今は出世したくない人も増えてきているそうですが、実は私も出世願望はそれほど高くありませんでした。
- 上司になって指示するのが面倒
- 会社経営の数字を追うのが面倒
- スタッフ管理をするのが面倒
- 成果を出さなきゃならないのが面倒
- 責任感のある仕事を任されるのが面倒
まぁとにかく面倒なんですよ、出世って。
しかもその職場に合わなくなって転職を考えたときにも辞めづらくなりそうじゃないですか。
でもあるときふと思ったんです。
このまま出世しないで働いてて将来大丈夫かな?って。
正確に言うと30歳を過ぎたあたりですかね。
同じ学校を卒業した同期が副主任になった、独立したという報告を聞いたときに「このままでいいのか?」と思うようになったんです。
この心境の変化は、ある程度の年齢を重ねた理学療法士ならだれもが考えることだと思います。
特に男性。
実際、ぼくもキャリアアップを目指し管理職になったり認定理学療法士の試験を受けたりもしました。
理由は将来が不安だから。
キャリアは一生ものの宝です。
キャリアは資格のみならず経験として蓄積されていきます。
いまの職場でキャリアを積み重ね、出世しておけば、転職を考えたときにも有利に働くかもしれません。
実際、管理職募集の求人が多くありますので、絶対に今よりもキャリアアップできるはず。
ここではキャリアアップの道筋と、出世するための方法とメリットを紹介していきたいと思います。
なんで出世するべきなの?お金と将来の安定のため
出世したくないという人が多い中、ぼくは絶対に出世すべきだと声をあげたいと思います。
なぜ出世すべきか?というと、そのほうがお金も多く貰えますし、将来が少し安心できるからです。
出世すると給料が上がる
出世すると給料が上がります。
- 主任:40,000円
- 課長:60,000円
- 部長:80,000円
職場や規定にもよりますが、大体この金額が「基本給ベース」で上がっていきます。
基本給ベースですから、当然ボーナスも増えます。
主任で年収64万円のプラス、部長で年収128万円のプラスです。
普通に仕事をしていると毎年5,000円程度の昇給しかしません。
主任と同じだけ昇給するには128年かかります。
絶対に出世したほうがいいでしょ。
出世した時のメリットは【理学療法士の出世】主任になったら仕事が楽しくなったからメリットを5つ紹介する>>>に記しましたのでご参照ください。
出世すると将来が安定する
出世すると将来の道が開けてきます。
- 指導者の道
- 教員の道
- 管理者の道
プロ野球選手も引退したら指導者やコーチになりますよね。
実績があると、そういう所から声がかかりやすくなります。
出世したり、キャリアを重ねることで僕たちもそういった「教育」の現場で働ける場合があります。
ちょっと想像してほしいのですが、55歳を過ぎてもバリバリ現場でやってる自分を想像できますか?
私はできないんですよ。
すでに腰も痛いし、体力も持たないんじゃないですかね。
理学療法士は肉体労働ですから。
だから私はある程度経験を積んだら学校の教壇に立ったり、セミナーを開いたり、非常勤講師をやったりといった肉体労働をしない仕事をしたいんですよ。
いわば、もっと年を取った時のためにキャリアを積んでおきたいなと考えています。
60歳近くになっても馬車馬のように働かされるのはゴメンです。
そういった理由から、今からしっかりとキャリアプランを立てて出世をしていくべきだと思うんですよね。
理学療法士が得られるキャリアアッププランとは?
理学療法士のみならず、働く人間のキャリアアップには2つの方法があります。
1つは、先ほどお伝えした出世するキャリアアップです。
これをジェネラリストと言います。
出世する詳しい方法はこちらの記事からどうぞ

