職場が近いのと遠いの、どちらがいいでしょうか?
中には職場は遠い方が良い、という方もいるかもしれませんが、私は断然近い方がいいと思います。
通勤時間って一番無駄な時間だと思うからです。
通勤時間を甘くみてると、結構取り返しのつかない無駄になるかもしれません。
ここでは、通勤時間にこだわって転職先を考えている理学療法士さんに向けて、どれくらいの通勤時間が理想なのかをお伝えしていきます。
通勤時間の平均
アットホームという会社では、通勤時間について調査しています。
平均の通勤時間は47分という結果でした。
30分~1時間がかなり多くを占めていますが、平均的な通勤時間は47分以内ということになります。
ということは、通勤時間にこだわるあなたの最低目標は47分以内で到着する職場、ということになります。
とはいえ、47分ってなかなか時間がかかりますね。
どうせこだわるなら30分以内、いや、20分以内を目標にしてみましょう!
なぜかというと、片道30分ということは往復60分ということ。
つまり1日の24分の1を通勤時間に当ててるということです。
これって勿体無いと思いませんか?
通勤時間にこだわるなら、絶対に片道30分以内(往復60分以内)にしたほうがいいです。
実際にそれを踏まえて、私の体験談をお話ししていきます。
私は家から10分以内の職場に転職しましたので、通勤ラッシュに巻き込まれることは全くありません。
職場が家から近いっていいことづくめなのですが、その中でも劇的に変わった事を紹介していきます。
これを見て、通勤時間の見直しをしてくれたら幸いです。
通勤時間が70分から10分になりました
私は転職して家の近くの職場を選びました。
その結果、通勤時間が片道70分だったのが10分になりました。
通勤時間が短くなるとイイことばかりです。
朝の大渋滞で職場につく時間が遅くなってイライラすることもないですし、満員電車で知らない人と体を密着させて我慢する必要もありません。
でもそれ以上に大きなメリットがあるんです!
仕事に費やす時間が減ることで時給が上がる!
通勤時間が短いと、家にいる時間が長くなります。
私は通勤時間も含めて『仕事の時間である』と定義しているため、家のドアを出た瞬間から、家のドアに戻ってくるまでが仕事だと考えています。
つまり
- 8時間労働で通勤が往復2時間の人は10時間勤務
- 8時間労働で通勤が往復1時間の人は9時間勤務
であり、通勤時間が長い人のほうが仕事時間も長いく、同じ給料を貰ていても時給換算すると通勤時間が長い人のほうが給料が安い、ということになるんです。
これに関しては、『拘束時間が長いと時給は下がる』で紹介してますのでご参照ください。
通勤って休みじゃないですよね?体力消耗するし。
通勤は仕事だと認識すれば、毎日往復2時間の通勤がバカバカしくなります(給料出ないし)
毎日2時間のゆとりができる
通勤時間が70分の頃は、毎日6時半に起きて7時20分に家を出ていました。
でも通勤時間が10分の職場に転職したところ、起きる時間は6時半で変わらず、家を出る時間が8時すぎになりました。
朝起きてから出勤するまでに1時間半以上余裕があるんですよ!
朝ごはんを作るなんて本当に朝飯前だし、なんなら朝マックしてから出勤できます。
よく駅中で朝カフェしてるサラリーマンを見かけ、「どういう原理で朝からコーヒーを店で飲めるんだろう…?」と疑問に思っていましたが謎は解けました。
彼らは通勤時間が70分もかかっていないんですね!
もちろん、夜だって時間が空きまくり。
1日2時間、今の生活から余裕が生まれたらあなたは何をしますか?
全然疲れない
普通、仕事が終わると開放感があるんですが通勤時間が長いと開放感もクソもありません。
あぁ、また1時間以上電車に乗らなきゃいけないのか…と、憂鬱ですが通勤時間が短くなるとそういったことはありません。
飲み会だって今までは終電があるから2次会は断っていたのですが、今では心置きなく2次会、3次会まで参加できます!
なんなら職場から歩いて帰れますからね。
アフター5の時間が長くなるっていうのはすごくいいことですよ!
家族との時間が増える
これは結婚して子供がいるなら超大事!
特に子どもが小さいうちは9時前に寝て朝8時以降に起きるといったサイクルを繰り返します(子供に必要な睡眠時間は11~13時間です!)
そうなると、通勤に時間をかけていると子どもと朝ごはんや夜ごはんを一緒に食べる機会が無いってことですよね。
食事は全部奥さんに任せっぱなしになってしまいますし、せっかく家族がいるのに1人で食事をするなんてわびしいですよ。
職場が近くなると、家族との交流が増えるのでめちゃくちゃおすすめです。
職場が近すぎるのはイヤ?よく聞かれるデメリット
よく聞かれるのが「職場が近すぎるとプライベートがなくなってイヤだ」という意見。
確かにごもっともですが、私が家の近くをブラブラしたり買い物をしていて職員や患者さんに会ったことはありません。
家と職場が近いといっても、徒歩1分以内とかなら問題があるかもしれません。
しかし10分前後であれば、ほとんど誰かに会うこともないですし、ストレスは感じません。
家と職場が近すぎるとイヤだというのは自意識過剰ですし、そもそもそんな理由でわざわざ遠い職場に勤めるなんて機会損失でしかないですね。
理想の通勤時間
通勤時間にこだわるなら、平均通勤時間の47分以内が最低ラインです。
でもせっかくこだわるなら、片道20分以内を目標にしてみましょう。
片道30分かかってしまうと往復で60分なので、1日の1/24が移動だけに費やされることになります。
これってかなり勿体ないと思いますよ。
通勤時間が長いというだけでかなりストレスがたまります。
毎朝、早起きをして通勤…仕事が終われば疲れているのに帰るまで1時間…
かなりしんどいです。
具体的にどんなストレスが溜まるかというと
- 睡眠不足によるストレス
- 雨天や交通渋滞などのストレス
- 満員電車やバス待ちのストレス
- 自分の時間がもてないストレス
このようなストレスに悩まされます。
また、通勤時間増えるごとに、ストレスはかなり増大するという研究もあるようです。
なかでも有名なのは、2004年に経済学者のブルーノ・フライ博士が発表した論文(1)でしょう。博士は1985–2003年にかけてドイツで行われた幸福度調査を分析し、「長時間の通勤がもたらすストレスの高さは、年収が40%アップしないと割に合わないほどだ」と断じたのです。なんとも過酷な結論です。【参考:ハーバービジネスオンライン】
まとめ
通勤時間の平均は47分であるということが分かりました。
しかし、通勤時間にこだわるなら30分以内、できれば20分以内にすることでストレスもそれほど感じなくなると思われます。
もしもすでに長時間の通勤を強いられているのであれば、なんらかの対策を取るといでしょう。
通勤コースや時間を変えるだけで、10分以上早く到着するケースもあります。
もしも90分以上通勤にかかっているようであれば、引っ越しや転職も視野に入れてもいいかもしれませんね。