理学療法士に限らず、看護師も介護福祉士も落ちないためのポイントがあります。
それは「落ちた時の大変さを知っておくこと」
模試の結果から、国試に受かる気がしない…と思っている方も、ただ漠然と「受かりたい」「落ちたくない」と思っている方も「落ちた時の状況」をリアルに想像するだけで「受からなきゃヤバイ」と思うはず。
絶対に合格したいのであれば、「落ちたらどうなるの?」という部分を知っておく必要があります。
それを知ることで危機感が生まれ、合格への活力となるんです。
国家試験に「受かる気がしない」なら落ちた時のことを知ろう!
理学療法士に限らず、国家試験に落ちた場合どうなるか?
当然、理学療法士になれません。
- 今まで勉強してきたこと
- 費やしてきた時間(3~4年)
- 費やしてきた費用
これらがパーになるんです。
勉強してきたことは記憶として残りますし、技術としても残ります。
でもそれをどう発揮していくんでしょうか?
現時点では、理学療法士として就職する以外に生かせる道はないです。
※ブログやセミナーなどで知識や技術を生かせるかもしれませんが、国試に落ちた人の事なんて誰が信用してくれるのでしょうか?
国家試験に落ちたら就職はどうなる?
国家試験に落ちた場合、内定を貰っている就職先はどうなるのでしょうか?
- クビになる
- 助手として働く
どちらかになると思います。
いろいろな人に話を聞いたところ、クビになってしまうところが多い。
クビにならなくてもリハ助手や介護助手としてアルバイトするケースもあるみたいですが、時給は最低賃金なのでおすすめはできません。
病院で働いても国試に受かるための知識は身につかないですし。
国家試験に落ちたら、次の国家試験は受けられる?
もしも国家試験に不合格でも、翌年の国家試験を再受験することは可能。
予備校や学校で受験願書を受け取り、提出することで受験票が手に入ります。
【参考:厚生労働省】
印紙代10,100円を支払えば、受験は可能。
受験可能期間は、学校卒業後5年間です。
国試に落ちたら、合格率はどうなる?
国家試験の合格率は平均すると80%前後です。
しかし、1度国試に失敗した場合、合格率はガクッと下がってしまうことはご存知ですか?
(試験回数/受験人数/合格人数/合格率)
- 第53回/1,115名/206名/18.5%
- 第52回/2,998名/2,069名/69.0%
- 第51回/1,953名/610名/31.2%
調べていけば一目瞭然で、第52回以外は50%以下!
これが現役の受験生が国家試験を落としてはいけない一番の理由です。
たった1回失敗するだけで、難易度がグンと上がるということは覚えておきましょう。
理学療法士や看護師が国家試験に受かるポイント
では、理学療法士の国家試験に合格するたった一つのポイントをお伝えします。
それは『危機感を持つ』ということ。
ここまでで、国家試験に落ちたらどんな未来が予想されるか?想像ついたと思います。
もしまだわからないのであれば、自分が国試に落ちた時を想像してみてください。
- 合格した友人
- 学校の先生への報告
- 内定した職場への報告
- 親への報告
- その状態で4月を迎えるということ
参考にこちらの記事を読んでもいいと思います。
どうでしょう、そんな未来、あなたは望んでいますか?
当然、臨みませんよね。
この試験に合格しなければいけない!
合格するにはそういう気持ちが絶対に必要です。
理学療法士の試験に次はない!受からなきゃヤバイ
先ほど申し上げた通り、1度受験に失敗すると合格率は極端に下がります。
できれば1発で合格しておきたいところ。
学校に通って、仲間と一生懸命勉強できる環境は非常に恵まれています。
その環境は今しかありません。
1度落ちてしまうと、仕事をしながら勉強しなければならないので、かなり大変だと思います。
腰をすえて勉強しても落ちてしまうのに、それよりも勉強する環境が整っていないのにどうやって合格するのか。
ちょっと考えればその大変さは分かると思います。
国家試験に次はない。
そういう気持ちでトライしていってください。
私の友人にも、国試に2回落ちて全く関係ない仕事をしている人がいます。
その人はもう受験しないと言っていますが、落ちたときは相当ショックを受けてましたね。
そもそも、60点取れれば合格する試験ですし、毎年80%ほどの人が合格してるんですから受からなきゃヤバイと思いませんか?
逆に言えば、80%受かるのであなたが落ちる可能性なんてほとんどないですよ。
まとめ:国家試験に受かる!強い気持ちを持つのが合格への鍵!
国家試験で合格するには十分な勉強と強い気持ちが必要!
必死にならなければ何事も達成されないのは当たり前だと思います。
必死になるためには、最悪の事態をリアルに想像できるか?が鍵となります。
落ちた時の自分や周りの人の反応を想像してみてください。
しかし、国家試験に合格することが目的ですがそこが最終地点ではありません。
国家試験に合格して、始めて理学療法士というスタートラインに立てるということをお忘れなく。
だから頑張って合格して、一緒に医療業界を盛り上げていける仲間が増えるのを楽しみにしています!