毎日頑張って働いているあなた。
でも「このまま今の職場で働き続けて本当にいいのか?」とモヤモヤしていませんか?
- 給料が上がらない
- 残業が多い、休みが少ない
- スキルアップできない
その悩みを我慢し続けて、同じ職場で働き続けるって、本当にいいことなんでしょうか。
転職は新しい可能性を掴むための挑戦です。
この記事では転職の基本から失敗しないコツ、効率的に進める方法まで徹底解説します。
行動するなら今です。
この記事をきっかけに、あなたのキャリアを大きく前に進めましょう!
理学療法士が転職を考える理由
理学療法士が転職を考える理由は、ほぼ決まっています。
- 給料や将来に対する不安
- 残業の多さや休日の少なさ
- キャリアアップを目指す気持ち
など転職を検討する理由は人それぞれですが、この3つが常に上位を占めています。
ここでは代表的な3つの理由を簡単に解説します。
1-1. 給料が上がらない・将来が不安
理学療法士の給与水準は、他の医療職と比べても決して高いとは言えません。
特に病院勤務の場合、経験を積んでも年収が400万円台に留まるケースも少なくありません。
結婚や子育て、住宅購入といったライフイベントを考えたときに、「この収入で将来を安心して迎えられるのか」という不安を抱くのは自然なこと。
お金に関する不安・不満はこちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧になってください。

1-2.残業・休日・通勤
- 残業の多さ
- 休日出勤
- 長時間通勤
これは多くの理学療法士が抱える悩みです。
仕事が嫌になる原因は、お金ややりがいだけではありません。
こうした体に負担のかかる働き方は、長期間働き続けることを難しくしてし、精神的な負担を招いてしまいます。
残業・休日・通勤時間の不満を感じる理学療法士に向けて、記事をまとめたのでこちらもぜひご一読ください。



1-3. スキルアップやキャリア形成のため
今の職場が「物足りない」と感じる理由はたくさんあると思います。
- 担当できる症例が少ない
- 幅広い経験が積めない
- 研修や勉強会が少ない
- 努力を続けても評価されない
こうした要素が重なることで、日々の仕事に「物足りなさ」を感じてしまいます。
「スキルアップとキャリア形成」を目指す理学療法士は多く、転職活動はその第一歩となります。
スキルアップを求める方に向けた詳しい記事も書きました、ぜひ読んでみてください。



理学療法士の転職活動の基本を理解しよう
転職市場の現状
理学療法士の数は年々増加しています。
国家試験の合格者数は毎年 9,000〜10,000人前後で推移しており、累積では令和7年度に236,000人を超えました。
だから理学療法士市場は飽和状態になりつつある、というのが現状です。
つまり、職場は『理学療法士を選り好みできる』ということになり、職場の特性にマッチした理学療法士の需要は伸びてきています。
また、最近では訪問リハビリ・通所リハビリといった在宅系の領域での求人増加が目立っています。
一方、急性期病院や大学病院、総合病院などは人気が高く、応募が集中しやすくなっています。
業務内容や求められる専門性も異なり、求人の質にもバラつきがあるうえに、人気のある求人は倍率が高い状態が続いています。
結果的に理学療法士全体では飽和状態ですが、領域・施設によっては人手が足りていないところもあります。
特に 介護・福祉領域や在宅支援分野では慢性的なニーズがあり、求人も多い傾向にあります。
現状としては、求人はたくさんあるけど自分が求めている求人(人気のある求人)は見つかりにくい可能性が高い、と言えます。
転職活動の流れをざっくり把握
転職活動の流れは
- 自分の強みを考える
自分がどんな職場にマッチするのか考える - 自分の希望に合った職場を探す
給与・勤務時間・勤務地・キャリアプランなどを明確にする
- 地域(通える範囲)で絞る
通勤時間は30分以内がベスト - 自分の強みにマッチした職場を探す
ハローワークや転職サイトを活用
- その他条件(給与や休暇)を照らし合わせる
優先順位を決めておく - 面接日程を相談する
転職理由や強みを整理し前向きに伝えることが成功の鍵 - 職場にマッチした職務経歴書を書く
- 面接の実施
- 合否判定
という流れになります。
期間は最短で8週間(2ヶ月)くらいで面接ですが、余裕を持って半年くらいを考えておけば良いと思います。
今の職場にバレずに動くコツ
転職活動で気になるのが、転職活動が今の職場に知られてしまわないかという不安です。
職場に知られてしまうと引き留めにあったり、最悪の場合は嫌がらせに遭ったりする可能性もあるのでなるべく知られたくないものです。
基本的に求人検索は職場で行わないことと、誰にも言わないこと、見学や面接は有給を使って行動することが望ましいです。
