私は以前、入院生活・病欠で3か月間仕事を休んでいました。
その時の経験から、病気や怪我、産休や育休で休職をしている理学療法士に向けて、長期休暇の過ごし方をお伝えしたいと思います。
休みが長いから「自由だ」「なんでもできる」というわけではないんです。
病欠と有給の違い
病欠と有給休暇の違いは以下の通りです。
- 病欠→欠勤扱い
給与は出ないが、4日以上休む場合、申請すれば傷病手当が出る - 有給→出勤扱い
給与が出るが、今取得している有給日数分しか休めない
つまり、病欠期間が10日くらいだったら有給の方が得ですし、1か月以上休むなら病欠(欠勤)にしたほうが得です。
例えば、有給が40日余っていて、普段から有給が取れない職場の場合は有給を使ったほうがいいです。
しかし、子供の行事等で有休を結構使う・残しておきたい場合は欠勤扱いにしたほうがいいと思います。
例外として、2023年現在のコロナなど法的に定められている疾患にかかった場合は、欠勤にも有給にもなりません。
特別有給休暇となるので、有給は減らないけど出勤扱いになります。
でも2023年4月からコロナはインフルエンザと同じ「5類」に分類される予定なので、そうなると特別有給休暇は使えません。
長期休職中は毎日やることを決めておこう
長い休みがあると、2つのパターンの生活に分かれます。
- やりたいことが沢山あるからドンドン消化していく
- 明日も休みだからと、やるべきことを後回しにしていく
さぁ、あなたはどちらでしょうか。
私は「2」でした。
休みだからと言って、時間が無限ではありません。
休みが続くというのはワクワクしますし、別に急ぎの用事が無ければ後回しにしたっていいんです。
でもそうすると、毎日の時間の流れがものすごく速くなっていきます。
ダラダラと朝10時ごろに布団から出て、グダグダと過ごしているうちに夕方になる…なんてことはザラです。
次第に夜型の生活になっていき、いざ休職期間が終わると生活リズムがバラバラで大変なことに!
しっかりと生活リズムを整え、休みであっても仕事の時と同じ時間に寝て起きる工夫が必要です。
そして、毎日のやることを決めておくべきです。
「明日やろう!はずっとやらない」
まさにこれです。
ちなみに、頑張りすぎて最初にやりたいことをガンガン進めていってしまうと、休職期間の最後の方ではやることがなくなってしまい、結局ボーッと生活することになってしまうかもしれません。
毎日の日課、そして生活リズムを整え、やるべきことを明確にしておく必要があります。
そうすることで、毎日が充実した日々になることでしょう。
休職中も運動をしておく
私たち理学療法士は、患者のリハビリをメインに仕事しています。
そして、その仕事はかなりハードですよね。
移乗動作の介助は、体重50kg以上の人を持ち上げますし、歩行練習や患者の送迎で1日1万歩以上歩くこともあります。
それが、休職期間中は全くなくなるわけですから、廃用が進みます。
休職中は、自分から率先して適度な運動をしていかないと体がかなりなまってしまいますよ!
私も、休職期間中は毎日散歩に出かけていました。
そうしないと本当に体力がなくなりますし、階段を登っただけで息切れしていましたからね。
休職期間中は「暇」が一番つらい
私は休職期間中、毎日ブログを書いていました。
そうしないとやることが無いからです。
休職期間中は、育児休暇を除くと特にやることって無いんですよね。
で、やることがなくてボーッと空を眺めていると時間だけが過ぎていく…
これ、けっこう辛いんです。
私は入院期間中がかなり暇だったのですが、苦痛でしたね。
その時の記事がこちらです。
休職すると分かるのですが、ある程度仕事をしていたほうが体にも精神的にも良いと思います。
休職期間の最後の方では、「早く仕事に行きたい」と思っていましたからね。
ただし、そう思えるのは今の仕事を「楽しい」と思えている場合です。
今の仕事がシンドイ場合は、「ずっと休職していたい」と思うかもしれません。
そんな職場に勤めていては長続きしませんので、この休職期間を利用して転職活動をしてみてはいかがでしょうか。
仕事のストレスがなくなるだけで毎日が楽しくなりますし、健康的に過ごせますよ。
当サイトでは私の転職体験談も公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
そんな私が転職の際に利用したのがPT・OT・ST WORKERです。
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