子どもの歩き始めが遅いと運動神経も鈍いのか?発達と運動神経の関係




子どもが歩き始めるのは10~14か月の間です。

子供の発達:うちの子は早い?遅い?0から6歳までにできる事を知ろう!
子供が成長(発達)していく過程を月齢別にわかりやすくまとめました。自分の子供や患者の月例発達と照らし合わせてご活用ください。

もしも、歩き始める時期が遅かったら、その後の運動神経に影響するのか?というのは気になるところ。

 

ここでは、子どもの発達と運動神経に焦点を当てていきましょう。

 

【参考文献】

 

8か月の子どもを持つお母さんからの質問

女性1
お母さん

8ヶ月になる息子は、活発に寝返りなどはするものの、お座りは両手をつかないとできず、はいはいはまだできません。
成長が早いと将来運動神経が良い、遅いと運動が苦手など、関係はあるのでしょうか?

 

ーなぜそのような疑問を抱いたのですか?-

夫が「関係あるだろう。俺は9ヶ月で歩いた」と、自慢げに言うんです。

赤ちゃんの頃の発育の早さを自慢するのもなんだかなあという感じですが、私は運動が苦手だったので、息子は人並みに運動ができれば楽しみが色々広がっていいなあと思っています。

 

という質問です。

 

赤ちゃんの発達と運動神経に関係はありません!

運動の発達の早さと運動神経は無関係です。

実際にそのような文献や論文は発見できませんでしたし、人間の発達や運動能力は個体差があることが示唆されています。

人の発育は、連続性や順序性はあるものの、常に 一定の速度で進行していくものではありません。乳 幼児期(第一次発育急進期)や思春期(第二次発育 急進期)にあるように一生の中で、急速な発育が見 られる時期と季節による発育の変化のように、1年 間の中での変化が見られるものもあります
神奈川県|子どもの運動発達

 

むしろ、子供の発達は生活習慣によって大きく左右されるようです。

1日の睡眠時間が8時間以上である幼児は,そうでない幼児に比べ運動能力検査の結果が高得点である子どもが有意に多かった。睡眠時間の減少は日中の眠気や易疲労,成長の遅れ,食欲不振,注意・集中力の低下など様々な悪影響を身体に与える。これら様々な要因の悪影響から外遊びなど日中の活動量が低下するのではないかと考えられる。
【Cinii論文|幼児期の運動能力と運動習慣・生活習慣との関係:運動好きで元気な子どもを育むための予備的研究

 

だから発達が遅いからと言って、将来的に運動神経が悪くなたり、落ちこぼれたりすることはないと言えます。

むしろ、幼児期・小児期の生活習慣が重要なポイントとなるので、親御さんたちは子供をしっかりと寝かせ、栄養について考えてあげたほうが良いと思います。

 

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2歳・3歳の寝かしつけに効果的な方法を育児する作業療法士ママに聞いた!【医療従事者おすすめ】
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ハイハイの開始時期と運動神経との関連性

ハイハイは大体7・8か月くらいで開始します。

ハイハイをする子は、つかまり立ちや伝い歩きもできてしまうので、ついつい伝い歩きの練習をさせてしまいがちですがそれは間違いです。

 

ハイハイは、足・体幹・腕・首と、たくさんの筋肉を使います。

一方、つかまり立ちは足と手のみ。

しかも筋活動はハイハイよりつかまり立ちのほうが少ないんです。

 

つまり、ハイハイを一生懸命させないと、筋肉や関節の動きは出てこないので、ハイハイはなるべくさせてあげたほうが良いです。

ハイハイをさせることで、反射神経も良くなります。

転んだ時に、手をついて受け身を取れる子と、そのまま顔面から地面に突っ込む子の差はハイハイの時期が関係しているのではないか?と言われています。

ただし、化学的根拠が得られていないので参考までに。

 

ハイハイをさせると筋力や手の感覚が養われるので、デメリットは無いのでどんどんハイハイさせてあげてください。

 

こんなのもあるんですね!

ハイハイの重要性を伝えながらプレゼントすると喜ばれるかも!

赤ちゃんが早く歩くことでデメリットも!

ハイハイは筋肉を鍛えるために重要なので、あまりハイハイをせず歩くのが早かった!といって喜ぶのはちょっと間違っています。

歩くのが早すぎると、ハイハイの時期が短いということなので筋力が十分に育っていない状況であると言えます。

 

そうすると、転びやすくなってけがをしたり受け身を取れなかったり。

大人になってから変形性膝関節症のリスク(O脚になりやすい)といったことが考えられます。

十分な筋肉の発育を促すなら11か月を目途に歩けるといいと思います。

あまり早すぎてもいけないってことですね。

 

CMでも話題になった赤ちゃんの転倒時に頭を守ってくれるリュック。

可愛いです。
逆に遅すぎても大人になってからの身体機能の差は無いので、特に気にしなくてもいいですが、1歳半(18か月)を越えても歩かないのはおかしいので小児科に相談してください。

 

まとめ:歩きのタイミングは子どもによって様々だから心配なし

歩ける時期については9~12か月と言われていますが、そもそも目安なのでそこまで気にしなくていいと思います。

子どもにも性格がありますし、のんびり屋の子は発達ものんびりでしょう。

でも好奇心があれば、1歳を過ぎればズカズカ歩き出すので心配ありません。

 

そして、歩くのが遅いからといって将来の運動神経に影響はほとんどないので安心して頂いて大丈夫ですよ!