そして最も気をつけなければならないのが、いつも通り仕事をするということ。
辞めるつもりになっていると、普段の仕事が疎かになったり、ミスが増えたりします。
普段通りの生活を心がけてください。
- 求人検索は職場で行わない
- 誰にも言わない
- 見学や面接は有給を使って行動する
- いつも通り仕事をする
この4つを守っておけばバレることはそうそうありません。
ハローワークと転職サイトの違い
転職を考えたとき、求人を探す方法は大きく分けてハローワークと転職サイトの2つがあります。
それぞれの特徴を理解しておくことで、自分に合った転職活動の進め方が見えてきます。
ここではハローワークと転職サイトの違いを解説します。
ハローワーク求人のメリット・デメリット
ハローワークのメリット
- 利用無料で安心
- 全国の求人を網羅
- 地元密着の募集が多い
- 小規模施設の求人も見つかる
ハローワークのデメリット
- 実際の職場環境がわかりにくい
- 人間関係や雰囲気は不透明
- 医療職に特化していない
- 情報の質や深さが物足りない
転職サイトのメリット・デメリット
転職サイトのメリット
- 医療・介護業界に特化している
- 専任アドバイザーがつき安心して相談できる
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 履歴書の添削や面接対策をサポートしてくれる
- 口コミや内部事情など質の高い情報が得られる
転職サイトのデメリット
- 紹介数が多く迷うことがある
- アドバイザーとの相性に左右されやすい
- 希望条件を伝えないとミスマッチが起きやすい
ハローワークと転職サイトどちらを選ぶべきか?
結論から言えば両方をうまく活用するのが理想。
実際に私もそうしていました。
どちらにもメリットとデメリットがあるなら、両方活用したほうが無難なのは当然です。
大切なのは、自分の目的に合ったサービスを選び、複数の方法を組み合わせて使うこと。
そうすることで求人の選択肢が広がり、自分に合った職場に出会える可能性が高まります。
ただ、休みや時間がない人は転職サイトを活用するのがおすすめです。
ハローワークは直接出向かなければならないし、めちゃくちゃ混んでるのでかなり時間がかかります。
一方、転職サイトはパソコンやスマホがあればいつでも、どこでも求人情報が見れますから。
効率的に転職活動を進める方法
効率よく転職を進めるために意識したいポイントを3つ紹介します。
事前準備とスケジュール管理
まず転職活動をする前に、事前準備が必要です。
事前準備とは自分がなぜ転職をしたいのか、転職で何を優先させたいかをまとめておくことです。
これ、意外とできていない人が多いんですよね。
この事前準備ができていないと明確な転職の目標も立てられないので、希望の求人が探せない上に転職に失敗しやすいです。
- なぜ転職したいのか
- 自分が何を優先したいのか
お金、休み、キャリアなど - いつまでに転職したいのか
この3つは最低限でも整えておくべきです。
そしてスケジュール管理もとても大切。
- 転職活動の期間
- 退職時期
- 入職タイミング
これらを計画しておくと、転職活動もスムーズに進みます。
有休消化や引き継ぎ、給与や賞与のタイミングなども考慮して決めてください。
希望条件を明確にする
転職活動をスムーズに進めるために自分の希望条件を明確にしておいてください。
- 給与
- 勤務地
- 勤務時間
- 働き方
譲れない条件を整理しておくことで自分に必要な求人が絞れ、見つけやすくなります。
妥協できるポイントと譲れないポイントを区別しておくことも必要です。
こんな感じで譲れないポイントを書き出しておくといいですね
条件を整理して絶対に譲れないポイントを視覚化することで、妥協せず転職活動に臨めます。
結果的に失敗するリスクが減るので、効率的な転職活動をすることができます。
情報収集を効率化する
転職活動では情報収集が一番大変なので、その効率化が最も大切。
自分で全ての情報収集をするのはいくら時間があっても足りないので、転職サイトに登録して情報収集を丸投げすることをお勧めします。
給与・勤務地・働き方など譲れないポイントを整理して転職アドバイザーに伝えることで、必要な情報をすぐに調べてくれます。
求人情報を眺めているとすぐに1時間や2時間経ってしまいますので、時間の無駄をなくすために転職サイトを活用するのは非常に効率的です。
- 事前準備とスケジュール管理
- 希望条件を明確にする
- 情報収集を効率化する
これをするだけで転職活動をグッと効率的に進めることができます。
理学療法士が転職を成功させるコツ
転職を成功させるには、計画的に準備を進めることが重要です。
手順としては
- 自分の希望条件を明確に整理する
- 転職サイトに登録して情報収集する(超重要!)