もう1つは、技術やスキルを磨いて、さらに高度な知識や技術を獲得していくキャリアアップです。
これをスペシャリストと言います。
ここでは、スペシャリストのスキルアップについて説明していきます。
理学療法士がキャリアアップしようと考えたときに、主に4つの道があります。
- 医療
- 福祉・介護
- 保険医療
- 教育
の4つの分野です。
この分野のどこに特化し、スペシャリストとしてのキャリアを積んでいきたいか考えてみましょう。
医療分野でキャリアアップ!
多くの理学療法士が働いている分野で、私もこの分野でスペシャリストを目指しています。
主な目的は
- 早期治療、早期退院
- 自宅、社会復帰
- 合併症予防
- 日常生活の自立
が目的となります。
医療分野の求人先
- 一般病院(急性・回復・維持期)
- 総合病院(様々な科がある)
- 大学病院(大学と提携)
- リハビリ専門病院(リハビリ特化)
- クリニック(整形外科や脳神経外科等)
自分がどの分野に興味があって、どの分野を学びたいかで転職先を決めるといいでしょう。


ぼくは回復期がメインの一般病院


私はリハビリ特化のリハビリテーション病院
ここで得た知識やキャリアはその後の理学療法士生活に幅広く役立てることができます。
福祉・介護分野でキャリアアップ!
福祉・介護分野は理学療法士の多くが医療分野からこちらに就職している分野です。
高齢化社会によって、これからニーズが高まってくる分野と言えます。
その分、法律や働き方の変化も大きく常に最先端の知識を持っていないといけません。
主な目的は
- 身体機能の維持・向上
- 合併症予防
- QOLの向上
- 予防的リハビリ
などです。
福祉・介護分野の求人先
- 介護老人保健施設
- 通所リハビリテーション
- 訪問看護ステーション
- 身体障害者療護施設
- 障害児入所施設
- 児童発達支援センター
この分野は、ケアマネージャーなどと対等に話ができないといけないので、社会福祉情勢の深い知識が必要になります。
結果的に、深いキャリア(経験値)が身に着くでしょう。
保健医療分野でキャリアアップ!
まだまだ求人はそこまで多くない分野ですが、地域包括支援が活発になっているので理学療法士が徐々に活躍の場をここに移しています。
主な目的は
- 地域に根差した医療サービスの提供
- 予防リハビリ
- 健康増進
主に予防リハビリにスポットが当てられ、今後必須となる分野と言われています。
保健・医療分野の求人先
- 保健所
- 健康保険センター
- フィットネスジム
- スポーツジム
- 地域振興会
まだまだ求人は少ないのですが、見かけたら興味を持ってほしい分野です。
特にフィットネス関連はスポーツリハビリの延長にあるのでキャリアプランとしては貴重です。
教育分野でキャリアアップ!
教育分野は養成校が爆発的に増えたためにかなりニーズのある分野です。
理学療法士の質の低下が懸念される昨今、この分野で高額の育成にチャレンジするというのも一つの手です。
主な目的は
- 理学療法士の育成
- 医学研究
- 開発
養成校での教育や、研究・開発・学会発表などこれぞキャリア!といえる分野です。
教育分野の求人先
- 専門学校
- 大学、大学院
- 医療研究所
- 医科学センター
- 理学療法関連企業
理学療法士協会もこの分野です。
理学療法士協会や整形外科学会で働いてみたいですね。
最終的に私が目指していくのはこの分野になります。
現場スタッフでなく、教育スタッフです。
理学療法士と別の資格を取ってキャリアを積む!
理学療法士としてのキャリアとしてさらに質の高い理学療法士を目指すこともできます。
- 認定理学療法士
- 専門理学療法士
- 認定士
- 大学院で学士・修士をとる
- 役職に就く
また、その他の分野の資格を取ることで幅広く活動を展開する理学療法士もいます。
- ケアマネージャー
- 健康運動実践指導士
- 鍼灸師
- アスレティックトレーナー
こういった資格を持っていても、給料や仕事に反映されない職場も多いです。
がしかし、こういった資格を持っていると将来的にメリットが多くあるかもしれないので余裕があれば取得しておくことをおすすめします。
もし、理学療法士以外の資格を持っているのであれば、その資格がキャリアとして認められる職場に転職するのもアリです。
実際、私はこういった資格のおかげで同期より7000円給料を多く貰っています。



転職でキャリアアップする方法も有効!
転職をすることで、いままで経験したことのないスキルを磨いたり、今までよりさらにレベルの高い技術を磨くことも可能です。
実際に私も転職を2回したことで色々な事を学べました。
転職をしたからこそ、今は管理職として働けていると言っても過言ではないです。
さて、転職で自分のキャリアを磨きたいのであれば、転職サイトへの登録は必須となります。


なんで?


