
毎日雑用や電話取りばっかりやらされてツマラナイ!
この仕事、もう辞めたいなぁ。
【この記事で分かること】
-
雑用は無駄じゃない!雑用から学べる社会人の基礎とは?
-
雑用すらできない人って本当に仕事ができるの?
こまごました、いろいろの用事
理学療法士の世界では
- 患者が使った後のベッドの掃除
- 電話の引継ぎ
- 書類のコピーや印刷
- 物品の整理や管理
- 資料作成
などがこれにあたります。
しかし、理学療法士の新人は『理学療法』を仕事にしたくて入社してきたのに、このような雑用をやらされることで仕事に対する情熱が覚めてしまう、ということがあるようです。
しかし、こおような雑用は大切な仕事であり、かつ雑用からこれからの仕事の重要な基礎を身に付けることができます。
雑用なんて…
と思わず、雑用という『仕事』にしっかりと向き合ってみましょう。
- 雑用から逃げる新人
- 雑用を積極的にこなして学ぶ新人
1年後にもの凄い差となって表れていますよ。
雑用から仕事を学ぶ!仕事の基本は雑用にあり!

電話は雑用の基本です!
入社すると、まずは仕事の見学から入ります。
先輩方がどう動いているのか、どのように仕事をしているのかを目で確認する作業です。
でも、見学だけじゃ学びは何もないですよ。

○○を□□すると、△△になるんだよ。
わかったかな?

はい!わかりました!

じゃあやってみる前に、どうやるか説明してみてよ。

え?
○○を…☆☆?して…えっと…

…ちがうよ。
分かったんじゃなかったの?

…。
現場ではよくあります。
見てるだけじゃ覚えないんですよ!人間って!
やらなきゃ覚えないんです。
雑用をすることで職場のルールや働き方を覚えよう!
雑用は考えようによっては、かなり有難いんですよ。
仕事をしながら業務を覚えられるから。
新人は最初にオリエンテーションを受けますよね。
そこで物品の場所とか職場のルールとかをならうんですが、その内容って覚えていますか?
たぶん覚えてないと思うんですよ。
でも雑用をすることで徐々に覚えていくんです。
最初は電話を取るのにもビビって、要件や相手先の名前も聞き漏らしていた新人も、何度かチャレンジすることで電話対応ができるようになります。
コピーだって同じです。
コピー機の使い方が分からなかったのに、雑用を介して使い方を分かってくる。
それでいいんです。
こうやって雑用を通じて仕事を覚えていきましょう。
雑用をしっかりやることで職場の評価が上がる!

雑用頑張った!
めっちゃ信頼されていた!
ぼくたちは雑用を無駄な仕事ととらえていません。
どちらかというと重要な仕事として捉えています。
- 要件や相手先を確認し電話を引き継ぐ
- コピーを順番通りに決まった枚数用意する
- 見やすいパワーポイントを作る
よく考えれば重要性がわかると思います。
そして、仕事のできるスタッフはもれなくこれが出来ています。
確かに、単位は取れていないし病院の売り上げに貢献はしていないかもしれません。
しかし、スムーズに仕事をする環境を整える、というのも重要な仕事です。
頼まれた雑用だって同じことで、『昨日は電話の引継ぎに失敗したけど今日は正確にできた』『昨日は資料作りに2時間もかかったけど、今日は1時間でできた』と、成長している所を見せることで職場からの評価も少しづつですが上がっていきます。
そうすると

今日は○○さんの移乗動作を手伝ってくれない?
というように新たな仕事を請け負うチャンスが巡ってくるんです。
つまり雑用を丁寧に、迅速にこなすことであなたの評価が上がり、させてもらえることが増えていきます。
新人が4人くらい暇そうにしてるのに、あなたに向かって「キミ!ちょっとこっち手伝ってくれない?」なんて言われたら嬉しくないですか?
このように、雑用もしっかりとこなすことで徐々に成果が上がってきます。
これは理学療法にも言えることで、何度もトライ&エラーを重ねることで、だんだん良いリハビリになっていくんです。
よいリハビリを提供すると、患者からの評価もあがり、どんどん新しい仕事を任されるようになります。
そうやってキャリアを重ねて役職についていくものなんです。
キャリアアップするとこんないいことがあるよ!という記事がこちら▼

相手の事を考える『雑用』はできているか?
雑用とひと口に言っても、ただ単に雑用をこなすだけでは普通です。
できる新人は『相手の事を考えて』雑用をしています。
例えば、ティッシュやペーパータオルを補充する時に、封を開けてポンと置いていくのは何も考えていない証拠です。
できる新人は、ペーパータオルを取りやすいように少しペーパーボックスから出してセットします。
次に使う人の手は濡れているわけですから、このように少しペーパーが出ていたほうが使いやすいですよね。
こうしたことができる新人は、すごく伸びます。
ちょっとしたことですが『相手の事を考える』ことで、これから先に難しい仕事を与えられてもうまく対処できるでしょう。
雑用をする新人、しない新人では大きな評価の差が生まれる
雑用も仕事だ、という話をしてきました。
そして、雑用をすることでスキルアップにつながることができることも分かったと思います。
雑用から逃げていては、その後の仕事でも何かイヤな仕事を振られるたびに逃げていくようになります。
例えば


○○についてA先輩に聞いてみたら?
あの人詳しいから。


…わかりました。
数日後…


A先輩!後輩さんから仕事について相談ありました?


いや、無いけど?
実際に新人でよくある光景ですが、先輩に相談するというイヤな仕事から逃げ出した結果、ぼくと先輩からの評価が下がってしまいました。
雑用というイヤな仕事から逃げているような人が、これから先、本当にうまくやっていけるのでしょうか?
ぼくは無理だと思います。
雑用も積極的にこなした人と、文句ばかり言ってた人では1年後にかなり差がつく!
ぼくの職場にももちろん
- 雑用も一生懸命やる新人
- 雑用から逃げる新人
がいました。
新人で入職して1年が経ち、実際に雑用もしっかりやっていた新人は、電話や掃除なども積極的にやっており、今ではかなり評判がいいです。
逆に、そういった雑用から逃げていた新人は、『仕事をしない人』というイメージを持たれており、あまり評判がいとはいえません。
理学療法士だから患者の治療をするのは『あたりまえ』です。
治療を一生懸命やっても、仕事ができる人とはいいがたい。
その治療以外の仕事をいかに積極的に処理するかどうか?で、社内評価というのはかなり変わってくるのです。


今だに電話も満足に取れない人って、いくら知識があても『できないヤツ』というレッテルを貼られてしまうんだ。


それはイヤですね…。
雑用は言い換えると雑務になります。
この雑務に対して、あなたはどういう意識で取り組んでいますか?
新人のうちから積極的に雑務をこなしておけば、1年後に大きな差となっていきますよ!
新人さんにおすすめの記事がこちら▼


