【給与は経験を考慮】中途採用で前職での経験はどのくらい考慮される?

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転職サイトや求人票を見ていると、よく目にする「前職での経験を考慮します」というフレーズ。

これを読んだときに「じゃあ今の給料より絶対に上がるんだ!」と期待してしまう人も多いと思います。

 

でも実際のところ、医療業界(特に理学療法士・作業療法士)の中途採用では、「経験の考慮=前職の給与そのまま」ではありません。

むしろ「経験に応じてスタート位置が変わる」というイメージに近いんです。

 

この記事では、中途採用の給与事情について、深掘りしていきます。

 

理学療法士・作業療法士の中途採用の場合には前職での経験はどのくらい考慮されるの?

まず大前提として、医療・介護系の求人では「即戦力」が期待される傾向が強いです。

新卒とは違い、中途採用で入ってくる人には「現場を理解している」「教育コストが少ない」「すぐに患者さんを担当できる」ことが求められます。

 

そのため、経験はもちろん給与に反映されますが、その“反映度合い”は転職先によって変わります。

例えばこんなケース

  • 急性期病院で5年経験 → 同じく急性期病院へ転職 → 経験がドンピシャで評価されやすい
  •  デイサービスで5年経験 → 急性期病院へ転職 → 「経験はあるけど領域が違う」と見られる可能性大
  •  回復期病院で10年経験 → 同じ分野へ転職 → 年数に応じて基本給+数千円〜数万円上がることも

 

つまり「年数=そのまま給与アップ」とは限らず、「どんな経験を積んできたか」が大きく影響するというわけです。

 

求人票に記載されている「前職での経験を考慮します」

求人票でよく見かける「前職での経験を考慮します」というフレーズ。

実際はどんな意味を持っているのでしょうか?

 

正直に言うと、これは「こちらの給与テーブルの範囲内で調整しますよ」という意味合いが強いです。

医療法人や大きな病院では給与(年数ごとの基本給)が決まっていることが多く、その範囲を超えて支給するのは難しいのが現実。

なので「経験を考慮します」と書かれていても

  • 前職より大幅アップ → かなりレア
  • 前職とほぼ同等 → よくある
  • 前職より少し下がる → 意外とある

こういうパターンが一般的です。

 

ここで大切なのは「求人票の言葉をそのまま鵜呑みにしない」こと。

面接や条件提示のときに「具体的にどのように経験が反映されるのか?」を確認することが安心につながります。

 

医療従事者の実績とは経験年数を意味する

医療系の求人で「実績」と書かれている場合、多くは「経験年数」のことを指します。

ただし、ただ年数が長ければ良いという話ではありません。

 

給与にプラスになる“実績”の例を挙げると

  • 特定分野(脳血管・整形・小児など)の症例経験
  • チームリーダーや主任の経験
  • 学会発表や研究実績
  • 認定資格や専門資格の取得

こういったものは「ただの年数」以上に評価されやすいポイントです。

 

逆に「同じ施設で漫然と年数だけ積んだ」場合は、転職市場での評価は思ったより伸びません。

なので、今の職場でキャリアを積んでいる人は「どういう経験を得ているのか」を振り返り、アピールできる材料を整理しておくといいですね。

 

前職の給与を考慮される

意外と知られていないのが「前職の給与明細を提出してください」と言われるケース。

これは「どのくらいもらっていた人なのか」を確認するためで、その金額を参考にスタート給与を決める病院や施設もあります。

 

ただし注意点として

  • 病院ごとに設定された給与を超えて支給されることは基本的にない
  • 前職が高水準だった場合 → 転職後に下がるリスクあり
  • 前職が低水準だった場合 → 転職後に上がるチャンスあり

というのが実態です。

 

特に介護施設や小規模病院から大病院に移る場合は、給与がアップする可能性が高いです。

逆に、大病院から地域の小規模施設に移ると、収入がガクッと下がることも。

つまり「前職の給与がそのまま反映される」わけではなく、あくまで「参考程度」と考えておいた方が良いでしょう。

 

交渉が重要

ここが一番大事なポイント。

日本では「お金の話はしにくい」という文化が根強いですが、転職時の給与は交渉で変わることがあります。

例えば、面接や内定後の条件提示のときに

  • 「前職では〇〇円いただいていたので、それを下回らない水準を希望します」
  • 「リーダー経験や回復期での症例経験がありますので、それに見合った給与をお願いしたいです」

こういう形で伝えると、相手も「なるほど、それなら」と考慮してくれることがあります。

 

逆に、何も言わずに提示された条件をそのまま受け入れると、下がったままスタートしてしまうことも…。

そうならないためにも、転職時は転職サイトを活用することをおすすめします。

転職サイトのアドバイザーにお願いすれば、聞きにくい給与のことも自分の代わりに聞いてくれます。

実際に、私もレバウェルリハビリのアドバイザーにお願いし、給与交渉をし、年収で36万円アップを勝ち取った経験があります。

 

後から昇給で追いつこうと思っても、医療業界の昇給幅は年数千円〜1万円程度が一般的なので、最初の金額がかなり重要になってきます。

ぜひ給与交渉はしたほうがいいと思います。

 

まとめ

理学療法士・作業療法士の中途採用において「経験を考慮します」という求人票の一文は、必ずしも「今の給与を保証します」ではありません。

  1. 経験年数やスキルは見られる
  2. 前職の給与はあくまで参考程度
  3. 給与テーブルの範囲内で決まることが多い
  4. 交渉次第でスタートラインは変わる

この4点を押さえておくと、転職後に「思ってたのと違う…」と後悔するリスクを減らせます。

 

一番のポイントは「遠慮せず交渉すること」

自分のキャリアや実績をちゃんとアピールすれば、スタートの給与が数万円変わる可能性だってあります。

転職は「自分をどう売り込むか」の勝負。

経験をどう伝えるか次第で、給与もキャリアの評価も変わってきますよ。

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