理学療法士や作業療法士として転職活動をしていると、必ず聞かれるのが「志望動機」ですよね。
履歴書でも面接でも、ほぼ100%聞かれる大事なポイント。
でも正直、「どう書けばいいの?」「他の人と同じような内容になっちゃいそう…」と悩む方も多いはず。
そこで今回は、採用担当者に「この人に来てほしい!」と思ってもらえる “受かる志望動機” の作り方をわかりやすく解説していきます。
受かる理学療法士・作業療法士の志望動機って?
受かる志望動機の特徴は、ズバリ 「応募先の特徴と自分の経験がつながっていること」。
たとえば…
- 急性期 → 「幅広い症例に関わり、臨床スキルをもっと伸ばしたい」
- 回復期 → 「患者さんと長く関わって、在宅復帰までしっかりサポートしたい」
- 老健施設 → 「生活に直結するリハビリを通して、利用者さんの生活を支えたい」
こんなふうに「この施設だからこそ働きたい」と伝わる内容だと、採用側もグッと心を動かされます。
志望動機の基本的な流れ
書き方のコツは、シンプルに3ステップ。
- これまでやってきたこと(経験)
- 転職先を選んだ理由(惹かれた部分)
- 自分が貢献できること(強み)
この流れを守れば、スッキリ読みやすく、説得力のある志望動機になります。
① これまでの経験・そこで感じたこと
まずは、自分がどんな経験をしてきたかをサラッと紹介します。
「これまで回復期病院で脳血管疾患の患者さんを中心に担当してきました。その中で、退院後の生活にスムーズに戻れるよう支援することの大切さを実感しました。」
ただ「経験しました」で終わらせず、そこで何を感じたか・学んだかまで書くとグッと伝わりやすくなります。
② 転職先を選んだ理由・惹かれた部分
次は「なぜその職場を選んだのか」を伝えましょう。
「貴院が地域包括ケアに力を入れている点に強く惹かれました。患者さんが安心して在宅復帰できるよう、多職種で支える姿勢に共感し、ぜひ自分もその一員になりたいと思いました。」
ここでは応募先ならではの特徴を入れるのが大事。
「どこでも通じそうな志望動機」だと、熱意が伝わりにくいんです。
③ 自分が貢献できること・強み
最後に、自分がどんな形で役立てるかを伝えます。
「これまで脳血管疾患の患者さんを数多く担当してきた経験を活かし、退院後を見据えたリハビリを提供できることが強みです。また、多職種と連携してきた経験を活かして、チームの一員として貢献できると考えています。」
自分の強み × 施設の特徴 をしっかり結びつけて書くと、「この人に来てほしい!」と思ってもらいやすくなります。
志望動機を書くときの5つのポイント
ポイント① ポジティブな言葉でまとめる
「前職が大変だったから辞めた」なんて書き方はNG。
あくまで「新しいチャレンジをしたい」「成長のため」とポジティブにまとめましょう。
ポイント② 志望動機欄は8割は埋める
空欄が多いと「やる気ないのかな?」と思われます。
必ず8割以上は書いて、熱意をしっかりアピールしましょう。
ポイント③ 貢献できることをアピール
「学びたい」だけでは不十分。
必ず「自分はこういう形で貢献できます」と添えるのが大切です。
ポイント④ 転職先の情報はリサーチ必須
病院や施設のHPは必ずチェック!
理念や方針を志望動機に盛り込むと、「ちゃんと調べてるんだな」と好印象につながります。
ポイント⑤ 待遇の話はNG
「給料がいいから」「休みが多いから」は絶対避けましょう。
条件の良さは心の中にとどめておいて、志望動機ではキャリアや貢献意欲を前面に出してください。
まとめ
理学療法士・作業療法士の転職活動で、志望動機は合否を左右する超重要ポイント。
- 経験(やってきたこと)
- 転職先を選んだ理由(惹かれた部分)
- 貢献できること(強み)
この3つをセットで、ポジティブに具体的に伝えられれば「受かる志望動機」になります。
せっかくの転職活動、志望動機で損をしないようにしっかり準備していきましょう!