仕事内容にこだわる!理学療法士の転職先の選び方

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理学療法士の仕事はリハビリをすることです。

しかしリハビリも分野が分かれていて、役割も様々です。

『スポーツ分野』『小児分野』『行政分野』など医療分野以外での活躍も目覚ましいのは周知の通り。

 

理学療法士が転職するにあたり、医療分野だけで考えるのは非常にもったいないです。

自分が本当はどんな仕事がしたいのか?というのはもちろん、理学療法士としてどんな仕事があるのか?を知っておくことは非常に重要です。

 

そこで今回は、私が転職活動をするにあたって調べた理学療法士の仕事の詳細な内容をお伝えしていきます。

仕事内容にこだわれば、長く・楽しく勤めることができます。

ぜひご参照ください。

 

理学療法士の働く場所

急性期病院

スポーツでの怪我や、転倒による怪我、脳出血など受傷してすぐの患者を多く治療する病院です。

術後早期、受傷早期の患者をみたい場合はこの病院が適しています。

患者の退院サイクルは早めで、入院期間は3日〜1ヶ月程度。

退院後は転院するか、外来として通院するかとなります。

 

外来リハも併設している場合、術後早期から完全復帰まで見ることができるのでかなり面白い経験ができると思います。

私がいま働いている病院も、急性期で術後〜スポーツ復帰まで診ています。

 

回復期病院

急性期病院で治療をして、命の危険がなくなった患者が『社会復帰・自宅復帰』を目的に転院してくる病院です。

運動器は90日、脳血管は180日の入院期限が設けられているので、じっくりと患者に向き合うことができます。

その病院の特徴から、若い患者は脳血管疾患の患者がチラホラいる程度で、基本は高齢者が対象となります。

回復期のスタッフは疾患の知識の他に、行政の知識、保険の知識、住環境整備の知識などさまざまな知識が必要となるので、介護分野にも強くなります。

じっくりと、余裕を持ったリハビリをしたい方におすすめです。

 

維持期(療養)病院

終末期とも言います。

ほぼ寝たきりの高齢者や、寝たきりの防止と褥瘡予防にはかなり気を使ってを治療する病院で、維持期の目標は『廃用症候群の予防』がメインになります。

内部疾患や介護保険分野に興味がある人におすすめで、多くの病院は訪問リハや通所リハなども提供しています。

 

通所リハ

家で生活している要介護、要支援状態の利用者に対し自立した生活の援助をしていくためにリハビリを提供する施設です。

比較的動ける人も多く、集団体操やマシントレーニングなどを実施します。

かなりの数があるので、転職先としてはかなり有利に転職できるはずです。

 

訪問リハ

自宅で生活している要介護、要支援状態の利用者に対し自立した生活の援助をしていくために自宅に訪問してリハビリを提供します。

車やバイク、自転車などを使って1日4〜7件の利用者の家を訪問します。

在宅での実際の患者の生活を見れるのがメリットで、給料もかなり高額です。

また、求人もかなり多いので転職できないということは無いでしょう。

 

福祉分野の施設

老人保健施設やデイケアなど、最近は求人も多くなってきている分野です。

主に高齢者の運動機能の維持を目的にし、需要は大きくなってきています。

地域包括支援センターもこの分野であり、地域住民の保険・福祉・医療・介護予防など、さまざまな仕事があります。

 

保健分野の施設

保健所や保健センターでの仕事を請け負います。

主に『精神保健・難病対策・感染症対策』など地域保険の重要な役割を担っています。

理学療法士が働くにには狭き門ですが、仕事内容は併設されたデイサービスや、訪問リハになることが多いようです。

とはいえ、働く場所によっては公務員扱いになるので、待遇はかなり良いはず。

 

教育分野の施設

専門学校や大学など、学生や後輩の育成・教育に関わる分野です。

大学は教員免許が必要ですが、専門学校は不要です。

基本的には、国家試験に合格させることが最大の使命であり、臨床経験が5年あれば教員免許がなくても教員になれます。

 

とはいえ、教員になるには3回くらい面接や面談、試験を受けないといけないのでかなり大変だと思います。

 

スポーツ分野の施設

最も人気がありますが、難しいとされる分野です。

スポーツ選手の機能回復やコンディショニングを主にしますが、トッププロを請け負うとなると並大抵の知識や技術では難しいです。

しかし、地域のスポーツ振興センターなどでも求人はあるので、そういったところで活躍する理学療法士も増えてきています。

 

この分野を見るには、医師がスポーツ選手の治療を行なっているかを確認する必要があります。

プロチームの専属ドクターなどがいればスポーツ選手がやってくる可能性が高いです。

 

開発分野

車椅子や装具、栄養補助食品などを開発する施設です。

理学療法士としてのノウハウを活かして研究・開発しますが、仕事の多くは営業である、という噂もあります。

臨床介入をせず、知識を活かせるのはこの分野かもしれません。

ただし、就職先は少ないと思います。

 

建築分野

理学療法士の免許をもち、かつ住環境福祉コーディネーターの2級以上を持っている場合、建築業界や市役所などで働くことができます。

もちろん狭き門ですが、依頼のあった邸宅へ住環境整備の提案や説明・打ち合わせ、居宅ケアマネジャーへの住環境整備の提案、自宅や施設への介護用品の配達や回収などが仕事になります。

2級建築士も持ってるとなお良いかもしれませんね。

 

起業・独立分野

理学療法士のウデや経験を生かした起業がメインで、『カイロプラクティック・整体院・訪問リハ』が多くを占めます。

医療保険が使えない上に開業するにはかなりの準備が必要ですが、看護師と協力することで起業している理学療法士も増えてきています。

 

まとめ

以上が、私が調べた限りでの理学療法士の働く場所です。

臨床のみならず、いろいろな分野での仕事があることがわかると思います。

自分自身がどんな仕事をしたいのかを検討し、役立ててください。

働く場所や仕事内容にこだわれば、楽しく仕事を続けることができますよ。

 

 

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