理学療法士1年目だけどもう辞めたい…
そう思う瞬間って1度や2度じゃないと思います。
でも1年目で辞めるなんてとんでもない、周りに迷惑をかけられない、甘えだと思われたくない、自分が我慢すればいい。
そんな気持ちで一人悩んでいませんか?
辞めたいとは言い出せない。
この記事は、そんな新人理学療法士に向けて書いています。
『辞めます』といえるための方法をお伝えします。
まだ辞めようか悩んでいたり、本当に辞めるべきかわからないでいる方はこちらの記事が合っているかもしれません。

あなたの背中を押したり、辞めるべきか、残るべきかがわかる記事となっています。
ぜひご覧ください。
理学療法士1年目「辞めたいけど言えない」ときの対処法


仕事を辞めたいと思っても、1年目ではなかなか口に出して言いにくいもの。
根性がないとか、3年は我慢しろとか言われそう。
でもそのままズルズルと仕事を続けるのも自分のためになりません。
まずは『辞める』と言う前に気持ちを整理させる具体的な対処法を紹介します。
「辞めたい」と言えない新人理学療法士に多い3つの心理
- 「迷惑をかけたくない」という責任感
- 「甘えだと思われたくない」という恐れ
- 「自分が悪い」と思い込みすぎている
新人理学療法士が「辞めたい」と思っても言い出せない共通した心理がこちらです。
なんとなく自分に当てはまっていないでしょうか。
『1年目で辞められるなんて迷惑だ』『1年も頑張れないなんて甘えだ』
と思われるかもしれないと考えると、とても『辞める』とは言い出しにくいですよね。
でもこのまま嫌な思いしながら働き続けるのも嫌ですし、まずは誰かに相談すべきです。
相談すべき相手は上司ではなく「第三者」
辞めたいと感じたとき上司に相談すべきか悩みませんか?
でもこれ、絶対にやってはいけません。
上司に相談したって『それは辞めた方がいいね』なんて絶対に言うわけないですから。
どうせ話を聞いて慰めたり、改善案を出す程度で最終的には『お互いに頑張りましょう、私もよい職場にするために努力します』とか適当なことを言って終わりです。
じゃあ誰に相談すればいいの?というと、職場の外にいる「第三者」です。
- 別の病院で働いている友人
- 別の病院で働いている先輩
- 卒業した学校の先生
- 転職エージェント
など。
あなたの職場と直接絡みのない第三者は、客観的な視点でアドバイスをくれます。
また、職場と関係ない人に悩みを相談することであなた自身が本音を言葉にできるケースもあります。
第三者に話すというのは、非常に有効な手段と言えますので、ぜひ相談してください。
ただし、同じ職場の人には相談してはいけません。
『あの人はやめたがっている』という良くない噂が流れてしまい、働きにくくなってしまうかもしれません。
辞めるか迷ったら3日間ルールで考える
もう無理だ、と思ってすぐに行動に移すのはダメです。
感情が高ぶったまま行動すると、後悔につながることが多いです。
感情的になると冷静に物事を判断できなくなるので、そんなときは3日間待ってみましょう。
3日経っても「やっぱり辞めたい」と感じるのか、それとも「もう少し頑張れるかも」と思えるのかで、答えが変わってきます。
こうして気持ちを整理することで後悔しない選択ができるようになります。
焦らず、自分の心の声をじっくり確かめることが大切です。
理学療法士1年目で「辞めた人たち」のリアルな体験談


「辞めて正解だった」と感じたケース


私の職場は毎日のように残業が続いて、先輩からの指導もすごく厳しくて、心も体も本当にボロボロでした。
上司に相談しても「一年目なんだから我慢しなさい」と言われるだけで、全然話を聞いてもらえなくて…。思い切って退職を決意しました。
そのあと訪問リハに転職したんですが、自分のペースで患者さんとじっくり向き合えるようになって、「あ、仕事ってこんなに楽しかったんだ」って心から思えました。
私は前の仕事を辞めて本当に良かったと思います。


私が急性期の病院にいた頃は、ノルマに追われて毎日プレッシャーがすごかったです。
正直、「評価ばっかでリハしてる感ないな…」ってずっとモヤモヤしてました。
仕事にやりがいが感じられず、思い切って辞めて次は回復期の病院に転職したんですけど、これが大正解でしたね。
今は患者さんの回復をじっくり見守れるし、「あ、理学療法士ってやっぱいい仕事だな」って素直に思えるようになりました。
「もう少し頑張ればよかった」と後悔したケース
理学療法士1年目で辞めた人の中には、「勢いで辞めてしまって後悔した」という声も少なくありません。


