新人の方にとって、新しい職場での仕事は興奮と緊張が入り混じったものかもしれません。
そんな中、同期のあいつには負けたくない!とか、あいつのほうが多く患者をもらってる!とか感じたことはありませんか?
同じ新人理学療法士の中で、負けないためには、特に注意を払うべきポイントがあります。
本記事では、『負けたくない人がいる』という新人にこそ、気をつけてもらいたい仕事の注意点をご紹介します。
失敗を最小限にし、スムーズに職務を遂行し、周囲の先輩や所属長に認められるために、これらのポイントに留意して新しい職場での仕事に取り組んでください。
新人理学療法士が同期から一つ抜け出すために気を付けたい事
新人理学療法士として職場に入職し、1か月が経ったころ、ようやく仕事に慣れてきます。
もしかしたら、もうすでに患者さんを任されている人もいるかもしれません。
そんな中でも、ひときわ輝く存在になりたい。
ここでは、この記事を読んでくれたあなただけに、スムーズに仕事を遂行できるポイントをお伝えします。
疑問を放置しない
実際に理学療法士として働いてみると、様々な疑問が出てきます。
それは臨床で必要な知識の事かもしれませんし、カルテ内容についてかもしれません。
いろいろと知らない事が多いと思いますが、分からない事を放置しないようにし、すぐに先輩に聞くようにしましょう。
分からなければ誰かに聞く。
これが最も早い解決法です。
「こんなこと聞いたらバカにされそう、ダメな奴って思われそう。」
そう思うかもしれませんが、それは間違いです。
最も好かれる新人は、たくさん質問をしてコミュニケーションを取ってくる人なんです。
そして、最もダメ認定される新人は、分からないことを聞きに来ない人です。
気軽に質問できる期間は限られています。
2年目になったら、後輩が入ってきてしまうので教える立場になります。
気軽に聞きに行けるのは、いまこのタイミングだけなんです。
自己解決しない
もしも分からないことや、自信がないことがあったら自己判断せず誰かに判断を仰ぎましょう。
理学療法士の仕事は複雑で、教科書に載っていない事も多くあります。
また、病院ごとのルールもあるでしょう。
そんななか、自分の判断だけで行動すると大変な事になる可能性があります。
「たぶんこうだろう」と、思い込みで行動して怒られる新人を多く見てきたからこそ言います。
自己判断はやめて、行動する前に先輩に確認を取りましょう。
同期と比べない
就職してすぐは、同期と比べがちです。
あいつは頭が良いとか、あいつは先輩から好かれてるとか。
時には、あいつの方が多く患者を診てるなど、いろいろな事が気になるのも新人理学療法士のあるあるです。
しかし、そんなことは気にしないほうがいいです。
まわりの理学療法士から見れば、新人理学療法士はみんな同じレベルに見えています。
っ構内での成績の良し悪しなんて、現場に出れば誤差程度しかありません。
まわりと自分を比較せず、堂々とし、自己研磨できるよう前を向いてください。
3年後には立場が逆転している可能性も十分にあります。
分からない事はすぐに調べる
新人理学療法士は、学校でたくさん勉強したとしても分からない事が沢山あります。
患者の疾患や、評価法、治療法やゴール設定などやることはいっぱい。
疑問に思った事や、分からない事はすぐに調べて勉強する癖をつけたほうがいいです。
勉強といっても、教科書を開く必要はありません。
スマホでパパッと調べれば済むだけの話ですから。
分からない事を放置せずに調べる、この習慣をつけるだけで、あなたは少しずつ成長することができます。
3年後、5年後に大きな力となって帰ってきますよ。
間違いないです。
無理をしない
新人だからと言って、無理は禁物です。
まだ働きたてなので、9時-5時の生活や1日18単位のノルマをこなすには、体力が持たないかもしれません。
ムリして頑張っても、結果はついてきません。
結果が付いてくるには、体調管理がとっても大切なんです。
しっかりと栄養を取り、しっかりと眠るようにしましょう。
私が新人の頃は、寝る前に快眠サプリを飲んでいました。
ぐっすり眠れるので、体力回復が出来る優れものです。
まとめ
新人の方が仕事を始める際に気をつけたい注意点を、おおまかに要約すると以下の3つです。
- 周囲の人とのコミュニケーションを大切にすること。
- 基本的な業務をしっかりと覚えること
- ミスや失敗を恐れず、フィードバックを受け入れる姿勢を持つこと
自分の意見を主張しすぎず、先輩や上司の意見を尊重し、質問や相談を積極的にする姿勢が重要です。
また、自分の役割や業務内容を把握し、課題を早めに解決する努力をすることも求められます。
新人であることを理由に謝り続けるのではなく、改善策を考え、成長するチャンスと捉えるべきです。
これらの注意点を守りながら、謙虚さと前向きな姿勢を持ち続けることが新人としての成功への第一歩となります。
