理学療法士として働き始めて数年・・・
- 「なんであの同期が主任になったんだろう…」
- 「自分の努力は評価されないのか…」
- 「自分も出世したい…」
そんなモヤモヤ、抱えていませんか?
もしあなたが、給料や役職を早く効率的に手に入れたいと思っているなら、今のままではダメかもしれません。
出世するには、理由があってそれをクリアしないといけないから。
ただ単に『一生懸命働いている』『たくさん単位をとっている』だけでは難しいかもしれません。
この記事では、最短で出世し短期間でキャリアを加速させる具体的な方法をお伝えします。
同僚よりも先に、主任・管理職の椅子に座る方法を知りたい方は、ぜひ最後まで読んでください。
理学療法士でもスピード出世できる理由
理学療法士の世界は、今でも『年功序列』のような雰囲気は残っています。
つまり若い人が出世するチャンスは少ないということ。
しかしそんな中でも20代から出世する理学療法士がいるのも事実で、単に技術が優れているだけでなく、何か要因があるはずです。
それを理解しないうちは、出世は難しいかもしれません。
出世する人としない人の違い
出世する理学療法士と、なかなか評価されない人の差は『存在感』です。
単に技術の差や仕事量の差ではなく、患者や同僚・上司から信頼される行動を日常的に積み重ねています。
例えば
- 改善提案を具体的に示す
- 後輩の指導を率先して行う
- 他部門との交流がある
などです。
一方、出世しない人は、目の前の業務をこなすだけで自己アピールできると思っています。
つまり業務や売り上げに関係ない『プラスアルファ』のところでどれだけ動けているか?というのがキーワードになります。
『とりあえずあの人に聞いておけば間違いない』という空気を、部署内のスタッフはもちろん、看護部や医師ですら感じ取っている、そんな人です。
どんな時も頼りにされている、そんな人いますよね。
特に他者との交流はとても重要で、他人の仕事に無関心だったりすると、昇進のチャンスはさらに遠のきます。
信頼と実績はもちろん周囲への意識も、スピード出世への第一歩だと感じています。
短期間で役職・給料を上げるメリット
短期間に役職や給料を上げる大きなメリット
- 経済的な余裕が生まれる
- 責任ある役職につくことで仕事の裁量が広がる
- 自己肯定感やモチベーションの向上
- 将来的な転職や独立の際にも有利
スピード出世することは「給料アップ」だけでなく、キャリア全体の選択肢を広げる強力な武器になります。
どうすれば出世できるか知る
あたりまえですが、出世するための道筋や手順を知らなければ出世はしません。
出世の道はいくつかあります。
- 勤続年数を稼ぐ
- 登用試験を受ける
- 外部の資格を取る
- 外部研修会の伝達講習をする
などです。
まず自分の職場が、出世についてどんな制度を持っているか確認することから始めた方がいいです。
努力だけでは出世せず、曖昧な場合はその職場での出世は難しいかもしれません。
だからまずは、自分の職場で出世するためにはどうすればいいのか?を知る必要があります。
何もせず一生懸命働いているだけでは出世は出来ないと思いますよ。
勤続年数を稼ぐ
勤続年数が多い順に出世していくのは、最もクソな職場のひとつです。
努力や経験、能力に限らず経験年数の多い人が出世する職場はノーチャンスです。
もしも今の職場の出世規定がなく、経験年数や年功序列だった場合はその職場を去った方がいいかもしれません。
登用試験を受ける
登用試験はあなたがどれだけ組織を理解し、管理職として適正があるのかを知るための試験です。
あなたが管理職として適性があるか?を検査する試験を受け、合格すれば管理職になれます。
これが最も最良の出世方法で、登用試験システムを採用している職場は出世しやすいと言えます。
試験の内容は「会社の理念」「目指しているもの」「仕事上重要だと思われること」「仕事に対する考え方」などで、職員手帳や規則、規定に記載されている内容が出題範囲となります。
可能であれば、以前受けたことのある人に内容を聞いて勉強するのが良いですね。
外部の資格を取る
認定理学療法士や3学会合同呼吸療法認定士などの資格を取ると、出世しやすくなります。
知識とスキルがあり、自己研磨している証明にもなりますからね。
- 呼吸療法認定士
- がんリハビリテーション研修
- 認定理学療法士
- 専門理学療法士
今のうちにこのような資格はできるだけ取っておいたほうが良いですよ!
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
興味がある方はぜひご覧ください。

外部研修会の伝達講習をする
外部研修会の参加は自分のためにもなりますし、それを伝達すればみんなの為にもなります。
半日〜1日かかる講義を10数枚のパワーポイントにまとめて伝達講習すればみんなも喜びますし、自分のまとめる力にもつながります。
こういった『周囲に発信する力』を持っている人は出世しやすいです。
スタッフの知識の底上げに協力し、身を粉にして動いている姿を周りの人は見ています。
それが結果的に出世に押し上げる形になっていくんです。
職場で出世するために必要な条件とは?
