入職を承諾後に内定辞退してもいいの？

私は理学療法士です。

転職経験が3度もあり、内定を頂いた職場も5つ以上あります。

その中でも、一度内定を頂き、私からも「よろしくお願いします」と返答し、入職説明の書類一式を受け取ったにもかかわらず辞退した経験があります。

 

今回は、「内定を承諾したけど、やっぱり辞退したい」「内定承諾後に辞退しても大丈夫なの？」という疑問を持った方に向けて、執筆します。

どの企業でも大丈夫！とは言い切れないかもしれませんが、私の場合は全く問題ありませんでした。

参考までにどうぞ。

 

内定辞退を承諾後にしたら案外あっさり通った

内定辞退を承諾後にしたら、案外あっさりしていました。

内定後の書類に目を通している時に、なんとなく「この職場で本当にいいのか？」と疑問になりました。

この話はまた後半でお話します。

 

内定を受けた後に、どのように辞退をしたのか手順をお伝えします。

 

内定辞退の報告をする

内定辞退の報告は、電話とメールの両方でしました。

メールだけでもよかったのですが、誠意に欠ける事と、すぐに人事が動いてくれない可能性があったから（メールを見るまでにラグがある）です。

電話ですぐに伝えないと、向こうの会社は私の入職準備を進めているので、無駄な事をさせてしまう恐れがあります。

また、電話とメールの2つでお伝えすることで、電話では確実に伝わりますし、メールでは証拠も残ります。

 

面倒かもしれませんが、内定辞退の連絡は電話とメールの両方でするほうがよろしいかと思います。

内定辞退の電話の内容はこんな感じです。

これだけです。

このあと、いろいろと聞かれましたが、基本的には内定辞退できました。

 

ちなみにメールは以下の通りに送信しました。

 

 

内定辞退後の電話のやり取り

電話で内定辞退をお伝えした時に、相手から聞かれた内容を羅列していきます。

• なぜ辞退しようと思ったのですか？
• どこに不満をお持ちですか？
• こちらは入職に向けて動いていたのですが、考え直すことはできませんか？

この3点が相手からのご質問でした。

向こうとしては、人員計画を確定したいと考えており、私が辞退することで人員数に影響が出ます。

私が辞退した後、その後の採用活動をどうするか検討しないといけないんですよね。

 

だから基本的には、「状況を詳しく話してほしい」と思っています。

この時点で私の不満が改善できるものであれば、向こうも改善案を出してくれます。

 

【改善できる例】

• 配属される部門が自分の考えと違う
• 仕事内容が想像と違った

【改善できない例】

• 給料が安い
• 休日が少ない

 

内定辞退するときのテンプレート

内定辞退では、相手に不利益をもたらすものです。

もちろん、自分自身にも悪い印象を与えてしまい、不利益をもたらします。

 

内定辞退の理由も、正直にお伝えせずになるべく印象を悪くしないようにお伝えする必要があります。

【内定辞退の理由】

• 先ほど他の会社から内定をいただきましたので、辞退します
• 自分の将来について考え直しました
• 自分には適性がないと感じました

などですが、1度内定を承諾している以上、生半可な理由では辞退理由にはなりません。

 

理由として一番強いのは「他の企業に内定を頂いた」というのがいいです。

私は「ほかに面接を受けていた病院から内定の連絡を頂いたので、そちらに行こうと思います」と伝えました。

もしかしたら、企業名や病院名を聞かれるかもしれませんが、そこは「申し訳ありません、お答えいたしかねます」の一点張りで良いです。

 

電話連絡のみで辞退できた

実際には、電話をかけて3つくらいの質問を受けました。

そして、その場で入職辞退を受け入れていただきました。

特に書類作成などはなかったですし、その後も特に連絡は来ていません。

 

頂いていた書類は、こちらで破棄し、お渡しした書類（履歴書など）は返却されず向こうで破棄となりました。

入職前の内定辞退はとくに法律上問題ありません。

ポイントは「辞退する際は早急に連絡すること」だと思います。

内定承諾後の辞退は可能ですが、辞退は相手に大変迷惑がかかります。十分な検討は必要ですが、できる限り早く辞退先へ伝えるようにしましょう。

 

なんで入職を承諾後に内定辞退したの？

私が内定を辞退した理由は、2つあります。

1. 昇給額が予想より少なかった
2. 将来性が見いだせなかったから

この2つが大きな理由です。

 

昇給額が予想より少なかった

求人票には「昇給あり（4月）」と書いてありました。

なので、特に気にしていなかったのですが、実際に入職の際の契約書を見たら、昇給額が0~3000円でした。

 

昇給が0円の場合もあるということは、昇給しないのと同じですよね。

ここに引っかかりを感じました。

昇給額が3000円だったら、特に問題ないと思います。

理学療法士の昇給なんてそんなもんなので。

ただ、昇給額が1000円以下の場合はちょっと気を付けたほうがいいと思います。

 

将来性が見いだせなかったから

昇給額もそうですが、将来性があるかというのは非常に重要です。

• 10年後の年収はどうなるか？
• 10年後の役職はどうなるか？
• 10年後にはどんな仕事をしているか？

このように、10年後のビジョンを見据えられるかが問題です。

 

先ほどの昇給額ですが、10年後でも年収は20万円くらいしか上がらない可能性があります。

※昇給0~3000円の期待値は1000円程度のため、1年で1.6万円しか増加しない計算になります。

 

また、人数も少なく役職も1人しかいないので、昇進も見込めませんでした。

結果的に、10年後にどんな仕事をしているか、ビジョンが見えませんでした。

こんな理由から、内定を辞退させていただきました。

 

つまり、相手には「ほかに面接を受けていた病院から内定の連絡を頂いたので、そちらに行こうと思います」と伝えたのですが、実際の理由は「昇給額が予想より少なく、将来性が見いだせなかったから」という事になります。

 

より良い職場を探すために必要な事

内定辞退することは悪いことではありません。

一番悪いのは、良くない職場で我慢して働くことです。

 

だから自分に合わないと感じたら、速めに辞退するのもアリです。

ただし、相手に迷惑が掛かるのは間違いないので、謙虚に謝罪してください。

 

そして、より良い職場を探すためには、やっぱり求人のプロの力を借りるべきだと思います。

PT･OT･ST WORKERやマイナビコメディカル に登録し、求人を紹介していただくことで自分に合った職場を探して頂けます。

 

実際に私はPT･OT･ST WORKERを利用し、家から5キロ圏内で年収500万円の病院を紹介していただけました。

自分ひとりで就職や転職を使用とせず、プロにお願いするときっと良い職場に巡り合えます。

登録や利用料金は0円なので、ぜひご活用ください。