形
  • 器質的変化

【痛みの性質】

  • 侵害受容性疼痛
  • 神経障害性疼痛
  • 心理的疼痛

 

様々な原因で痛みは引き起こされているはずです。

その原因を紐解き、究明し、分かりやすくその現象を患者に伝えていかなければいけません。

 

  • なぜ痛むの?
  • 痛くない動き方は?
  • 痛くなったらどうするの?
  • 予防運動は?

 

これらを分かりやすい言葉で患者に伝え理解させることがとても重要。

その為には、痛みの発生メカニズムや原因、評価をキッチリと行えないといけませんね。

 

リハビリに対する患者の不安・不満を知る

整形外科クリニックに来る患者は、不安と不満を抱えて来院しています。

患者の不安や不満を解消させるのも私たちの仕事なので、どんな不安や不満を持っているのかを知っておきましょう。

 

患者が持つ不安
  • どれくらい時間はかかるのか?
  • 料金はどれくらいかかるのか?
  • 痛みが取れなかったらどうするのか?

【治療期間の例】

  • 肩関節周囲炎(五十肩):約半年~1年
  • 急性腰痛症(ぎっくり腰):激痛2~3日、我慢できる痛み10日~
  • 大腿骨骨折:8~12週(Gurltによる骨癒合表より)
  • 上腕骨骨折:7~8週( Gurltによる骨癒合表より )

 

【整形外科の診療料金例】
項目名料金1割負担金3割負担金
初診料2,700円270円810円
胸部レントゲン2,100円210円630円
腰部レントゲン2,100円210円630円
ギプス固定5,000円500円1,500円
整復術15,000円1,500円4,500円

 

もしもクリニックに来る患者の痛みを取ることができなかったらどうなるでしょうか?

もうそのクリニックには来ません。

 

整形外科で働く理学療法士は除痛に関して最大限の勉強をしなければいけませんし、患者からも「どうせこのリハビリはあまり効果がないんでしょ?」と思われてしまっては理学療法士としての立場が無くなってしまいますよね。

 

痛みを取れない、動きの改善ができない理学療法士は整形外科クリニックでは致命的です。

来院したときより、少しでも改善させて帰すのがクリニックの理学療法士の仕事になります。

公益社団法人日本整形外科学会でも様々な情報が発表されていますのでぜひご参照ください。

 

整形外科クリニックで重要な技術

整形外科クリニックで重要な技術はもちろん「除痛」ですが、それよりも重要な技術があります。

それが「話術」と「指導力」です。

 

話術

クリニックでは治療技術より、会話をする技術が重要になってきます。

患者の拙い(つたない)言葉から病状を読み取るのもそうですし、素人同然の患者に病状を説明するのもそう。

 

そして、患者は意外と我々との会話を楽しみに来院しているというのも病院とクリニックの違いです。

患者は私たちとのコミュニケーションを大事にしているのも特徴。

  1. 無口で技術がある人
  2. 会話が楽しい人

では後者のスタッフが選ばれたりするのも面白いですね。

 

理学療法士はサービス業だという事を実感できるかもしれません。

もしもコミュニケーションに不安がある方は、治療の勉強より対人関係の勉強をしたほうがいいかもしれませんね。

▽私はこれを読んでます▽

 

指導力

整形外科で治療効果を出していくには患者の意識改革が必要です。

いくら物理療法や徒手的運動用法で痛みを抑えたとしても生活習慣が変わらなければまたもとに戻ってしまいます。

 

だからクリニックで重要なのは、その場で痛みを取る技術と同じくらい「患者自身でどこまでセルフケアをさせるか」がめちゃくちゃ大事。

これができないと整形外科クリニックに何年も通い続けることになります。

 

そういう人は生活習慣の改善ができず、再発してしまう人が多いのと、理学療法士の指導不足が原因です。

 

クリニックで同じ患者がずっと来るというのは、信頼されているのでなく治療の失敗を意味しているんじゃないかな?と思いますけどね。

 

まとめ:クリニックで働く理学療法士はものすごくニーズが高い!

なんで患者は整形外科に来てるのか?

この答えは明確で、痛みを取りたいからです。

 

痛みを取れる理学療法士であれば、必ず整形外科クリニックに必要とされますし、整形外科で働けばおのずと『除痛』のスキルが身に着きます。

そして痛みを取るという技術と患者に指導するという技術は、これからの理学療法士人生でメチャクチャ役に立ちますよ。

 

そして、これからの時代は予防リハが重要視されます。

そうなったときに、よりニーズが高まるのは病院で働く理学療法士より、地域に根差した整形外科クリニックや訪問リハビリで働く理学療法士なのは間違いありません。

将来を見据えて、整形外科くリニックで働くことを視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

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