私は総合病院に入職して半年くらいでやめました。
毎日の仕事量も多くて先輩もすごく厳しくて……正直、もう無理、私には向いてないかもって思って毎日思っていたので辞めちゃったんです。
でも、転職して小さいクリニックに入ったら症例も少なくて、思ったより学べることが限られてて。
あの時、もう少し頑張ってたらもっと成長できたのかもしれないな…って、今は少し後悔してます。


私は正直、人間関係がしんどくて辞めたんです。
でも辞めてから、他の職場で働いてる友達と話してて気づいたんですよ。『あ、どこ行っても人間関係の悩みってあるんだな』って。
今思うと、あのとき信頼できる先輩とか同僚にもう少し相談してたら、辞めずに何とかできたかもしれないなって…ちょっと後悔してますね。
辞める選択が悪いわけではないのですが、人によっては後悔してしまうことも多いです。
後悔しないために『本当にやめないと改善されないのか』を、一度立ち止まって考えることが大切だと思います。
今の職場に残っても改善されないのであれば辞めるべきです。
辞めた人に共通する決断のきっかけは?
理学療法士1年目で辞めた人たちに『なぜ辞めたのか』と話を聞くと、日々の小さな積み重ねが決断の引き金になっているケースが多いようです。
- 上司の何気ない一言
- 休日出勤が続くことが多い
- 同期との成長の差を感じた
など、些細なことの積み重ねで心が折れてしまうようです。
でもこれは普通のことで、多くの人が経験している内容だと思います。
『辞めた』というと自分が悪いように感じてしまいますが、実はあなたが職場を『見限った』という表現が正しいのではないかと思っています。
その職場にいても自分が幸せになれないから見限ったんです。
そして、仕事を辞めて次のステップに進んだ時、楽しく過ごしている人の多くが、転職サービスをうまく使っています。
転職サイトを活用し、転職エージェントに手助けをしてもらった人の多くはその後の仕事に満足しているようです。
理学療法士新人が辞める理由ランキング


- 第1位:人間関係のストレス
先輩の指導やスタッフとのやり取り、患者対応など、コミュニケーションがストレス - 第2位:成長実感のなさ
覚えることや対応する業務が多くて成長を実感できず不安 - 第3位:業務量・残業の多さ
リハビリ以外の書類作成やカンファレンスなどに追われ残業が多い - 第4位:給料・待遇の不満
残業や休日の少なさ、低めの給料が不満 - 第5位:理学療法士としての適性不安
患者対応や治療計画で悩み、自分に向いているか不安
理学療法士1年目で辞めたくなる理由や対処法をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
1年目で辞めた理学療法士が語る「辞めて後悔したこと・良かったこと」


辞めて後悔したこと
| 辞めて後悔したこと | 詳細 |
|---|---|
| 想像と違った職場環境 | 給与や残業、業務内容が求人情報や面接で聞いていた内容と違った。 |
| 教育・指導体制が不十分 | 新人向けのサポートや研修が少なく、成長実感が得られなかった。 |
| 人間関係のトラブル | 職場の雰囲気や先輩との相性が悪く、ストレスが強かった。 |
| スキル・キャリアの停滞 | 症例数や業務経験が少なく、前職よりも技術や知識の向上が遅れた。 |
| 転職回数や短期間での退職が履歴書に影響 | 早期退職が続くことで、将来の転職や評価に不安を感じた。 |
詳しくはこちらの記事も参考にしてください:理学療法士の転職スキルと注意点
辞めてよかったと感じた瞬間
| 辞めてよかった瞬間 | 具体的な内容・効果 |
|---|---|
| 職場の人間関係が改善された | 厳しい指導や陰口、理不尽な雰囲気から解放され、ストレスが激減。 |
| 残業や休日出勤が減った/プライベートが充実した | 生活リズムが整い、趣味や自己研鑽に時間を使えるようになった。 |
| 自分に合った働き方・環境を見つけられた | 訪問リハやクリニックなど、働き方や業務内容が自分にマッチした。 |
| 給料や待遇が改善された | 転職先で給与や福利厚生が良くなり、経済的に安心できた。 |
| 仕事に対するモチベーションが回復した | 新しい職場で学びや成長実感を得られ、理学療法士として前向きに働けるようになった。 |
| 人間関係のストレスで自己否定しなくなった | 「自分は悪くない」と思える環境になり、自信を取り戻せた。 |
辞めたいときに上司へ伝えるベストなタイミングと伝え方


