理学療法士が退職を考えるきっかけは主に6つあることが分かりました。
- 人間関係のトラブル
- セクハラやいじめ
- 給与・待遇
- 労働時間の不満
- 将来性に疑問
- 家族との時間
そして、もう一つ分かったことがあります。
それはこの6つの不満は、その職場にいる以上解消できない、ということ。
たとえば、給与に不満があったとしても、その訴えを職場にしても急に5万円も10万円も給料は上がりません。
人間関係も、訴えたところで改善するどころか更に悪化することも懸念されます。
その他の不満も同じであり、その職場にいる以上あなたの不満が消える事はあり得ません。
そんな職場で消耗するよりも、なるべく早く新天地を目指した方が精神衛生上とてもラクですし、こういった不満が募っていくと仕事以外にも飛び火します(友人関係や家族への八つ当たりなど)
ここでは、理学療法士が転職を考えるきっかけについてご紹介します。
あなたが同じような不安や悩みを持っているなら、ぜひここで解決していってくださいね!
▽不安のない毎日を過ごすために▽
理学療法士が退職を考える:職場の人間関係のトラブル
職場での人間関係やトラブルは退職を考えるきっかけの1位です。
上司はもちろん、同僚や後輩、そして顧客(ぼくで言うと患者さんやその家族)とのトラブルも非常にやっかい!
- 言った、言わないの口頭指示のトラブル
- 報連相のトラブル
- 説明不足によるトラブル
このようなトラブルの多くは、ささいな行動や発言が誰かのカンに触り、トラブルへと発展していくことが多いです。

この仕事お願いね!

これ終わったらやります

すぐにやらないなんて生意気!
実際にこんなことがあるかは分かりませんが、悪気が無くても相手を怒らせてしまうこともある…
では、どのようなトラブルがあったのかを事例を交えて紹介します。
私は医療職なので、病院でのトラブルを参考にしてください。
他職種とのトラブル
理学療法士の他職種間でのトラブルで多いのは看護師とのトラブルです。
一番多いのが伝達不足。
看護師と我々の間で『言った/言わない』の押し問答になりやすく

昨日伝えたことを全然やってくれない

聞いてません
このようなことが続くと『あの理学療法士(看護師)に言ってもダメだ』となり、無視や嫌がらせに発展したりします。
もちろん、看護師以外にも医師・作業療法士・介護職員とのトラブルもあります。
患者・家族とのトラブル
主に患者側の思い込みと、スタッフ側の説明不足が原因です。
- ちゃんとトイレに連れて行っていない
- リハビリしていない
- 全然治らない
そういった訴えは常にあります。
患者や家族に合わせた説明をしてあげないと、うまく理解できない人もいるのでこちらの観察力が必須。
かなりヒステリックな患者や家族だと、担当変更に追い込まれます。
それだけならいいのですが、『あいつを辞めさせろ!』などと騒ぐようなご家族も本当に稀にいらっしゃいます。
そうなった場合はすぐに上司に相談しましょう。
担当変更してもらうほうがトラブルにならなくて良いです。
女性の結婚・出産によるトラブル
まだまだこの手のトラブルは多いようです。
- 結婚を期に退職
- 産休
- 育休
これらの制度はあるのですが、それを容認しない職場がまだあるようです。
場合によっては、結婚退職をするときに罵倒されてその場でクビになったとかいう話も!
現代社会でもそのような職場はあるようですが、結婚・出産でトラブルになるような職場は見限っていいと思います。
理学療法士が退職を考える:上司・同僚のいじめトラブル
上司や同僚とのトラブルで、多いのはハラスメントです。
特にパワーハラスメントが最近増えてきたとか。
【パワハラ】
同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為
「キミのためを思って言ってるんだ!」というのは嘘ですからね、あれ。
普通に部ぶるし、業務に支障が出ますから。
2年目の終わりくらいまでは
怖い先輩に申し送る時は常に声が震えていた恐怖から言葉は断片的になり、スムーズな説明が出来ない
送り忘れてしまう事もあり、繰り返し伝えに行く事も数えきれないほどあった恐怖を与える事でメリットを生む事は何も無い
教える側の人はこの事を忘れないで
— アリス🐿白衣の天使 (@kaochan64252585) September 6, 2019
こうなったら上下関係もクソもないですよね。
そういう上司から逃げるように転職して成功した体験談も記事にしておりますので、ご参照ください。
参考記事>>>【1年目】理学療法士の体験談。パワハラを受けて精神崩壊からの転職