- 専門アドバイザーに相談する
- 面接や職場見学で確認する
このような流れをたどります。
自分の希望条件を明確にする
転職を成功させるためには自分の希望条件をはっきりさせることが重要です。
- 給与
平均年収は420万円程度 - 勤務地
通勤時間は30分以内がベスト - 勤務時間
拘束時間も考えて検討 - 働き方
残業の有無や業務内容など
譲れない条件を整理しておくことで自分に必要な求人が絞れ、見つけやすくなります。
目標が明確でなければ転職先を選ぶことはできません。
ここは妥協しないで、時間をかけてもいいのでじっくりと考えてください。
転職サイトに登録し情報収集を始める
希望する働き方が明確になったら、転職サイトに登録して情報収集を始めます。
転職サイトに登録する理由は簡単で、『自分一人では情報収集が不可能だから』です。
【転職に必要なこと】
- 自分の強みを考える
- 自分の希望に合った職場を探す
- 地域(通える範囲)で絞る
- 自分の強みにマッチした職場を探す
- その他条件(給与や休暇)を照らし合わせる
- 面接日程を相談する
- 職場にマッチした職務経歴書を書く
これを個人でやるのはなかなか難しい上に、情報を網羅しきれません。
非公開求人や最新の募集情報を手に入れるのも難しいです。
でも一番難しいのは『求人票から本当の職場の姿を見抜くこと』なんですよね。
だから転職サイトに登録して転職アドバイザーがあなたから情報を聞き取り、膨大な量の情報の中からあなたにマッチした職場を探し出す。
これをやってもらえるので、絶対に登録して転職アドバイザーの力を借りたほうがいいです。
求人票だけでは分からない職場の雰囲気や成長環境についても情報を得られるので、転職成功の確率を高めるための基盤となります。
実際に私が使っておすすめしている転職サイトが
ぜひご活用ください。
アドバイザーに相談して職場を絞り込む
転職サイトに登録すると、専属のアドバイザーが担当としてつきます。
ここで自分の希望条件がブレていると、求人を探せないのでしっかりと希望条件は練っておいたほうがいいです。
聞かれる項目は
- 基礎情報
氏名・年齢・経験年数など - 転職理由
なぜ今の職場を辞めたいのか(給与、人間関係、成長できない、働き方など) - 希望条件
勤務地・勤務形態・給与水準・福利厚生・勤務時間など - キャリアプラン
今後どんな分野で働きたいか(回復期、在宅、スポーツ、研究など) - 転職時期
すぐに動けるのか、数か月後を想定しているのか
の5つです。
電話はだいたい15〜20分くらいかかるので時間を空けておいてください。
もちろん、LINEやメールでの対応も可能なので、相談してみてください。
実際にLINEでやり取りもしました
専門のアドバイザーに相談することのメリットは本当にたくさんあります。
アドバイザーは病院や施設の内部情報、教育制度の充実度、キャリアパスの可能性などを詳しく知っており、自分に合った職場を効率的に絞り込む手助けをしてくれます。
聞きたいことがあれば、代わりに聞いてくれるので面接などで直接聞きずらいことも聞けるので非常にありがたいです。
これは『通勤で高速を使用したいのですが、高速代は出ませんか?』とアドバイザー経由で聞いた結果のLINEです。
こういった聞きにくいこともズバッと聞けるのがいいですね。
また、履歴書や面接のアドバイスも受けられるため、応募準備がスムーズになり心強いサポートを受けられるのも魅力です。
これらの理由から、転職サイトに登録して転職アドバイザーの力を借りたほうが絶対にいいです。
面接・見学で「成長できる環境か」を確認する
求人情報やアドバイザーの助言だけで判断せず、面接や職場見学で実際に確認することが大切です。
- 給与や賞与
- 福利厚生
- 各種手当
- 職場の雰囲気
などを自分の目で確かめましょう。
聞きにくいこともあると思いますが、それで落とされたらそんな職場で働くべきではないです。
質問を通して、キャリアパスや評価制度の透明性もチェックできる上に、その職場がホワイトかブラックかもわかります。
妥協せずしっかり確認することが転職のポイントです。
理学療法士におすすめの転職サイト活用法
