どんなに良い職場を見つけても、面接に受からないと意味がありません。
あなたがどんなに働きたいと思っても、相手から「不要だ」と思われれば入職することはありません。
もちろん、面接にはあなただけでなく、何人も応募があるはず。
よい求人なら尚更です。
そんな多くの面接者の中からあなたが選ばれるためにも面接対策は必須です。
- 何に注意すべきか?
- どんな質問をされるのか?
- どう答えればいいか?
このような疑問・不安にこたえられるようにしていきます。
ちなみに、この記事では私が実際にPT・OT・ST WORKERを利用した際、エージェントから聞いたアドバイスを元に作成しています。
新卒と中途採用の違い
新卒と中途採用(転職)では、病院が求めているものが違います。
新卒は「これからどう頑張っていけるか」、そして既卒者は「病院にどんな利益を与えるか」が重要になります。
転職するということはいままでの経験がモノを言います。
どんな経験をしてきて、それをこの病院でどのように提供し、貢献できるか?
それをアピールしていくことが大切です。
病院は、あなたに即戦力としての力を求めています。
- 前職でどんな経験を積んだのか
- どんな実績があるのか
- なにができるのか
これらをアピールすることが成功へのヒントになります。
面接での心構えについて
ここでは、PT・OT・ST WORKERからのLINEをそのまま抜粋します。
面接の方が、リハビリ職に求めているのは下記の3点です。
- お人柄の良さ(患者様が頑張れるよう)
- 長く働く覚悟(法人として長期就業してほしい思いです)
- 態度(笑顔で明るく第一印象がとても大切です)
下記は不採用になる可能性がございます
- 面接官と目線を合わさない・反らす
- 人当たりが良くない、笑顔が無い
特に目線を合わせない・反らすといった態度はご印象が下がる可能性がございます。
面接では「何を言えば良いのか」悩む人が多いのですが、実際は見た目や態度のほうが重要になってくるそうです。
見た目や話し方などの重要性をエージェントの方も言っていました。
事実、美男・美人ほど受かりやすい・採用したいという部分も多くあります。
もちろん顔の良し悪しだけでなく
- 清潔感
- 笑顔
- 話し方
などを総合的に判断するので心配なし。
靴の汚れ、シャツのしわ、爪の手入れ、派手すぎない化粧など自分でなんとかできる部分はたくさんあるので、最低限のマナーと身だしなみは重要です。
これ、臨床実習でも言われてきたことですよね。
心配なら初心に帰ってこちらの記事を読んでみてくださいね。
面接で聞かれることの多い質問を予習しよう
面接で聞かれそうな質問なんてのはたいてい決まっています。
なので面接前にある程度は準備しておくことが可能です。
なぜうちを選んだのですか?
これは100%聞かれます。
絶対に答えられるようにしておきましょう。
施設形態や条件面のみでなく、なぜその「法人」(病院・施設ではありません)を選んだのかなどをホームページを参考にして答えていきます。
純粋になぜこの職場に決めたのか?(給与面・福利厚生以外で)を伝えられればいいと思います。
また、自分は〇〇を経験してきたので、ここで活かせると思いました。などの答えもいいかもしれませんね。
給料が高いから、休みが多いからという理由だけではちょっと無理です。
本音と建て前を使い分けましょう!
前職を辞めようと思った理由は?
これも絶対に聞かれます。
何か不満が合って辞めたんなら、面接官は「うちも同じ理由ですぐに辞めるのでは?」と勘ぐってしまいます。
「人間関係が良くなかった。」「仕事が合わない。」などでもいいのですが、あまり悪口にならないようにしたいですね。
意外と病院同士のネットワークって良いので、変な噂が流れたりしますから。
「回復期をやりたい」「じっくり患者に向き合いたい」など前向きな理由を答えられると良いですね。
これまでの経歴は?
やりたい事、与えられるメリットに対して一貫性のある答えが出来ると良いです。
単に「認定理学療法士を持ってます」とかではなく、「整形の認定理学療法士を持っているので整形外科患者を多く見ており、後輩指導もできます」など具体的エピソードを伝えるのが良いです。
長所と短所は?
自分を客観的に捉えられているかどうか。
長所はそのまま自分の良いところを伝えれば良いですが、短所の答え方はその短所をどのように克服しようと努力しているか、また、その短所をいかに長所に繋げているかがポイントです。
例えば「報連相ができないとよく注意されていたので、毎日のスケジュール表にやるべきことを書いてチェックしていました」など。
今後どういう事をしていきたいですか?
仕事をするうえで、今後どのようなキャリアプランを持っているかを聞いています。
無難なのは「ガンガン現場で積極的に第一線を駆けていきたい」という猪突猛進タイプか、「後輩指導に力を入れ、ゆくゆくは管理する立場になっていきたい」というマネジメントタイプが良いと思います。
今後どうなりたいのか?何をしていきたいのか?それを伝えてください。
今後、引越や転勤の可能性はありますか?
引越の予定、結婚の予定など聞かれる可能性もあります。
これは、長く勤めてほしいという意図があり、もしも引越や結婚を機にまた退職してしまうのでは?という危惧から来る質問です。
この質問に関しては多少ウソをついてもいいと思いますが、できるだけ正直に言ったほうが良いかも。
「来年結婚予定ですが、転居の予定はありません、また、転居をしたとしても夫・妻は職場を変えるつもりはないので市内に住む予定なので変わらず通勤するつもりです。」
と伝えればOK。
ここで重要なのは「妊娠」です。
妊娠を理由に入職を断るのはダメなのですが、もし妊娠しているのなら正直に伝えてください。
妊娠・出産・育休という制度がありますが、たまに入職して1年以上経過していないと産休・育休が取れない場合があります。
その場合、転職せず今の職場に残って育休が明けてから転職したほうがいい場合もあります。
いつ頃から働けますか?
採用後の人事配置を考慮するために必要な質問です。
いつから働くつもりなのか、お伝えすればいいだけです。
今の仕事のボーナスの時期・給料の締め日・有給の残数などを考慮し、あらかじめ検討しておきましょう。
通勤方法は?
電車・バスなどの公共交通機関か、自家用車か。
職場によっては、駐車場が有料の場合もあるので逆にこちらから質問してもいいくらいです。
また、今後引っ越しの予定があり、履歴書の住所と変わる可能性があるならその旨も伝えておきましょう。
何か不明点・ご質問はありますか?
条件面でなく、業務や1日の流れ、法人の今後の方向性などを中心に1つか2つ質問できればいいと思います。
もし特に思いつかない場合は「おかげさまでとても働くイメージができましたので、質問は特にありません。ぜひ前向きにご検討頂けると幸いです」と伝えてください。
面接対策は、転職エージェントに相談するのがおすすめ
さて、この記事の大本になったのはPT・OT・ST WORKERの転職エージェントからのLINEです。
転職サイトのエージェントに相談すると、職場内部の詳しい事情まで教えてくれ、さらにこちらの情報も前もって伝えてくれるので面接でとても有利になります。
私も転職サイトに登録し、転職したのですが、絶対に1人で転職するより良い結果に結びつきます。
転職サイトに登録することで
- 希望に合った職場を探してくれる
- 履歴書の添削、面接対策を教えてくれる
- 転職先への連絡をしてくれる
- 福利厚生・給与などを教えてくれる
など、自分でやるにはちょっと面倒なこともサポートしてくれます。
これ、無料ですし、LINEでできるので手軽です。
登録しない手はないです。
良い職場が見つかれば、あとは面接のみ!
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