年収400万あるけど、貯金できない。
そんな悩みを抱えている方も多いと思います。
総務省統計局『家計調査報告(貯蓄・負債編)』によると、世帯の年間収入が400~450万円の平均貯蓄額は850万円だそう。
本当にそんなにあるのかよ…?と目を疑いましたが、本当らしいです。
年収400万円なら手取り額は330万円くらいで、毎月27万円くらい給料が入ります。
LIFULLによると、独身の月の生活費は132,813円だそう。
27万円から132,813円を引くと137,187円浮くので、毎月10万円は貯金できるはずなのですが…。
お給料はそこそこあるのに、お金が全然たまらない。
そんな方も、この記事を読んで生活習慣を改めれば、貯金することができます。
年収400万で貯金できない人は、ぜひご覧ください。
年収400万でも毎月5万も貯金できる方法
一般的に、収入から貯蓄に回す理想の割合は、20~30%程度と言われてます。
年収400万円の場合、毎月の手取り額は27万円(ボーナス含む)なので、54,000円〜81,000円が理想の貯金額になります。
ここでは、まず貯金するための方法をお伝えしていきます。
先取り貯金
先取り貯金とは、給与が入るタイミングで数万円を先に貯蓄にまわすことです。
『貯金』も「家賃」や「水道光熱費」などと同じように考え、あらかじめ貯金分を取り出して残ったお金で生活をします。
先に給料から貯金額を抜いてしまうことで、使いすぎを防止し確実に貯金することができます。
この貯金は最もスタンダードで、確実に貯金できる最高の方法の1つです。
貯金用の口座を用意し、給料が入ったらそこに5万円入れることで毎月5万円、年間60万円貯めることができます。
iDeCoと積立NISA
iDeCoや積み立てNISAなどの小額投資を始めてみてください。
こちらは先取り貯金と同じで、決まった金額分の株式や投資信託などの金融商品を購入し運用することを目的としています。
株や投資と聞くと難しく思えますが、一度口座開設をして投資金額と商品を決めてしまえば、放っておくだけで勝手にお金が貯まっていくものです。
もちろん株なので損をすることもありますが、長い目で見れば数百万円の利益を生むはずです。
SBI証券が最も信頼できる証券会社で、サイトも見やすくて初心者にもおすすめ。
ぜひ一度見に行ってみてください。
毎月決まった金額を積み立てられるのは貯金と同じですが、投資は貯金と違って伸び率が違います。
貯金だと月5万を20年間続けると1,200万円しかたまりませんが、投資を続けることで、月5万円の投資でも20年後には2,055万円になります。
絶対におすすめですし、やらない手はないですよ。
私はすでにiDeCoも積み立てNISAもやっており、将来的にはこの2つのみで老後資金2000万円は問題ないと思っています。
年収400万でも貯金できない人の特徴
いま全然貯金できない人は、生活に何らかの問題があると思われます。
最低でも5万円貯金するために、まずは生活習慣(支出)を見直す必要があります。
今から挙げるダメなポイントに自分が当てはまっていないか確認してください。
特徴①:自分へのご褒美が多い
理由をつけて、自分へのご褒美を頻繁にしていないでしょうか?
- 今日は頑張ったからコンビニスイーツを買う
- いつもは発泡酒だけど、今日はちょっと良いビールを買う
- 今週は凄く疲れたからスーパー銭湯に行く
このようなちょっとした贅沢のせいで、お金はドンドン減っていきます。
CMでもたびたび流れますが、「ちょっと良い週末を」なんて言ってたらお金は貯まりません。
保険マンモスのアンケートによると、働く男女500人の自身への「ご褒美」に月に1回1000~5000円程度かけているという回答が最も多かったそう。
無駄とは言いませんが、節約できるところは節約したいですよね。
月の無駄遣い:約5000円
特徴②:衝動買いが多い
朝日大学マーケティング研究所によると、衝動買いをして満足した人は半数程度しかいないそう。
今はネットでもすぐに買い物ができるので、不要なものを買ってしまう人もお多いと思います。
お金を使うときは、欲しいかどうか?よりも必要かどうか?を考えるべきです。
欲しいものって、手に入れると満足してしまって使わなくなったりするんですよね。
日刊工業新聞によると、衝動買いの40%の方は5000〜10,000円のものを衝動買いしているそう。
毎月衝動買いしてたらお金も貯まりませんよね。
月の無駄遣い:約10,000円
特徴③:見栄を張って良いものを買う
レタスクラブではママ友に見栄を張って、つい身の丈に合わない高価な買い物を買ってしまう話があります。
自分の身の丈に合ったものを身に付けているでしょうか?