転職エージェントという転職のプロが、キャリアプランについて的確なアドバイスをくれるからだよ。


キャリアアップのことなら私たちにお任せください!
現在、転職サイトでの求人数は10000件を超えるのもザラです。
その中から自分に合ったキャリアプランと求人を見つけるのはかなり大変。
でもキャリアプランさえ固まってしまえば、希望の求人も探しやすくなりますよね。


でもそれなら別にどのサイトでもいいんじゃない?


そうですけど、ここで重要になるのが求人数なんです。
いまどき、どのサイトでも『昇給あり』『主任候補』などの求人を取り扱っています。
それでも、
【PTOTキャリアナビ】:10000件以上- マイナビコメディカル
:6000件以上
求人数でいえば、この2つの転職サイトが群を抜いています。(画像参照)


求人数が多いということは、希望の求人も見つかりやすいということなんです。
役職についてキャリアアップを!
理学療法士のキャリアアップの1つに『役職』があります。
主任や課長のように、その部門の管理をするスタッフのこと
このような役職に就くと、給料が5000~20,000円上がります。


でもこういった管理職に就くのは難しいんです


長く働いていればなれるんじゃないの?
課長などの管理職は、1部署につき1人が基本。
リハビリテーション科の課長になるためには、現在の課長が辞めるか転勤になるかしないとその席はずっと空きません。
ということは、ずっと出世できない!ということ。


こうなると、どれだけ実績があっても管理職になれないのでお給料も上がらないんです。


う、うちの職場はどうだったかな?
こういった職場に対する対策は
- リーダーなど新しい役職を設立する
- 副課長などサポートする役職を付ける
などの対策があります。
しかし、それもすぐにはできないので転職して管理職になってしまったほうが手っ取り早いんです。


管理職の方が退職して困っている求人先も多くあるんです。そういた求人をいち早くお届けすることもできます。


転職することで管理職になりやすくなるということね!
管理職になり、月収が1万円上がれば年収は12万円あがります。
理学療法士の昇給額が2000円~5000円程度と言われているので、この金額は魅力的ですよね。
そして主任や課長などの肩書がつけばさらに大きく収入アップも狙えます!
キャリアアップし、満足度の高い求人を探すなら転職サイトを活用!
転職をすることで、生活がかなり変化する職場というのも存在します。
職場選びを間違えると、忙しいだけでキャリアアップにならない場合もあるので注意が必要です。


いくらキャリアアップのためでも、毎日残業や勉強会があったらどう?


ういくらなんでもちょっとイヤかも…
こういった『間違ったキャリアアップ』をしないために、しっかりと身のある情報を教えてくれるのも転職サイトであり、メリットでもあります。
転職サイトを利用した人と利用しなかった人では、その後の仕事の満足度にかなり開きがあるとのこと。
また、転職サイトを利用しなかった人は、その後また転職をしやすいという話も聞きます。
転職サイトを利用するということは、キャリアアップしやすい職場を探すということのみならず『その後の仕事の満足度も上がる』ということが言えます。


私たちに相談することで、お客様の希望の職場を提示できるので転職した際の満足度が上がるんです!


転職はできればあまりしたくないですよね。1度の転職で、あなたの天職を見つけられるかもしれません。
転職サイトを利用することで、たった1回の転職で理想の仕事が手に入ります。
今の仕事に満足できていないのであれば、転職サイトに登録すべきです。


絶対に気に入る求人を紹介します。登録は無料ですので、ぜひご活用ください!