転職を成功させるには転職サイトの活用がお勧めです。
実際に私も転職サイトを使って転職をして今の職場に辿り着いています。
実際にどうやって使ったらいいかをわかりやすく解説します。
転職サイトを使うときの注意点
転職サイトを使う際に大切なのは、できるだけ正確な情報を与える。ということ。
なんとなく登録する方や、情報収集のために登録する方も多いと思います。
それは別に良いのですが、登録したからにはキチンと相手に正しい情報を与えてあげてください。
- 基礎情報
氏名・年齢・経験年数など - 転職理由
なぜ今の職場を辞めたいのか(給与、人間関係、成長できない、働き方など) - 希望条件
勤務地・勤務形態・給与水準・福利厚生・勤務時間など - キャリアプラン
今後どんな分野で働きたいか(回復期、在宅、スポーツ、研究など) - 転職時期
すぐに動けるのか、数か月後を想定しているのか
これらを正しく伝えなければ、正しい情報は得ることができません。
自分が正しい情報を得るためにも、相手には正しい情報を与えなければなりません。
『転職に悩んでいる段階』『まだ転職するかわからないが情報は欲しい』ということも、別に隠さずに堂々と伝えることが重要です。
また、転職サイトに登録するとすぐに電話がかかってくる場合があります。
これは、登録したら自動で電話を掛ける仕組みが向こうに備わっているから。
知らない番号からかかってきたからといって無視せず、ちゃんと電話に出てください。
そして、電話対応する時間がなければ『今日は電話対応ができないので○曜日の○時に改めて電話をください』とお伝えください。
担当アドバイザーを上手に利用するコツ
転職サイトに登録すると担当アドバイザーがつきます。
この転職アドバイザーはあなたの転職をサポートしてくれる大切なパートナーです。
あくまでも、転職をサポートしてくれるパートナーなので、友人ではありません。
そして向こうも仕事なので、こちらの要望を聞き入れるのも大切な仕事です。
『こんなこと聞いたら悪いかも』『向こうに時間を取らせてはいけない』などと考えがちですが、そんなことは全くありません。
積極的にコミュニケーションを取り、好き放題聞いてみてください。
それが転職サイトと転職アドバイザーをうまく活用するコツです。
登録後の流れ(求人紹介~内定まで)
転職サイトに登録してから内定まではだいたい2ヶ月から半年程度かかります。
おすすめの転職サイトは
流れとしては
- 転職サイトに登録
サイトの指示に従って情報入力するだけ - 転職アドバイザーによるヒヤリング
1〜7日以内 - 求人紹介
ヒヤリングから1〜7日以内 - 比較検討
見学日程も調整してくれます - 応募書類の作成
作成方法のアドバイスもらえます - 面接
面接のアドバイスをもらえます - 内定
転職アドバイザーから結果を言われます
という流れです。
ヒアリングが終わってしまえば、あとは転職アドバイザーが紹介してくれた求人情報を見て、比較検討するだけです。
実際にこんな感じで求人情報が届きます
気になる求人に応募したあとは、アドバイザーが病院や施設とのやり取りを代行してくれるため、働きながらでも効率的に活動できます。
面接の日程調整や条件交渉も任せられるので安心です。
無事に内定が出た後も、入職時期の調整やもしも聞いていた話と違った場合も対応してくれるのでとても頼りになります。
まとめ:転職を理解し、最初の一歩を踏み出そう
転職は理学療法士としてキャリアを広げる絶好のチャンスです。
今の職場にとどまっていては得られない経験や新しい知識に出会える可能性があります。
ただし、転職の正しい方法や成功するコツを知らない方が多いのも事実。
一人で転職活動をすると失敗するリスクが高いのは当然です。
だからこそ転職サイトを活用し、効率的に求人情報を探し失敗するリスクを減らすべきです。
転職アドバイザーを利用することで、失敗のリスクを減らしつつ自分では気づけなかった選択肢やキャリアの可能性が広がります。
今の時代、転職活動をするには転職アドバイザーの力は必須と言えます。
まずは情報収集から始めてみませんか?
登録してみるだけでも選択肢は大きく広がり、自分の市場価値を確かめる機会にもなります。