仕事を辞めたいと思ったとき、上司への伝え方やタイミングはとても重要です。
ここでは、どんなタイミングで上司に伝えるべきかをお話しします。
伝えるタイミングはイベントの前・・・だが。
退職を上司に伝えるタイミングはイベントの前が鉄則です。
- 年末
- 年度末
- 夏・冬のボーナス前
など、イベントの前に伝えることがベストです。
理由は、退職日から逆算して最低でも1か月前には伝えるのが一般的とされています。
とすると、
- 年末→年明けには新しい職場
- 年度末→4月から新しい職場
- 夏・冬のボーナス前→ボーナスを受け取ってから新しい職場
と、かなり良いタイミングでの転職となります。
また、このタイミングだと新しい職場も準備がしやすく、受け入れ体制も整っているので『イベントの1〜2ヶ月前』に伝えるのがいいと思います。
ただし、わざわざイベントを待つ必要があるのかは疑問です。
あなたが今の職場を『即刻辞めたい』と考えているのであれば、わざわざ年度末やボーナスを待つ必要はないと思います。
辞めたい時がやめ時です。
また、イベント前はもしかしたら『あなた以外の誰かが辞めるタイミング』かもしれません。
もしもあなた以外の誰かが、あなたより先に退職を願い出てしまった場合、あなたの退職は人員確保の観点から引き止められてしまう可能性があります。
そんなことにならないように、『辞めよう!』と決断したのであれば、早めに行動するのもアリです。
退職理由の伝え方
退職理由は正直でありながらも、ネガティブな印象を与えない伝え方が重要です。
良い伝え方を考えていきましょう。
| 良い伝え方 | 悪い伝え方 | |
|---|---|---|
| 退職理由の伝え方 |
|
|
良い退職理由の伝え方は、前向きで簡潔にまとめることが大切です。自分の成長や目標を軸に置き、建設的な表現で冷静に伝えましょう。
また、業務の引き継ぎやフォローについても触れることで、円満退職につながります。
退職のタイミングは相手を思いやらず、早めに伝える
退職のタイミングを考えるとき、多くの人は「職場に迷惑をかけたくない」「今伝えたら嫌がられるかも」と考えがちです。
しかし、そんなことは考えなくてもいいです。
職場への気遣いをメインにすると、あなたはいつまで経っても辞めることはできませんよ。
辞める!と決めてから重要なのは、迷惑や感情を気にせず、なるべく早く上司に伝えることです。
早めの報告は、引き継ぎや調整の時間を確保できる上に、他の人が先に辞めてしまい自分が辞められなくなってしまうリスクを消すことができます。
結果的に職場にとってもスムーズな退職につながるので、まずは自分のやりたいこと(辞めること)を最優先すべきです。
理学療法士1年目が安心して相談できる転職サービス2選
PTOTSTワーカー:新人向けサポートが手厚い
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PTOTSTワーカーの利用をすべき人はズバリ「初めて転職する人」です。
転職をする理学療法士の実に半数が「失敗した」と感じており、しかも初めての転職ならなおさら失敗する確率が高くなります。
- 思ってた仕事と違った
- 聞いていた給料と違った
などのトラブルが絶えません。
しかし、PTOTSTワーカーの担当者の丁寧さや、求人数の多さは転職初心者にとって有難いもの。
失敗だ、ミスった、という転職活動をしないために、ぜひ登録して活用しつくして頂きたいものです。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。



レバウェルリハビリ:初めての転職でも安心して相談できる
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- 転職活動する時間がない人
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などという方は、ぜひレバウェルリハビリの利用をおすすめします。
悩んでる暇があるなら、行動に移したほうが吉。転職は「思い立った時」がチャンスです。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。



まとめ|理学療法士1年目の「辞めたい」は未来を変える第一歩


理学療法士が1年目で「辞めたい」と思うのは誰でも考えることです。
でもそれを行動に起こすのはなかなか勇気のいることだと思います。
しかし、だからこそ1年目で『辞める』という決断はとても重要だと思います。
もしも『辞めたい』と伝えられない、どうやって伝えたらいいかわからない場合は、転職テージェントを頼ってもいいと思います。
先ほど紹介した![]()
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辞めたいと伝えにくいのは重々承知していますが、それでもやはり早めの行動をしたほうが将来的には良いことだと私は思います。
ちなみに私は2年目で転職しました。
当時から転職サイトを活用していましたが、いま思うとあの時やめて良かったと100%思っています。
あなたの行動を心から応援しています。