他人への見栄の為に良いものを買っても、持て余してしまいます。
- ブランドもののバッグ
- 流行りの洋服
- 自動車やバイク
- SNS映えする商品
こういったものを多く持っていると、当然お金は貯まりません。
特に、分割払い(ローン)を組んでいると一定のお金は出て行ってしまうので、お金を貯めたいならローンは極力避けるべきですね。
月の無駄遣い:約10,000円
特徴④:サブスクをそのままにしている
サブスクとは、サブスクリプションの略で、定額サービスのことで、いろんなジャンルに拡大しています。
サブスクは便利でお得ですが、使っていない間も毎月支払われてしまいます。
サブスクをいくつか挙げていくので、もしも使っていないサブスクがあれば解約しましょう。
- Amazon Music Unlimited 980円/月
- Apple Music 980円/月
- Google Play Music 980円/月
- Line Music 980円/月
- Amazon プライムビデオ 500円/月
- NETFLIX 880円/月
- Hulu 1026円/月
- Kindle Unlimited 980円/月
- コミックDAYS 960円/月
- Apple Arcade 600円/月
- PlayStation Now 1180円/月
- ヨシケイ 344円/月
- ワタミの宅食 616円/月
- リネット 390円/月
月の無駄遣い:2000円
特徴⑤:生命保険を見直さない
生命保険はどんなものに入っていますか?
昔入ったものをそのままにしておくと、無駄な出費に繋がります。
基本的には国民健康保険でどうにかなるので、生命保険は最低限のもので良いと思います。
保険見直し本舗などで一度、しっかりと見直ししてみてはいかがでしょうか。
オンラインでもできるので便利です。
月の無駄遣い:3000円
特徴⑥:ローン・リボ払いをする
ローンを組んだり、リボ払いをすると手数料がかかります。
例えば、10万円のものを12回払いで購入すると、最終的には108,081円支払う必要が出てきます。
8000円も多く払わないといけないんですね。
こういった無駄なお金を使わないよう、一括で払えるものしか買わないようにしたほうがいいです。
月の無駄遣い:約2000円
特徴⑦:コンビニのATMでお金をおろす
コンビニのATMは便利ですが、手数料が110円程度発生します。
お金をおろすときは、銀行のATMやネットバンクを利用することをお勧めします。
手数料無料の所も多いですからね。
月に3回、コンビニでお金をおろすだけで1000円近くかかりますし、振込みも銀行より手数料が高い場合があるので注意です。
コンビニで余計なものも買ったりしたら、さらにマイナスです。
気をつけましょう。
月の無駄遣い:1000円
特徴⑧:外食やコンビニ利用が多い
外食やコンビニは手軽です。
でもその分値段が高く、1食1000円近くするものもザラです。
特にコンビニは弁当だけ買おうとしても余計なものまで買いたくなってしまいます。
総務省2019年全国家計構造調査によると、コンビニの消費支出額は1ヶ月で4559円だそう。
やはり自炊をするか、スーパーで割引された総菜を購入するのがおすすめです。
最近ではズボラ飯というジャンルもあるので、こういった本で自炊を学ぶのも良いと思います。
月の無駄遣い:約5,000円
以上、ここで挙げた8つのダメ行動を見直すだけで、毎月38,000円も節約できます。
そのぶん貯金に回していけば月5万の貯金なんて余裕です。
貯金をするなら年収を増やすことも考える
お金が貯まらないなら、収入を増やすのが一番手っ取り早いです。
年収400万円から500万円に上げれば、生活を変えなくても貯金できます。
PT・OT・ST WORKERやレバウェルリハビリは理学療法士向けの転職サイトですが、年収500万円以上の求人も多数あります。
ぜひ一度覗いてみることをおすすめします。
年収400万でも毎月5万も貯金できる方法まとめ
- 先取り貯金をする
- 少額投資をする
- 無駄遣いを減らす
- 転職で収入を上げる
これらの方法で確実に貯金ができます。
お金が貯まらない人って、お金を使ってるから貯まらないんです。
あたりまえのように思えるかもしれませんが、あまり意識せずお金を使っているので厄介な問題なんです。
まずは自分が何にお金を使っているのか、もう一度考えてみることをお勧めします。
無駄を省いていけば、年間60万円の貯金は難しいものではありません。
ぜひチャレンジしてみてください!