「患者からリハビリ拒否されてイヤだ!仕事に行きたくない!」
「知識や技術が追い付いていかず、劣等感を感じる…」
そんなあなたは「人柄」を大事にしてみましょう。
2018年、理学療法士の資格保有者は16万人を超えました。
【出典|日本理学療法士協会】

この人数は今後も増えていくと予想され、令和に入って理学療法士が20万人にも昇ると予想されます。

20万人!?
ほんの10年前までは65,000人程度しかいなかったのに、今では16万人以上…
これが何を意味するか分かりますか?
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理学療法士が選別される戦国時代の始まりを意味しています。

理学療法士は国家資格だから大丈夫!
とも言ってられない時代が『令和』だね

『令和』という新しい時代の始まりは理学療法士にとっても新たなるスタートの時代になるのかもね。
だから理学療法士は選別されます。
ダメな理学療法士は患者から選ばれず拒否されるでしょうし、病院からは不採用通知が届くかもしれません。
選ばれる理学療法士になるためには知識・技術を向上させる必要があります。
新たに資格を取得するのもいいでしょう。
理学療法士が取得しておきたい!専門性をスキルアップするおすすめの資格>>>
でも知識や技術はそんなすぐに向上するはずもありません。
だったら、今すぐにできることを始めていきましょう!
患者に拒否される理学療法士の特徴とは?
患者にも病院にも選ばれる理学療法士を目指すのであれば、まずは選ばれない理学療法士がどんな人なのかを知っていきましょう。
選ばれない理学療法士とはどんな理学療法士か?というと、「面白くない理学療法士」です。
- 治療技術は高い
- 知識もある
- でも話下手
- 世間話ができない
- 笑わない
このような理学療法士は、選ばれなくなっていきます。
もちろん、治療技術がずば抜けて高ければ選ばれるかもしれませんが、それだけで理学療法士として食っていく事は難しいかもしれません。
技術に加えて「話術」「笑顔」「人柄」が重要視される時代になりました。
どんなに治療スキルが優れていても、人柄的に「嫌だ」と思われれば拒否されます。
治療スキルが低くても、患者に好かれれば円滑な介入が可能になります。
理学療法士が技術だけを求める時代はすでに終わっていることを知るべきです。
患者に選ばれない理学療法士の特徴
患者に選ばれないPTは以下のような特徴があります。
このような方もけっこういるかもしれないので、ぜひ心に留めておいてください。
・治療効果が無い
・治療内容が毎回同じ
・患者とコミュニケーションがとれない
・手際が悪い
・リハビリが楽しくない
『治療効果が無い』『治療内容が毎回同じ』というのは理学療法士として致命的です。
選ばれなくて当然でしょう。
しかし、それと同じくらい重要な項目に『患者とコミュニケーションがとれない』『手際が悪い』『リハビリが楽しくない』というのも、挙がってきます。
患者は病院に治療を受けに来ているのですが、ただ単に『治療を受けにきている』訳ではないのです。
実は患者は『好みの理学療法士の治療を受けにきている』のです。
・自分の治療中、対象の患者は別のスタッフとよく話している
・他のセラピストの時はそんなことないのに、自分の治療中に患者が寝た
これは、患者があなたに好意を持っていない証拠です。
そして、患者は『あなたではない、他のセラピストの治療を受けたがっている』ということです。
つまり、この患者からはあなたが『選ばれていない』という事になります。
果たしてそのままで良いのでしょうか?

いつもの先生がいないなら帰ろうかしら

○○先生はいないけど△△先生がいるから受けてくわ!って言われたいよね
患者にとって痛みを取ったり、ADL能力を上げてくれる理学療法士は当たり前の存在であり、そこにプラスαの能力が求められるようになります。
というか、すでにそうなってきています。
病院や患者から選ばれるには『人柄』が重要!
患者に選ばれる為には『知識』や『技術』だけではありません。
・話しやすさ
・笑顔
・心地よい声
・新鮮な治療プログラム
・楽しいリハビリ
こういったものが必要になります。
このような良い人柄が前面に出ている人であれば、たとえ治療技術が未熟でも患者に選ばれますし、実際に新人の理学療法士が患者に選ばれている場面を目にします。
突き詰めれば
- 知識と技術はすごいけど嫌な感じの理学療法士
- 知識と技術はまだ未熟だけど話していて楽しい理学療法士
では、後者が選ばれるような時代でもあります。
まだ若い理学療法士や医療学生も、『知識不足』を気にする必要はありません。
あなたの良い所を前面に出し、楽しく患者とお話できればきっと選ばれる理学療法士になります。

また今度よろしくね

これ、最高の誉め言葉!
患者に合わせた話をできるようにしよう
患者と円滑にお話をするには、理学療法士が多くの知識を持っていないといけません。
- 政治の話
- プロ野球の話
- 相撲の話
- 戦争の話
- 出生地の話
- 食べ物の話
- お酒の話
- ギャンブルの話
色々な患者が居る中で、その人が食いついてくる話をしっかりと知識として蓄えておくことが重要です。
私は以前、患者から「テニスの王子様」の話をされて全く対応できずに嫌われてしまったことがあります。
そう言った事のないように、どんな人とも話ができるように準備しておくことは重要。
もしも知らない話をされても「それってどういう話ですか?教えてください!」と興味を持てるようになりたいですよね。
そうすれば、治療技術がなくても「あの人のリハビリは楽しい」と思えるし、積極的なリハビリ介入ができるようになります。
これは認知症患者でも同じことが言えます。
まとめ:理学療法士戦国時代を勝ち抜くポイントは『技術』より『話術』
【選ばれないPTの特徴】
・治療内容が毎回同じ
・患者とコミュニケーションがとれない
・手際が悪い
・リハビリが楽しくない
【選ばれるPTの特徴】
・話しやすい
・常に笑顔である
・心地よい声
・新鮮な治療プログラム
・楽しいリハビリの提供
知識や技術は絶対に必要です。
でもそれが100%ではありません。
そもそも選ぶのが患者である以上、あなたが磨くポイントは治療技術以外にも絶対にあるはずです。
理学療法士が20万人を超えてくる中で、あなたはどの武器を磨いてこの戦国時代に立ち向かっていくのでしょうか?
少なくとも、『治療技術』を磨くより『患者との話術』を磨いていくほうが簡単な気がしませんか?
選ばれる理学療法士になるために、これを送ります。
漫画版じゃない方はこちら
会話が続かない…と悩む前に一度読んでおくべき本!
細かい内容まで丁寧に書き込まれているので理学療法士は必読です。教科書にしてもいいくらい。

会話は最強のスキル!ぜひ手に入れておきたいね
会話は技術、話術はスキルであると確信しています。
患者とスムーズに話せるというのは、もしかしたら何よりも重要で必須なスキルではないかと考えています。
そして、そういった話術というのは経験がモノを言います。
様々な経験をして、「話術」というスキルを磨くのも素晴らしいことですよ。