同僚でのトラブルも似たようなもので、ささいなすれ違いから大きな溝に発展し
- 無視
- 陰口
- いやがらせ
などを受けることがあります。
まぁ簡単に言うと陰湿ないじめですね。
こういうことが起こったらさすがに退職を考えてもいいと思います。
人間関係でトラブルになった!その時に取るべき行動
では、人間関係でトラブルになった場合はどうすればいいのかをご紹介します。
相談窓口に相談する
深刻な対人関係のトラブルに対し、上司や同僚に相談しても恐らく無駄です。
場合によっては、もっとトラブルがおおきくなる可能性もあります。
上手く相談できたとして、当事者にその話が行ってしまいあなたのトラブルが公になるのもあまり気が進みませんよね。
どの職場にも相談窓口や相談ポストがあるはずです。
もしない場合は総務課や人事課に相談しに行ってみてください。
もしも誰にも相談できなければ、仕事の相談窓口がありますので、こちらを参考にしてください。
人間関係のトラブルに巻き込まれたら転職を考える
人間関係が一度壊れると、修復するのは困難です。
同じ職場で働く以上、常にそのストレスを感じていかなければならないのは本当に辛い。
そして、このたぐいのストレスは『精神的に病んでしまう恐れ』があります。
そのような深刻な症状に悩まされる前に『逃げてしまいましょう』
転職はそう難しいものではありません。
あなたの転職をサポートしてくれる人もたくさんいるので、転職の扉を叩いてみてください。
安心・安全な転職サポートをしてくれる転職サイトを紹介しています。
登録・閲覧・利用は無料なので気軽に相談してみてはいかがでしょうか。



理学療法士が退職を考える:お金・将来性に疑問がある
仕事をある程度進めていくと、いろいろと不満が出てきます。
- 給与・待遇
- 労働時間の不満
- 将来性に疑問
特に理学療法士はそういた側面が強くいせいか転職する人の割合が一般的な仕事に比べて多いです。
理学療法士という仕事はリハビリが主な仕事ですが、仕事内容は病院によって結構違います。
同じ職種でありながら仕事内容や報酬が変化するので、こういった側面もあり転職しやすいんだと思います。
特に理学療法士の悩みで最も大きいウェイトを占めるのが給料や年収。
実際に年収を上げたい人は退職して転職してしまったほうがいいです。
実際にぼくも2回転職をしましたが
- 1回目:年収60万円アップ
- 2回目:年収90万円アップ
と大幅な年収アップに成功しました。
普通に働いて年収を150万円あげるためには、毎年1万円昇給したとしても約10年かかります。
そんなに時間をかけなくても、転職するだけで給与が大きく上がる事は間違いありません。
将来性に不安を覚えて転職を考える
将来性には2つの考え方があります。
- 理学療法士という職種に対する将来性
- この職場に勤め続けてよいものか?という将来性
理学療法士の仕事の将来性は、たしかにそこまで明るくないです。それは、この記事でも言及していますね。



かといって、他職種(営業とか開業とか)の将来性は明るいかというと疑問です。
理学療法士としてスキルを磨いた方がいいのかなー?と思います。
>>>【PT20万人時代】人柄というスキルで選ばれる理学療法士になる!



つぶしも効きにくいですしね。
逆に、職場の将来性に不安を覚えたら、転職を推奨します。
- 有給が取れない
- 新人が入ってこない
- 人が来てもすぐに辞めてしまう
- 賞与が満足に出ない
このような職場は、将来性どころか近い未来も怪しいので、転職した方が良いです。
理学療法士が退職を考える:自分の時間や家族との時間を大切にしたい
結婚したり子供ができると、いままでの優先順位が仕事から家族に代わります。
そうすると、お金よりも時間の優先度が高くなる人が増えてくるようです。
- なるべく仕事を早く切り上げて帰りたい
- 家族の為にもっと稼ぎたい
- 休みが多い職場にいきたい
また、仕事に翻弄されて自分の時間が無くなってしまうのを嫌がる人もいます。
そうなると、転職したほうがいいかもしれません。
今の職場の勤務形態はそう簡単に変わりませんからね。
あえて年収を下げても時間を優先し、転職した方の体験談も記事にしてますので、ご参照ください。



まとめ:理学療法士が転職を考えるきっかけは大きく3つに分けられる
- 人間関係のストレス
- お金や将来性の悩み
- 仕事以外の時間の確保
これらの特徴は、その職場で努力しても改善する見込みが低いということ。
イヤイヤ仕事をするくらいなら、ストレスの少ない職場で働いたほうが絶対に良いです。
すぐに転職できないとしても、転職情報を集めてすぐに動ける準備はしておいた方がいいかもしれません。
「いつでも転職する準備ができている」
それだけで安心感が違います。
ここで挙げた「理学療法士の辞めたい理由」はいつ自分がそう考えてもおかしくありません。
日頃からいつ辞めても大丈夫な環境を作る(逃げ道を作っておく)ことが、最大の防御策になるでしょう。
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