理学療法士の求人情報を見て、年収500万円とか600万円の求人を探すことってありますよね?
ネットで『理学療法士 年収 600万円』と検索すると、たくさんの求人情報が出ています。
【理学療法士 600万円 求人】で検索した結果
しかし、この情報をそのまま鵜呑みにするわけにはいきません。
年収600万円の求人は確かにあるのですが、その内容に注意していかないと後で後悔することになりかねません。
この記事では、年収600万円の求人を探す際のたった2つの注意点をお伝えします。
甘い言葉に騙されないように注意していきましょう!
理学療法士の給料で年収600万円の求人はあるの?
求人票を見ていると、年収600万円級の求人は結構あります。
年収484-620万円
昇給すれば600万円可能
このような求人を選んでいけば、年収600万円も夢ではなさそうですね。
でもやっぱりそうは簡単にいかないんですね。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、
- 理学療法士の平均年収は約433万円
- 月収は約30.09万円
- 年間賞与は約71.44万円
となっています。

さらにこの表をみると、一番高い50歳前後の平均ですら531万円です。
そう考えると、年収600万円以上の理学療法士なんて全体の10%程度しかいないんだと思います。
年収600万円の求人を選ぶときの2つの注意点
とはいえ、年収600万円の求人が掲載されているのも事実。
しかし、その求人を鵜呑みにしてはいけません。
この項目では、年収が高い求人を探すときの注意点を2つお伝えします。
これを知らないと、給料の高い求人を探していたのになぜか年収が前の職場より下がってしまう、という事態になりかねません。
給与の振れ幅を見る
先ほどの求人を見てみましょう。
こちらの求人は年収に換算すると年収484-620万円くらいになります。
しかし転職や就職をしていきなり620万円貰えるわけでなく、経験年数や役職によって年収が上がっていくのが一般的なので、この求人に応募した場合最初に貰える年収は484万円である可能性が高いです。
親切な求人は、年収モデルとして3年目:○○万円、10年目:○○万円と提示してある場合がありますが、そうでない場合は自分がどの程度の年収を貰えるのか確認したほうが無難です。
要約
- 経験年数や役職によって徐々に上がるケースが多い
- 初年度は下限の年収になる可能性が高い
- 年収モデル(3年目:○○万円、10年目:○○万円)が提示されていれば安心
大きな年収差がある求人は要注意
さらに求人を探していくと、年収の振れ幅がかなり大きい求人を見つけることがあります。
こちらの求人の年収は360-600万円ですので、240万円も差が開いていますね。
こういった求人を見て「自分も600万円稼げる!」と思うかもしれませんが、避けた方が無難です。
大体こういう求人は管理職にならないと600万円は貰えませんし、入職した時は最低賃金の360万円かもしれないのでそうなると前の職場より年収が低くなってしまう恐れがあります。
また、訪問リハビリなので訪問件数が安定せず、訪問回数が減った月は収入が下がってしまうリスクがあるのでどれくらい利用者がいるかもチェックしないといけません。
ちなみに、この求人で年収600万円を目指すには月120件(1日6件)訪問する必要があります。
要約
- 年収は低い方が適応されやすい
- 訪問リハは件数による変動がある
- 昇給・昇進前提での給与提示もある
この求人も同じですね。
月給50万円貰える可能性も確かにありますが、恐らく最初は25万円です。
すると年収は300万円になってしまうので超要注意!
実際に私が見学しに行ったデイサービスは年収450〜550万と書いてありましたが
- 入職時は420万円
- 半年後に450万円
- 主任になれば500万円
- 課長になれば550万円
という求人だったので、お断りしました。
こういう求人に騙されないようにしたいですね。
理学療法士が年収600万円の求人を探す方法
年収600万円を謳ってる求人は多くありますが、実際にすぐ600万円もらえる職場は限られていると思ってください。
もしも年収300-600万円という求人に応募して、実際に年収が300万円だったら泣くに泣けませんし、求人票も嘘はついていないので訴えることもできません。
だから転職する際は必ず、自分の年収は幾らになるかを確認すべきです。
入職した年の年収がいくらになるのか、必ず確認してください。
自分で年収を確認せず転職サイトに聞いてもらおう!
自分ではなかなか年収のことを聞けない人も多いですよね。
そういう方は、転職サイトに登録して転職アドバイザーにお願いするといいと思います。
転職エージェントを活用するメリットは、ズバリ『給与面を自分の代わりに聞いてくれる』ということ。
- 給与面を自分の代わりに確認してくれる
- 希望条件(給与・休日・福利厚生)を企業に伝えてもらえる
- 商売上、エージェントも企業も正確な情報提供が前提なので安心
というメリットがあります。
きっとこのように正しい年収の情報を伝えてくれますよ!
実際に使用したおすすめの転職サイト
まとめ
年収600万円の求人は意外と多く出ていますが、実際にすぐ年収600万円になる職場は意外と少ないと思います。
自分が働くとどれくらい給料が貰えるのかをしっかりと職場に確認することをおすすめします。
もし自分から聞きにくかったら、転職アドバイザーの力を借りるとすごくスムーズに話が進むのでおすすめです。
実際に私も転職サイトを利用し、年収が350万円→530万円と、30代ですでに500万円を突破しました。
さすがに600万円には到達していませんが、給料を上げるためには最適な方法だと思っています。
だからこそ私は転職エージェントをお勧めしています。
どの転職サイトを使うべきか迷っている方は、以下の記事がおすすめです。
実際に使ってみた2つのサイトのメリットや特徴を詳しく解説しています。




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