【使えない新人】使えないのは指導するアンタだ!簡単にできる新人指導マニュアル

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新人が使えない!

いやいや、使えないのは新人を使えるように育てられないあなたです。

新人は教育の仕方で良くも悪くもなります。

 

ここに新人教育や新人指導のマニュアルを置いておきますので、活用してください。

 

新人指導マニュアル

新人指導で重要なのは6つの流れを意識すること。

指導の基本の流れ
  • 説明
  • 見学
  • 模倣
  • 実施
  • 助言
  • 確認

この流れで指導していけば、新人だろうがベテランだろうが仕事内容や接遇などをキチンと覚えることができます。

 

説明

まずは説明しよう

我々には当たり前の仕事も、新人にとっては初めての経験になります。

まずはこの仕事や作業が「なぜ必要で、どのような意味があるのか」を説明する必要があります。

 

  • いつやるのか
  • どこでやるのか
  • どこにあるのか
  • なぜやるのか
  • どのような手段でやるのか
  • 注意するポイントはどこか

などを1つ1つ丁寧に説明しましょう。

 

細かいことを言うと、「昼食を取る場所」「喫煙所」「帰りの時間」など、実際には仕事にあまり関係ないことも教えてあげるほうがいいですね。

 

見学

見学をしよう

説明したら次は見学です。

ただ「見ててくださいね」だけでは見学の意味が全くないので、見るべきポイントをその都度伝えていきます。

全く仕事をしたことのない新人が見て覚えるのは不可能なので、キチンと着目点を伝えながら見学させていきます。

 

  • 話しかけ方を見ててね
  • 触り方を見ててね
  • 介助の仕方を見ててね
    など

 

模倣

見学で覚えられることは全体の10%ほどなので、見学で終わりにしてはいけません。

模倣と言って、指導者の真似をさせることが必要不可欠。

 

学ぶことは、まず真似をすることから始まるんですよ。

できれば見学した直後に行ってください。

 

キム兄
キム兄

いま見てたでしょ?やってみてごらん

後輩さん
後輩さん

こうだったかな?

 

ここですんなりとできる人はいないでしょう。

できないからといって、叱ってはいけません。

 

 

キム兄
キム兄

見てるのとやるのじゃ全然違うよね?だから経験しないとできるようにならないから臆せずドンドンやるんだよ

 

 

このように、できなくてもよい、経験していけばできるようになるんだ、という事を伝えてあげます。

 

実施

模倣してもらい、ある程度動きができるようになったら一人で実施してもらいます。

指導者の前で動く場合と、自分ひとりで動く場合とではどうしても違いが生まれます。

1人で実践をすることで、初めて自分の足りない部分、分からない部分が見えてくるんです。

 

ここで初めて自分で考える力が養われます。

新人が使えるようになるには、自分で考えられるようになるか否か?がとても重要なんです。

そして、困ったことがあればすぐに報告させるようにします。

 

新人から報告があれば、多少忙しくても対応してあげましょう。

「忙しいからあとでね」を繰り返すと、新人は「聞いても相手にしてもらえない」と思い、報告や相談に来なくなります。

 

助言・アドバイス・フォロー

アドバイスをしよう

実施したら、必ず助言をします。

  • ここをこうしたら良くなる
  • こうしたほうが効率的
  • あの判断は良かった

など、客観的に見て感じたことを伝えてあげましょう。

ポイントは「注意・叱る」ことでなく「伝える」ことです。

 

そして、フォローもしてあげます。

助言と少し被る部分もありますが、新人の仕事のミスや不備はわれわれ指導者がフォローアップしていくべきです。

出来てないことを叱るのは教育ではありません。

フォローしつつ、きちんと失敗のポイントと修正したポイントを伝えてあげましょう。

 

新人もバカではないので、「ここ間違えたはずなのに直されてる…」と気付き、次から気を付けるようになりますよ。

 

確認

後日、新人がしっかりとできているかを確認します。

もちろん、すべて正しくできるわけがありません。

以前伝えたことや、修正したことが1つでも正しく行われていたら褒めてあげるべきです。

 

新人は上手くできたかどうかも分からないので、できているkとおはキチンと伝えてあげます。

もちろん、その都度修正はかけていきますが、「褒める・認める」というのはとても重要なので忘れないようにしたいですね。

 

これらは理学療法学生の臨床参加研修のCCSにも使われている教育法です。

こちらの記事も合わせて読むと、より深く理解できます。

【初めての実習指導】2020年から本格導入!クリニカルクラークシップでの指導方法を説明
クリニカル・クラークシップは実際に診療に参加することで、実践的なスキルを高めていくという指導方式です。講習会や研修会でぼくが学んできたクリニカルクラークシップについて分かりやすく説明します。

 

新人に絶対に与えてはいけない2つの指示

私が新人の時に、この指導は嫌だったな…というのが2つあります。

  • 待機
  • 見学

です。

 

新人指導をする際、「待機させるだけ」「見学させるだけ」という指導は極力避けるべきです。

 

待機

待つのはみんな嫌です

「ちょっと待っててね」

といって、10分も20分も放置することは新人指導の際によく見かける光景かもしれません。

 

でもこの待機時間って、なんの生産性もない無駄な時間です。

新人はこの「無駄な時間」をすごく嫌がります。

もちろん私も嫌でした。

 

待機させるぐらいなら、一緒にどこにでも連れまわしてやってください。

他病棟でも拒否の強い患者でも総務課でもトイレでもどこでもいいです。

あなたについていくことで、仕事の手順や仕事以外の立ち振る舞いを覚えることができます。

 

看護師のプリセプター・プリセプティはこのような考えの元、新人教育をしていますよね。

 

見学

見学は重要ですが、ただ見学しているだけの時間も無駄すぎます。

「見自分でポイントを絞ってみるべきだ」という先輩の声も聞こえてきますが、それができないから新人なんです。

 

実習でやってきたことなんてたかが知れているので、きちんとこちらが見るべきポイントを明確にすべきだし、その後模倣・実施へとつなげていく必要があります。

新人が一番嫌がるのは暇

暇は与えない

新人が一番いやなのは「暇なこと」「仕事がないこと」です。

未だと時間が経つのはすごく遅いですし、仕事が無いと「自分は必要ないのかな…」とネガティブになってしまいます。

 

だかた新人教育において、「ちょっとまってて」という指示は極力避けるべき。

できる事なら常に行動を共にしていきましょう。

 

そして、雑用でもなんでもいいから仕事を与えてください。

こんな仕事やらせたら可哀そう…とおもうかもしれませんが、仕事を与えないほうが可哀そうですよ。

 

まとめ:新人指導は基本を守ればめんどうな事ない

新人指導の手順
  • 説明
  • 見学
  • 模倣
  • 実施
  • 助言
  • 確認

この流れを意識して新人指導をしていきましょう。

無能な教育者は「見ててね」「待っててね」という発言が非常に多いです。

果たして「見る」「待つ」が仕事に何の役に立つんでしょうかね?

 

「ここを見てね」「一緒に来てね」と言えるだけで新人の伸びは変わってきます。

ぜひお試しください。

 

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