出世するには、まず職場ごとに定められた条件をクリアする必要があります。
出世に必要な条件の例
- A病院:勤続5年以上、学生指導経験1年以上、推薦あり
- B病院:勤続5年以上、登用試験に合格
- C病院:勤続3年以上で理事長が適正と認めた場合
多くの病院では勤続年数が条件の一つなので、まずは自分の勤務年数を確認しましょう。
もちろん、年数が定められていない場合もあるので、人事課などに問い合わせて確認することをおすすめします。
ただし、勤続年数だけでは出世できません。部長や院長の推薦、登用試験合格など、複数の要素をクリアする必要があります。
私の職場の場合はB病院と同じく、「勤続5年+登用試験合格」で管理職になりました。
また、勤続年数はその病院や系列での勤務年数を指す場合が多いため、他系列から転職してきた場合は1年目からカウントされる点にも注意が必要です。
推薦されやすいスキル
多くの病院では、リハビリ科長や院長などからの推薦が出世のカギになります。
推薦を得るために必要なスキルをいくつか紹介します。
外部勉強会への参加と伝達講習
外部研修に参加するだけでなく、学んだことを職場で伝えると評価されやすくなります。
後輩の育成にもつながるため、推薦理由として有力です。
後輩や学生の育成に熱心であること
教育力はどの施設でも重視されます。
新人や学生への指導を積極的に行うスタッフは、推薦されやすい傾向にあります。
認定理学療法士などの資格保持
資格は特別なスキルの証明になります。
ただし、持っているだけでは不十分で、知識や技術を日常業務で活かせることが重要です。
人材育成・経営・ビジネス知識を持つこと
組織運営やチーム育成に役立つ知識を持つ人は、職場改善に貢献できる可能性が高く、推薦理由として非常に有効です。
スピード出世する理学療法士の特徴
スピード出世する理学療法士には共通した特徴があります。
- 信頼される行動と実績を持っている
同僚や上司、他職種からも信頼される存在である - 改善提案や業務効率化のアイデアを積極的に出す
- 教育やリーダー経験を積んでいる
後輩や学生の指導を担当している - 外部勉強会で学んだことを伝達講習している
これらを積極的に実行している理学療法士は出世が早いと思われます。
結局はスピード出世する理学療法士は信頼を獲得する行動と、目に見える実績を作る努力を惜しまない人です。
毎日の雑談からも信頼を得ることはできますし、人が見ていないところでの行動も誰かしらに見られているものです。
組織内での存在感を高めることで、出世のスピードはかなり変わっていきます。
出世しやすい職場の見極め方
理学療法士がスピード出世を狙うなら、職場選びが最も重要です。
最初に言ったように、年功序列で出世するような職場ではスピード出世は不可能。
出世しやすい職場にはいくつか共通点があるので、それを押さえておきましょう。
- 昇進の条件やルートがはっきりしていること
役職の人数や昇格基準が明確であること - 推薦や登用が制度化されている環境であること
能力を示せば短期間で昇進のチャンスがある - 管理職のポジションが多いこと
リーダー・主任・係長・課長・部長とポジションが多い方が有利
この3つが揃っている職場は出世しやすい職場と言えます。
特に管理職のポジションの数はとても重要。
10人しかいない職場で管理職が1人だけのところより、50人の職場で管理職が5人いるほうが出世しやすいのは当たり前ですよね。
逆に、年功序列や派閥があったりすると、出世は難しいかもしれません。
制度が明確で、実力を正当に評価する職場を見極めることが成功への第一歩です。
転職を活用して出世を加速させる
先ほども言った通り、出世しやすい職場とそうでない職場があります。
もしもあなたの職場が出世しにくい職場だった場合、いつまで経っても変化がないのでいっそのこと転職して職場を変えた方が早いと思います。
出世しやすい職場に移ることで、短期間で役職や給与アップを狙えます。
重要なのは、昇進の条件やルートがはっきりしていること、そして評価制度が整っている職場を選ぶことです。
転職をうまく活用すれば、短期間で出世への階段を駆け上がることが可能になります。
転職することでキャリアアップを図り、出世を目指したい人は大勢います。
そんな方に向けた記事がこちらです、ぜひご覧ください。



転職することで得られるメリット
転職はさまざまなメリットを生み出します。
- 新しい環境で評価する機会を得られる
- 昇進制度や管理職研修の機会を得られる
- 努力や成果を正当評価される機会を得られる
- 将来性のある病院で働く機会を得られる
などのチャンスを得ることができます。
転職はあなたが『物足りない、満足できない』と停滞した毎日が一変する可能性を秘めています。
その可能性を手にするには行動するしかなく、転職で得られるメリットの数は計り知れません。
まとめ:最短でスピード出世する方法
スピード出世を目指すなら、まず信頼される行動と実績を積むことが基本です。
時間はかかるかもしれませんが、それが最速の方法です。
実績を積めば、今の職場でも出世できるかもしれません。
さらに実績を積んでいれば転職した場合、さらに有利になる場合が多く、あなたの実績が転職先の職場とマッチすれば即戦力として認められます。
そのまま飛び級で1〜2年後には管理職へ、なんてことはザラにあります。
最短で出世したいなら、日々の行動と経験を意識的に積み重ね、チャンスを逃さずキャリアを加速させることが不可欠です。
そして、すでに実績と経験がある状態なら転職も視野に入れることをお勧めします。
あなたが思ってるより早く出世できるかもしれません。